サトウキビの新しい育種素材となるサトウキビとエリアンサスの属間雑種の作出
要約 サトウキビ普及品種とその近縁遺伝資源エリアンサスを交配して作出した属間雑種は...
要約 ・ニホンウナギの仔魚期間の長さが遺伝することを実験的に明らかにしました。
・このことは選抜育種により仔魚期間を短縮した品種作出が可能であることを示し...
遺伝子選抜による増体性の改良効果はコマーシャル地鶏でも発揮される
要約 秋田県の「比内地鶏」、岐阜県の「奥美濃古地鶏」、熊本県の「天草大王」、宮崎県の「みやざき地頭鶏」の生産の基になっている種鶏を、コレシストキニンA受容体遺伝子の特定の遺伝子型で選抜すると、コマー...
早生・多収でオオムギ縞萎縮病抵抗性の麦茶用大麦新品種「さちかぜ」
要約 六条皮麦「さちかぜ」は「すずかぜ」と比べて出穂期で8日、成熟期で5日程度早生で、整粒歩合が高く多収である。オオムギ縞萎縮ウイルスⅠ、Ⅱ、Ⅲ型に抵抗性を示す。麦茶加工適性は「すずかぜ」と同等で、焙煎...
要約 種子親と相同なゲノムを持つ体細胞胚を形成するカンキツの多胚性は胚の初期化に関わるCitRKD1遺伝子に制御される。この原因遺伝子の上流域に挿入されたトランスポゾンの有無に基づいて、単胚性と多胚性を容...
カンキツの種なしに関わる形質である雄性不稔性を選抜するDNAマーカー
要約 カンキツ果実の種なしに関わる形質である雄性不稔性を選抜できるDNAマーカーである。本マーカーにより、幼苗期に雄性不稔性実生を選抜することができ、種なしカンキツの育種を効率化できる。 キーワード カ...
要約 DNAマーカーs2430859は、8倍体である栽培イチゴの同祖染色体の中から四季成り性遺伝子座と連鎖したDNA断片を特異的に増幅する。約150bpの増幅DNA断片の有無で、アガロースゲル電気泳動により四季成り性個体...
要約 ドローンと画像解析法で得られる指標relative Green Red Vegetation Index (rGRVI)を利用し、牧草の草勢および罹病程度を評価する手法である。本手法は、牧草育種における優良個体の効率的・客観的選評価に...
要約 テンサイの光抽苔BLOND(Bolting by longer than natural daylength)系統「NK-420mm-O」と「NK-422mm-O」は,屋外では抽苔が発生しにくく、全日長条件下では無春化で開花できる。BLOND系統を利用することで採...
大麦の複数の機能性成分を増加させるADP-グルコーストランスポーター遺伝子
要約 大麦のADP-グルコーストランスポーターをコードするlys5遺伝子の変異遺伝子型は、β-グルカンに加えて難消化性デンプン、フルクタン、γ-アミノ酪酸、アラビノキシラン...
高リジン変異の導入による大麦穀粒のGABA及び遊離アミノ酸含量の増加
要約 大麦に高リジン変異を交配により導入すると、穀粒のGABA及び遊離アミノ酸含量が増加するため、高リジン変異導入麦は育種素材や食品素材として活用できる。 キーワード 大麦、高リジン変異、GABA、アミノ酸、...
Fusarium asiaticumにおけるデオキシニバレノール産生調節機構
要約 F.asiaticumにおいて、デオキシニバレノール(DON)産生時には代謝など様々な変化が見られるが、これらは植物側の抵抗を抑制して増殖をするために必要な応答である。TOR(target of rapamycin)の阻害...
要約 内生遺伝子のRNA-dependent RNA methylation(RdDM)によるtranscriptional silencing (TGS)誘導を介した形質改変は、これまでイネでは困難とされていたが十分に適用可能である。しかし、形質の安定性には課題...
要約 オスを殺す細菌が高頻度で感染しており、オスが極端に少ない状態にあったクサカゲロウは、5年間で遺伝的抵抗性を迅速に進化させることによって野外集団のオスの数が復活する。本成果は、性を操る細菌と宿主...
要約 コムギの種子茎頂組織にパーティクルガンを使ってCRISPR/Cas9遺伝子を導入すると、生殖系列細胞にゲノム編集が起こり、後代に遺伝する変異個体が得られる。この手法は、培養不要のため、幅広い作物品種に適...
ワラビー萎縮症及び南方さび病抵抗性飼料用トウモロコシ新品種「なつひむか」
要約 飼料用トウモロコシの新品種「なつひむか」は、九州の夏播き栽培の減収要因であるワラビー萎縮症と南方さび病に抵抗性の晩生品種で、耐倒伏性や折損抵抗性も強い。晩播適性も高く、九州の夏播き及び晩播栽培...
南方さび病抵抗性で晩播できる早生の飼料用トウモロコシ新品種「さとみどり」
要約 飼料用トウモロコシの新品種「さとみどり」は、九州での早晩性が"早生"で、南方さび病抵抗性が強く晩播栽培ができる。晩播栽培では晩生品種と同程度のTDN収量、春播き栽培では中生品種以上の収量で耐倒伏性...
要約 「ナツサカエ」は早生のスーダン型ソルガムで紫斑点病抵抗性である。暖地では4月下旬から5月中旬播種で「峰風」より年間乾物収量が高く、また、イタリアンライグラスの9月下旬播種前に2番草を収穫ができる。...
要約 GmERA1遺伝子の発現を抑制したダイズでは、乾燥ストレスに対する生理応答が促進され、干ばつ耐性が向上する。 キーワード ダイズ, 干ばつ耐性, ウイルスベクター 背景・ねらい 世界各地で頻発して...