「タカナリ」の脱粒性を改善した中生の多収性水稲新品種「オオナリ」
要約 「オオナリ」は多収性品種「タカナリ」の突然変異系統で、温暖地東部では熟期が"中生の早"に属する粳種である。原品種「タカナリ」に比べて脱粒性が改良されているため、収穫時の収量損失が少なく、粗玄米収...
飼料用・米粉用など多用途に利用できる多収水稲新品種「ミズホチカラ」
要約 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加...
飼料用、バイオ燃料用としての利用が期待できる水稲新品種候補「北海飼308号」
要約 「北海飼308号」は北海道での出穂期が“中生の早”に属する極多収系統である。全重収量および玄米収量が高く、稲発酵粗飼料、飼料米、バイオエタノール原料としての利用が期待できる。 キーワード...
アミロース含有率が適度に低い極良食味水稲新品種候補「上育453号」
要約 「上育453号」は出穂期が“中生の早”であり収量性が高く、アミロース含有率が適度に低いため食味が「ほしのゆめ」に明らかに優り「おぼろづき」並かやや優り良好である。 キーワード イネ、粳、アミロース含...
要約 水稲「信交糯147号」は、長野県で成熟期が「カグヤモチ」よりやや遅い早生の紫黒糯で、脱粒性が難、耐冷性が強い良質な系統である。特に高冷地では、あざやかな紫黒色になる。 キーワード 水稲、紫黒糯、信...
早生で耐冷性が強く良質良食味の水稲新品種候補系統「東北177号」の育成
要約 水稲「東北177号」は寒冷地中部では早生の晩に属し、耐冷性、食味が「こころまち」に優るいもち病抵抗性、良質良食味系統である。宮城県で奨励品種に採用される予定で、山間地における良質良食味米の安定生産...
北海道地域での栽培に適する巨大胚水稲新品種「ゆきのめぐみ(旧系統名 北海299号)」
要約 「北海299号」は、北海道での出穂期および成熟期は中生の早で、一般品種に比べて2倍弱胚芽が大きい北海道向きの巨大胚粳系統である。γ-アミノ酪酸(GABA)含量が高く、発芽玄米や胚芽精米としての利用...
極強稈・多収の極晩生飼料用水稲新品種「タチアオバ」(旧系統名「西海飼253号」)
要約 水稲「タチアオバ」は、耐倒伏性が極めて強く,地上部全重が極多収でホールクロップサイレージ用に適した極晩生種で,極長稈で主食用水稲品種との草姿による識別が容易である。 キーワード 飼料イネ、ホール...
要約 「まっしぐら」は、“中生の早”の粳種で、耐冷性が“やや強”、いもち病抵抗性が“強”、食味は「つがるロマン」並の“上中”である。「ゆめあかり」よりいもち病抵抗性が強く、「むつほまれ」より耐冷性が強く、食...
要約 水稲「越南176号」は寒冷地南部では中生の早に属する粳系統である。米飯は粘りがあって、「コシヒカリ」と同等の極良食味であり、特に、冷めたときには「コシヒカリ」に優る。直播栽培にも適する。福井県、...
要約 水稲「イクヒカリ」は寒冷地南部では中生の早に属する粳系統である。米飯は粘りがあって、「コシヒカリ」と同等の極良食味であり、特に、冷めたときには「コシヒカリ」に優る。直播栽培にも適する。福井県、...
要約 収量性、品質、食味、耐冷性に優れる「青系135号」を採用し、高冷地帯における県産米の高品質、良食味化を図る。 キーワード 高冷地帯、耐冷性、良食味 背景・ねらい 高冷地帯は冷害の危険頻度が高く耐冷性...
要約 水稲「青系135号」は、育成地では中生に属する粳種である。品質・食味が良好で、耐冷性が強いことから、群馬県で認定品種に採用された。 キーワード 水稲、青系135号、品質、食味、耐冷性、認定品種 背景・...
要約 水稲「青系147号」は、育成地では中生に属する粳種である。従来の主食用品種に比べ、千粒重が6割程度の極小粒で、炊飯米は外観と食感に特徴があり、調理飯や玄米食に利用できることから、青森県の認定品種に...
要約 水稲「岩手酒52号」は、早生の酒造好適米系統である。岩手県中北部で栽培可能な、早生で、収量、品質とも優れ醸造特性・酒質のよい酒用原料米として奨励品種に採用した。 背景・ねらい 岩手県中北部では、粳...
早生、大粒、多収の酒造好適米水稲新品種系統「岩手酒52号」の育成
要約 水稲「岩手酒52号」は、早生、大粒、多収の酒造好適米系統である。本系統の醸造特性及び酒質は「美山錦」と同等であり、酒用原料米として有望である。岩手県で奨励品種に採用した。 背景・ねらい 岩手県中北...
要約 「山形71号」は、極早生の粳種で、いもち病抵抗性、耐冷性及び耐倒伏性がやや強の、良質、良食味系統である。山形県の山間部での安定生産と食味の向上を図るため、2000年から「みちのくわせ」に代えて奨励品...
要約 早生、短稈、やや大粒、多収の水稲紫黒米粳系統「奥羽368号」を育成した。用途は、赤飯、黒粥、だんご、寿司等の着色米飯、着色酒のための醸造用原料、等が予定される。 背景・ねらい 紫黒米特性を有する品...
要約 極早生で耐冷性強く、良食味で安定多収の水稲「信交488号」を育成し、長野県で奨励品種に採用予定である。良食味の特性を生かし、高位良質安定生産を行うためには、作期・栽植密度とも標準植がよく、基肥量...
要約 水稲新品種「信交糯144号」は長野県で「コシヒカリ」よりやや晩い“中生の晩"の紫黒糯で脱粒性“難"の、良質な品種である。平成10年度から長野県の特産的品種として普及に移した。 背景・ねらい 本県では、特...