リナロールを高含有化した遺伝子導入オレンジはカンキツかいよう病菌の生育を抑制する
要約 カンキツかいよう病に罹病性の'ハムリン'オレンジにリナロール合成酵素遺伝子を導入した遺伝子組換え体の葉では、カキツかいよう病菌を接種しても生育が著しく抑制される。 キーワード 香気成分、抵抗性、遺...
β-クリプトキサンチンの血中濃度が高いと生活習慣病の発症リスクが低下する
要約 ウンシュウミカンに特に多く含まれるカロテノイドであるβ-クリプトキサンチンの血中濃度が高い人は、低い人に比べて2型糖尿病や脂質代謝異常症等の発症率が有意に低い。ウンシュウミカン摂取による生活...
β-クリプトキサンチンはマウスの非アルコール性脂肪肝炎の炎症を抑制する
要約 β-クリプトキサンチンはマウスに高コレステロール・高脂肪食で誘導される非アルコール性脂肪肝炎を改善する。遺伝子発現解析の結果などから、特に炎症を抑制する。 キーワード β-クリプトキサンチン、...
リナロールの抗菌活性とウンシュウミカンでのリナロールを合成する遺伝子の発現
要約 カンキツ類の果皮に含有されるリナロールは、カンキツかいよう病や緑かび病菌に対して抗菌活性を示す。ウンシュウミカンの果実や葉では、これらの菌の接種や傷害処理によって、リナロール合成酵素遺伝子の発...
要約 ウンシュウミカンから単離したゲルマクレンA合成酵素遺伝子は、既存のセスキテルペン合成酵素遺伝子に固有にみられるゲノム構造を持ち、その遺伝子産物は基質のファーネシルピロリン酸からゲルマクレンAと微...
早生、良食味で結実性の良いカンキツ新品種「津之望」(つののぞみ)
要約 カンキツ新品種「津之望」は「清見」に「アンコール」を交雑して育成した、年内に成熟する早生のミカンである。露地栽培が可能で、浮皮がなく、香りと食味に優れ、結実性が良く隔年結果性の低い品種である。...
ウンシュウミカン加工副産物からβ−クリプトキサンチンを簡便に製造する方法
要約 ウンシュウミカン加工副産物のパルプから溶媒分画のみで濃度15%のβ–クリプトキサンチン高濃度含有物と高純度の遊離型β−クリプトキサンチンを、果皮からは溶媒分画と簡易なクロマトグラフ分離により高純度遊...
外観健全な温州みかんの成熟果実はカンキツかいよう病の伝染源にならない
要約 カンキツかいよう病が発生した園地から収穫した温州みかん果実表面から病原細菌が分離されない。また、本細菌で汚染した果実をネーブルオレンジの樹上に設置しても発病しない。したがって、外観健全な温州...
機能性成分を高濃度含有する早生のミカン新品種「西南のひかり」
要約 カンキツ新品種候補「西南のひかり」は「(アンコール・興津早生)No.21」に「陽香」を交雑して育成した早生のミカンである。年内に成熟し、剥皮容易でじょうのう膜が薄く、少核性で食べやすいうえ、果肉は柔...
要約 ウンシュウミカンをよく食べ、血清中β-クリプトキサンチン濃度が高い人では2型糖尿病や動脈硬化の危険因子と考えられるインスリン抵抗性のリスクが低い。 キーワード ミカン、β-クリプトキサンチン、イン...
シトレンジ台木品種「C32」の利用による極早生ウンシュウの生産性向上効果
キーワード ウンシュウミカン、シトレンジ台木、収量、果実品質 背景・ねらい 極早生ウンシュウは、一般に樹勢が弱く収量が少ないため樹勢強化対策が必要である。極早生ウンシュウの栽培では、台木としてカンキツ...
高度精製マシン油乳剤によるハウスミカンのミカンハダニの効率的防除法
要約 中期加温型ハウス栽培の温州ミカンにおいて高度精製マシン油乳剤の200倍を加温開始約1カ月前に散布し、さらに200倍または400倍を幼果期に散布することで、ミカンハダニを効率的に防除できる。長崎県果樹試験...
要約 キンカン新品種「ぷちまる」は「ナガミキンカン」に「4倍体ニンポウキンカン」を交雑して育成した3倍体のキンカンである。極少核性で食べやすい。成熟期は1月で、果皮の甘味が強く食味良好である。 背景...
要約 ハウスミカン園におけるミカンハダニの発生は園の内縁部に植栽されている樹周辺から始まる。さらに、その後ハウス内部の分布は漸次拡大するが、特定の樹周辺での密度が高まる傾向にある。佐賀県果樹試験場・...
要約 カンキツに発生するワタアブラムシはナズナ等の雑草で越冬し、春季にカンキツを寄主選好する。夏季にカンキツに寄生せず、エノキグサ等の雑草に寄生する。本種はカンキツと雑草上の間を主に寄主転換しながら...
要約 カンキツ新品種「陽香」は,「清見」に「中野3号ポンカン」を交雑して育成したミカンである。糖度が比較的高く,ポンカンに似た芳香の強い食味良好な大果・無核品種である。適熟期が1~2月であることから...
要約 ウンシュウミカンの重要ウイルスである温州萎縮ウイルスの塩基配列を世界で初めて明らかにした。塩基配列の解析の結果,温州萎縮ウイルスのRNAポリメラーゼ遺伝子は他のウイルスと相同性が極めて低い特殊...
要約 カンキツ新品種「天香」は,「清見」に「アンコール」を交雑して育成したミカンである。アンコール香とオレンジ香を併せたような香があり,肉質が極めて柔軟・多汁で,食味良好な豊産性の無核品種である。12...
要約 カンキツ新品種「ミホコール」は、ウンシュウミカン「三保早生」に「アンコール」を交雑したミカンである。浮皮が無く、高芳香性を有する食味良好な無核品種で、適熟期は12月中下旬である。 背景・ねらい ウ...