ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
乳酸菌Pediococcus pentosaceusによるホウレンソウの病害抑制効果と発芽率向上効果
要約 漬物から分離した乳酸菌Pediococcus pentosaceus(ペディオコッカス・ペントサセウス)KMC05株は、ホウレンソウ萎凋病及び立枯病に対する発病抑制効果を示し、土壌水分過剰条件でのホウレンソウ種子の発芽率...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
Tombusvirus属ウイルスによるトルコギキョウの新病害と血清学的診断法
キーワード トルコギキョウ、新病害、トンブスウイルス、TBSV、血清学的診断法 背景・ねらい 長野県および静岡県のトルコギキョウ産地において、ウイルス病害に特徴的なえそ性の萎縮症状が発生し問題となっている...
要約 土壌還元消毒により土壌のアンモニア態窒素が増加し、無機態窒素量は太陽熱消毒に比較し約3倍増加するが、可給態窒素量は処理により減少する。コマツナ等の栽培では、土壌還元消毒後は作付け前に土壌診断を...
要約 ホウレンソウ、ネギ、ニンジンの残留農薬を市販ELISAキットで分析した。イミダクロプリド、フェニトロチオン、クロルフェナピル、及びクロロタロニルの各キットは、実用上十分な測定感度と操作性を有するこ...
要約 土壌中のホウレンソウケナガコナダニに対する太陽熱、蒸気、熱水、土壌還元消毒の防除効果はいずれも高い。経済性や省力性、処理時期から、短時間蒸気消毒処理が実用的で、春と秋の増加前の処理や多発時の次...
露地ショウガにおける黄色蛍光灯を用いたアワノメイガの総合的防除
要約 露地ショウガにおいて、黄色蛍光灯を栽培初期から収穫期まで終夜点灯し、アワノメイガの被害の多くなる8月以降には、本種の卵寄生蜂類に影響の少ない選択性殺虫剤を併用することで、化学農薬の散布回数を大...
要約 福島、栃木県内の秋冬作露地栽培ホウレンソウのβ-カロテン含量は、有機栽培より慣行栽培で生産されたものの方が有意に高い。それには、土壌と肥料の種類の違いがそれぞれ関与している。 キーワード ホウレン...
要約 強酸性電解水は葉菜類の病原糸状菌4種類への菌糸伸張阻止効果は認められないが、ハクサイ、レタス等の軟腐病の菌密度が低下する。しかし、その効果は長くは続かず、十数時間後には消失する。 キーワード 葉...
要約 イムノアッセイ法による残留農薬簡易分析法は、従来の機器分析法に比べて操作は簡便で、短時間かつ低コスト化が図れるため、農作物の出荷前安全性チェックに適用できる。また、簡易な前処理法を併用すること...
太陽熱消毒や防虫ネット等を利用したスイカ後作ホウレンソウの有機栽培
要約 ハウス太陽熱消毒、防虫ネット、フェロモン剤等を利用し、油粕、魚粉を主体とした施肥によりスイカ後作ホウレンソウの有機栽培が可能である。 キーワード ホウレンソウ、太陽熱消毒、有機質肥料、防虫ネット...
要約 竹炭原姿を条状に埋設、かん水チューブを敷設後、マルチを張った圃場に、セル成型苗を順次定植するホウレンソウの不耕起連続栽培システムを開発した。このシステムにより、ホウレンソウは連作障害の発生もな...
要約 「環境こだわり農産物」の認証により、ホウレンソウに対する消費者の評価は高まる。また、店頭での情報伝達活動は、販売促進に有効であり、これにより「慣行農産 物」よりも高い価格での販売を期待できる。...
要約 ヒメクロユスリカは9月から翌年の5月まで発生し、幼虫がホウレンソウの芯葉と発芽時の胚軸を加害する。20℃の発育日数は卵から成虫までは20.7日、産卵前期間1.9日である。ダイアジノン粒剤(播種前土壌混和)...
要約 中山間地雨よけ夏どりホウレンソウ栽培において、立枯性病害に対して蒸気土壌消毒が高い効果を示し、近紫外線カットフィルムと防虫ネットの使用で害虫被害の発生を抑制でき、これら技術を組み合わせた体系防...
デルフィニウムに発生したPythium aphanidermatumによる苗立枯病(新称)
要約 定植直後のデルフィニウム幼苗に発生した立ち枯れ症状はPythium aphanidermatumによるものであり、病名をデルフィニウム苗立枯病と提案したい。 キーワード デルフィニウム、デルフィニウム苗立枯病、Pythiu...
要約 簡易ネットハウスは、高温期に難しいとされるアブラナ科野菜の無農薬栽培や減農薬栽培の生産安定化に有効である。冬季はネットハウスの上から外張りフィルムを被覆し、マルチを併用することで葉根菜類の生産...
漏水防止シート利用の熱水土壌消毒による夏どりホウレンソウの生産安定
要約 雨よけハウスの周囲に漏水防止シートを設置し、夏どりホウレンソウの1作目と2作目の間に、85℃の熱水を土壌表面からチューブを用いて1平方メートル当たり200リットル注入すると、地表下30cmまでのフザリウム...
要約 ホウレンソウべと病菌(Peronospora farinose f. sp. spinaciae)に新たなレースが発生し、日本各地への広がりが確認された。‘エーデルワイズ’、‘躍太郎’、‘勇太郎’、‘マジック’の4品種は、レース3、4、新レ...