要約 アグロバクテリウムの未熟胚への接種、および接種後の選抜条件を至適化することによりネリカ品種の形質転換法を開発した。得られた形質転換体の外来遺伝子の植物染色体への組み込み、発現、後代への伝達およ...
アミロース含有率が適度に低い極良食味水稲新品種候補「上育453号」
要約 「上育453号」は出穂期が“中生の早”であり収量性が高く、アミロース含有率が適度に低いため食味が「ほしのゆめ」に明らかに優り「おぼろづき」並かやや優り良好である。 キーワード イネ、粳、アミロース含...
要約 イネの一次枝梗数を制御するQTLの原因遺伝子OsPRB1は、穂形態形成に関与するAPO1と同一である。この遺伝子は、ササニシキ型に対して、ハバタキ型で一次枝梗数と一穂粒数を増加させ、これにより収量と収穫指...
要約 ブタの椎骨数に関与する量的形質遺伝子座(QTL)に位置する遺伝子が核内受容体Germ Cell Nuclear Factor (NR6A1)であることを明らかにした。NR6A1にはQTLタイプに対応するアミノ酸置換があり、コリプレッサ...
要約
要約
要約 収穫後の果実硬度の変化に回帰式をあてはめることで、軟化の程度が軟化速度として数値化されるため、品種による違いを客観的に評価できる。この軟化速度の遺伝率は高く、軟化しにくい個体を得るには、軟化...
要約 西アフリカ起源のササゲ遺伝資源からサヘル帯に導入可能な子実・飼料生産兼用品種を選定した。選定した品種は農民が栽培している品種より子実生産能力に優れ、密植によりさらにその生産量が高まる。 背景...
要約 水稲の在来種「シシクワズ」は、芒が長く、野生イノシシの防除技術の研究素材として利用できる 可能性が高い。 キーワード 野生イノシシ、シシクワズ、水稲、芒 背景・ねらい 本県の中山間地域ではイノシシ...
テンサイ黒根病抵抗性遺伝子座Acr1と連鎖するDNAマーカー
要約 テンサイの「NK-310mm-O」に由来する黒根病抵抗性は、単一優性の抵抗性遺伝子(Acr1)により支配され、この抵抗性遺伝子座に5cM以内で相引に連鎖するDNAマーカーを指標とした抵抗性の判別により、黒根病の抵...
要約 未知のスギ花粉アレルゲンを探索するために、スギ花粉でどのような遺伝子が働いているかを解析しました。スギ以外の植物で既に知られているアレルゲンと類似する遺伝子が多数見つかり、今後のスギ花粉アレル...
ブタ完全長cDNA配列10,147個の解読とそのデータベースの構築
要約 ブタの15種類の組織・細胞に由来する完全長cDNAライブラリーを用いて、約16万個のクローンからESTを取得した。さらに代表的なクローンを抽出し、5,600個以上の遺伝子に相当する10,147個の完全長cDNA配列の決...
水稲穂ばらみ期における障害型耐冷性極強系統「上系04501」「上系04502」
要約 穂ばらみ期耐冷性の強化を図るため、国内外の耐冷性品種の遺伝子集積を行ってきた結果、穂ばらみ期耐冷性が安定して高い水準の“極強”で、早晩性が“中生の早”の2系統を育成した。 キーワード イネ、穂ばらみ...
覆輪形質の数量化に基づいたトルコギキョウ品種の覆輪安定性の評価方法
要約 トルコギキョウの覆輪安定性は品種によって異なり、20℃一定条件で栽培した第1花の花弁を画像解析して得られる着色面積率の標準偏差によって評価できる。 キーワード トルコギキョウ、覆輪安定性、画像解...
背景・ねらい ノリ養殖の現場では、これまで多数の養殖ノリの系統が分離され利用されているが、必ずしも厳密に純系化された株ではない。養殖ノリの葉状体は養殖方法や養殖環境によっても影響を受けるため、一般に...
背景・ねらい 国際砂糖市場は2004年2月以降,上昇基調にあり,その最大の要因としてブラジルにおいてさとうきびから製造するエタノールへの配分比率が増加していることに注目が集まっている。ブラジルは世界最大...
背景・ねらい 京都府において養殖されたトリガイは「丹後とり貝」というブランド名を付て、大中小の銘柄別に出荷されている。近年の銘柄別出荷割合を見ると、単価の安い小・中型貝の割合が生産貝の2/3ほどを占め...
要約 野菜は機能性成分であるフラボノイドを多く含み、それらは紫外光領域に吸収を示す。この性質を利用して、紫外光領域に感度のある紫外線写真でタマネギの表面や断面を撮影すると、フラボノールが局在する部分...
要約 形質転換体の作出が困難なブドウの基幹品種「巨峰」のエンブリオジェニックカルスにGFP遺伝子を持つアグロバクテリウムを感染させ、GFP蛍光のある形質転換体が獲得できる。 キーワード 巨峰、アグロバクテリ...
シンテッポウユリ「さきがけ雷山」の切り下球根利用による12月出し栽培
要約 シンテッポウユリ「さきがけ雷山」の二年生切り下球根を、流水処理等の前処理後、摂氏8度2週間の低温処理を行い、9月上旬までに定植すると12月中に出荷できる。使用する球根重量は10g~20gが適当である。 キ...