要約 迅速PCR法により同定されるイタリアンライグラスサイレージ由来乳酸菌は、様々な至適生育温度等の表現型を示し、多様な発酵環境に対応する飼料添加剤への応用が期待される。本分離株の一部は、公的微生物保...
ヘアリーベッチのリビングマルチを用いた飼料用トウモロコシの無除草剤栽培
要約 飼料用トウモロコシの雑草は、ヘアリーベッチをリビングマルチとして用いることにより除草剤を用いることなく防除できる。この体系を導入すれば、東北北部においてもトウモロコシの連作が可能となる。 キー...
冬季放牧時のイタリアンライグラスの栄養価は播種時期により大きく変動する
要約 冬季放牧時のイタリアンライグラスは、播種が早いほど草量は多く、逆にTDNなどの栄養価は低くなる。この栄養価の変動は放牧牛の体重に影響を与える水準であることから、肥育や維持等の目的に応じて播種時期...
バヒアグラス草地へのイタリアンライグラスの簡易なオーバーシーディング法
要約 バヒアグラス草地を周年放牧利用するためには、オーバーシーディング前のバヒアグラスの草高を低く管理した上で9月下旬にイタリアンライグラス種子を5kg/10a散布後、完熟堆肥を3t/10a覆土代わりに散布すると...
二毛作で収量の安定確保と作業時間・コスト削減が可能なトウモロコシ簡易耕播種
要約 夏作トウモロコシの播種においてディスクハロによる簡易耕とトリプルディスク方式の不耕起播種機を組み合わせることで、冬作ライムギの収穫跡地における作業でも軽労化の達成と耕起播種と同程度の収量確保が...
要約 粗飼料利用性に優れる褐毛和種去勢雄牛を肥育素牛として、少量の配合飼料やトウモロコシサイレージを併給した周年放牧により、約24ヵ月齢で700kg前後の出荷時体重を示し、肉質等級2等級の枝肉生産が可能であ...
草地化等の新技術を組み入れた汎用性の高い小規模移動放牧マニュアル
要約 既存の小規模移動放牧マニュアル等の残された問題点を解決するQ&A方式のマニュアルであり、とくに耕作放棄地を草地化し放牧活用するとともに、水田なども含めた様々な草資源を組み合わせた周年屋外飼養...
硝酸態窒素濃度が低いイタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」
要約 イタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」(エルエヌジーファイブ)は硝酸態窒素濃度が市販品種中で最も低い「優春」よりも34%低い。また市販品種と単交配させた後代の硝酸態窒素濃度は両親のおよそ中...
花粉を飛散させないペレニアルライグラス系統「エムエスピーエイワン」
要約 2倍体ペレニアルライグラス系統「エムエスピーエイワン(MSPA1)」は雄性不稔であるため、花粉を飛散させない。道路法面や公園緑地での緑化用に用いた場合に、花粉症の原因とならない。 キーワード ペレニ...
イタリアンライグラスのエンドファイトは切り穂交配でも種子親から後代に伝染する
要約 イタリアンライグラスに共生するNeotyphodium属の糸状菌エンドファイトは、茎葉から切断した切り穂を液耕状態で交配した場合でも種子親から後代種子に種子伝染するため、感染植物の育種や関連研究に切...
放牧後のイタリアンライグラスを利用した大豆のリビングマルチ栽培
要約 放牧に用いた晩生のイタリアンライグラスの再生草を、枯殺せずにリビングマルチとして大豆を不耕起栽培する方法は、大豆の初期生育時の雑草発生を抑えることができ、除草剤を用いる不耕起栽培法と同程度の収...
要約 ライグラスいもち病は温暖な気候で発生が増加し、気温25~31℃で病斑拡大速度および胞子形成数が最大となり、発生北限は9月の日平均気温22℃境界線とほぼ一致する。オリサストロビン剤などの種子粉衣により、...
低硝酸イタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」の硝酸態窒素蓄積特性
要約 低硝酸イタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」は茎葉の硝酸態窒素濃度が低い。「LNG5」幼植物では根による硝酸態窒素吸収量は変わらない。茎葉への窒素輸送量は同等であるが、硝酸態窒素輸送量が低下...
ペレニアルライグラスとメドウフェスクを識別するDNAマーカー
要約 ペレニアルライグラスとメドウフェスクを識別する143のDNAマーカーを開発し、うち107について両種における座乗染色体を決定した。これらのDNA マーカーには両種に対し高い識別能を示すものが含まれる。 キー...
要約 イタリアンライグラス跡地を縦軸型ハローとケンブリッジローラ、真空播種機を組み合わせた作業機で簡易に耕うんしながらトウモロコシを播種する技術。作業能率が大幅に向上し、堆肥等をすき込むことができ、...
斑点米カメムシ抵抗性牧草の育種に活用できるエンドファイト「Neotyphodium occultans」
要約 エンドファイトの一種Neotyphodium occultansが感染したイタリアンライグラスは、斑点米カメムシ抵抗性物質であるN-フォルミルロリンを蓄積し、摂食したアカヒゲホソミドリカスミカメの生存率を低下させる。...
イタリアンライグラスと大豆を組み合わせた高蛋白質粗飼料の無農薬栽培体系
要約 秋播き性のイタリアンライグラスを春播きし、収穫後の再生草をリビングマルチとして大豆を栽培すれば、農薬なしで粗蛋白質含量13~20%の飼料が乾物で約1000kg/10a得られる。本体系の雑草抑制力は強く、無...
寒冷地の転作田等で採草利用に向く新牧草フェストロリウム「東北1号」
要約 「東北1号」は、越夏性及び耐湿性に優れ、寒冷地の転作田・耕作放棄地で採草利用に向く、我が国初のフェストロリウム育成品種である。「バーフェスト」に比べ約10%多収で、夏期が高温となる地域で播種後2...
細粒灰色低地土における水稲-イタリアンライグラス体系での牛ふん堆肥連用効果
要約 水稲-イタリアンライグラス体系の牛ふん堆肥連用は、水稲-小麦体系での稲麦わら堆肥連用に比べ土壌の有機物、可給態リン酸含量は増加し、膨軟になる。しかし、この体系において、化学肥料の減肥なしで牛ふん...
矮性ネピアグラス草地へのイタリアンライグラス追播および堆肥施用効果
要約 矮性ネピアグラス草地に、イタリアンライグラスを追播し、堆肥を施用すると、翌春の雑草抑制効果が高く、矮性ネピアグラスの越冬に影響を及ぼさずに同一草地で十分な冬作粗飼料を確保できる。 キーワード イ...