要約 リンゴの公開ゲノム配列を用いて開発したSSRマーカーMdo.chr10.12とMdo.chr10.14は、カラムナー性の原因遺伝子Co と0cMの遺伝的距離で連鎖し、高精度な早期選抜マーカーとして利用できる。 キ...
果肉が桃色で加工から生食まで幅広く利用できるリンゴ新品種「ローズパール」
要約 リンゴ「ローズパール」は大果で果皮が黄色い中生品種で、肉質、果汁の量、甘味はともに中位である。果肉が桃色に着色し、適度な酸味と甘味があり、加工品製造や調理、生食に利用できる。 キーワード リンゴ...
果肉が赤く食味の良い生食・加工用リンゴ新品種「ルビースイート」
要約 リンゴ「ルビースイート」は大果で果皮の赤い中生品種である。果肉が赤く、やや多汁で、甘味は中位で酸味が少なく、食味が良い。果肉や果汁の色を活かした特徴ある加工品の製造にも利用できる。 キーワード ...
ガンマ線照射花粉の交配により獲得したニホンナシ花粉側自家和合性突然変異体
要約 自家不和合性品種である「幸水」のガンマ線照射個体より採取された花粉を、無照射の「幸水」に受粉し、交雑実生415−1を獲得した。S 遺伝子型の解析及び交配試験の結果より、415-1はニホ...
要約 過去30~40年間の温暖化による発芽・開花期の前進および成熟期の温度上昇の結果、リンゴ収穫期の果実品質は酸含量が減るなど長期的な変化が起きている。この変化は暦日、満開後日数、果皮色、デンプン含量の...
要約 チューリップの香気成分はモノテルペン、セスキテルペン、脂肪族化合物、および鎮静効果があるとされる3,5-ジメトキシトルエンを含む芳香族化合物である。主要香気成分の割合と生花の官能評価から、チューリ...
要約 「おすそわけ袋」はリンゴをおすそわけする際に利用する小分け袋で、商品の解説や生産者の連絡先を記載している。「おすそわけ袋」に対する消費者の評価は高く、おすそわけ先の消費者に商品情報を伝え購買意...
NMRメタボロミクスによるジャガイモ疫病抵抗性品種・系統の識別マーカーの同定
要約 圃場で栽培した疫病発症前のバレイショ健全葉抽出物の1H-NMRスペクトルは、疫病抵抗性の程度に応じて異なる代謝物プロファイルを示す。この違いを反映するマーカー代謝物の一つはL-リンゴ酸であ...
大規模リンゴ作経営成立のための省力生産・販売一体型ビジネスモデル
要約 大規模リンゴ作経営の生産性・収益性の向上には、常雇の導入による樹園地の適正管理に加え、省力技術体系の導入が必須である。また、外観品質の低下を補う価値を、顧客へ適切に価値伝達しうる直接販売・契約...
要約 贈答用リンゴの受け取りをきっかけに、自らも同じ生産者のリンゴを購入し、贈答利用する消費者がいる。また、消費者の多くが「おすそわけ」の習慣を持つ。こうした消費者間で行われるリンゴの授受が農家直販...
要約 開発した摘果ハサミは、リンゴの全摘果に適した3枚刃構造であり、一度の切断動作で多くの果梗を切断できる。慣行ハサミによる摘果より開閉回数が30%少なく、長時間のハサミの開閉による手の負担を軽減でき、...
要約 ニホンナシ「豊水」の葉緑体ゲノムの全塩基配列は、159,920塩基対から構成され、合計113の遺伝子をコードしている。リンゴやモモの葉緑体ゲノムと比較し、ニホンナシ特有の多型領域が存在する。 キーワード ...
要約 リンゴ台木「JM7」とリンゴ属野生種のミツバカイドウ「サナシ63」の連鎖地図はほぼ全ゲノムをカバーし、多数のSSRマーカーを含む。このためリンゴ台木重要形質解析の基盤として用いることができる。 キーワ...
リンゴの酸含量の遺伝は主働遺伝子と微働遺伝子の混合モデルにより説明できる
要約 リンゴ果実の酸含量の遺伝には、主働遺伝子(効果の大きい一つの遺伝子)と、微働遺伝子(効果の小さい遺伝子)の両方が関与している。微働遺伝子の作用の大きさは、主働遺伝子の作用を除いた残りの変動の4割に...
要約 サツマイモ体内には、窒素固定活性を持つBradyrhizobium属、Pseudomonas属、Paenibacillus属エンドファイトが生息する。サツマイモから分離したBradyrhizobium属細菌の...
ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の効率的な分生胞子形成法
要約 ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の分生胞子形成には希釈したオートミール寒天培地(希釈OMA培地)が適しており、菌糸の細かい断片を希釈OMA培地上に塗布して培養することで、安定的...
ナシマルカイガラムシ歩行幼虫の発生量はフェロモントラップによる雄成虫誘殺数で推測できる
要約 ナシマルカイガラムシ歩行幼虫発生量は殺虫剤無散布条件下では指数関数的に増加する。年間の歩行幼虫発生量はフェロモントラップによる雄成虫誘殺数から推測できる。 キーワード ナシマルカイガラムシ、フェ...
新種の白紋羽病菌Rosellinia compactaの性状と死滅温度
要約 新種の白紋羽病菌Rosellinia compactaは、日本で従来知られていた白紋羽病菌R. necatrixと形態が類似し、R. necatrixと同様に35℃で死滅する。 キーワード 白紋羽病菌、新種、病...
要約 クリ樹では、原発事故発生時に存在していた2年枝とともに、新生器官であるイガ、葉で放射性セシウム濃度が高い傾向があり、ブルーベリーおよびリンゴと比べて新生器官での蓄積割合が高い。熟期の早晩による...
要約 ニホンナシから単離した8種類の新規レトロトランスポゾンは、約9kbpのコピア型の遺伝子配列を持ち、構造的に2種類に大別できる。蛍光 in situ ハイブリダイゼーション解析から、数十のコピーが染色体に散在...