要約 イタリアンライグラス跡地を縦軸型ハローとケンブリッジローラ、真空播種機を組み合わせた作業機で簡易に耕うんしながらトウモロコシを播種する技術。作業能率が大幅に向上し、堆肥等をすき込むことができ、...
要約 細断型ロールベーラで調製したロール発酵TMRは、通常の未発酵TMRに比べてハエ類の飛来が少ないことから、飼槽内の衛生対策に有効である。 キーワード ハエ類、細断型ロールベーラ、ロール発酵TMR、発酵品質...
イタリアンライグラスのカリウム濃度を適正に保つ土壌中交換性加里濃度
要約 イタリアンライグラス草地の適正土壌管理として、土壌中の交換性加里濃度を乾土100g当たり44mg未満とすることで、テタニーを2.2未満、カリウム濃度3.0%未満に抑え、600kg/10a程度の乾物収量が得られる。 キ...
斑点米カメムシ抵抗性牧草の育種に活用できるエンドファイト「Neotyphodium occultans」
要約 エンドファイトの一種Neotyphodium occultansが感染したイタリアンライグラスは、斑点米カメムシ抵抗性物質であるN-フォルミルロリンを蓄積し、摂食したアカヒゲホソミドリカスミカメの生存率を低下させる。...
要約 液化仕込み清酒粕添加は粗飼料のin vitro乾物分解率を向上させる。この作用は添加量が多いほど強く表れ、0.1g/25mlで最大となり、それ以上の添加効果はない。液化仕込み清酒の粗飼料分解率向上作用は酵母...
アカヒゲホソミドリカスミカメの増殖を抑制する転作牧草地の草種および作付体系
要約 アカヒゲホソミドリカスミカメの羽化率はイタリアンライグラスで飼育した場合に高く、夏作牧草のスーダングラスやソルガムで低い。本種の増殖は夏作牧草の単作またはイタリアンライグラスの1番草の刈取り後...
要約
シバ混在畦畔における薬剤散布と草刈りによるシバ優占植生への誘導技術
要約 シバが混在する畦畔では、抑草剤および除草剤の散布と草刈りを併用することにより、2~3年でシバの優占化が可能となる。シバが優占化した畦畔では、以後の草刈り作業が年2回程度で済み省力化できる。 キ...
要約 イタリアンライグラスの非繊維性炭水化物含有率は、低温による傷害から身を守るために冬季に上昇する。その結果、可消化養分総量(TDN)の含有率は越冬期間中に上昇し、その後、伸長が再開する春季になると...
ベール成形室内液材添加装置を用いた部分添加法による低コストなサイレージ調製
要約 ロールベーラのベール成形室内に装着した添加装置は、集草列の形状に影響を受けず効果的に液剤を添加することができる。また、本装置と部分添加法を組み合わせることで、低コストで良質なサイレージ調製が可...
暑熱環境はホルスタイン種育成牛の栄養素の利用性と配分に影響する
要約 体重200kg程度のホルスタイン種育成牛に対する暑熱の影響は、28℃では呼吸数増加のみに現れる。33℃では粗飼料摂取量は低下し、飼料の消化管内滞留時間の増加により消化率は上昇するが、蛋白質...
冠さび病抵抗性遺伝子をホモに持つイタリアンライグラス中間母本候補「Hm3Pc」
要約 イタリアンライグラス「Hm3Pc」は、DNAマーカーを用いて特定された冠さび病抵抗性主働遺伝子LmPc3をホモに持つ。冠さび病抵抗性が極強であり、遺伝子頻度が100%であるため、交雑次代が全て抵抗性になり、抵...
要約 本州中低標高地帯において夏作後の飼料畑等の冬季放牧利用に適した草種は、立毛備蓄量、利用率および再生量からライムギ、イタリアンライグラスの順で有望である。 キーワード イタリアンライグラス、再生量...
アルファルファ跡地のトウモロコシ栽培では窒素施肥量を節減できる
要約 アルファルファ草地のすきこみ後に初めて栽培するトウモロコシでは窒素肥料を節減できる。アルファルファの利用期間を2年、トウモロコシ栽培時のスラリー施用量を5t/10aとした場合では、窒素肥料を無施用...
要約 主要寒地型イネ科牧草に発生する新たな病害として、ライグラスピシウム病およびオーチャードグラス夏斑点病の2種を認め、病原糸状菌を同定した。いずれの病原菌も生育適温は25℃で、30℃でも良好に生育する。...
和牛肥育の稲わら代替ストローはトールフェスクよりライグラスが良い
要約 黒毛和種去勢牛肥育期の稲わら代替ストローとしてトールフェスクとライグラスを給与する。増体は稲わら給与区と比較してやや劣るが、肉質ではライグラス給与区は稲わら給与区と同等である。トールフェスク給...
要約 早植え栽培したイネは、普通期栽培したイネに比べ、穂重割合は低いが、葉鞘+茎の細胞内容物(OCC)が高いため推定可消化養分総量(TDN)も高く、植物体全体の推定TDNが同程度以上になる。 キーワード 飼料イ...
南方さび病に強くTDN多収の晩播・夏播き用トウモロコシ新品種「なつむすめ」
要約 トウモロコシ新品種「なつむすめ」は、晩播・夏播き用品種で、南方さび病に極めて強く、耐倒伏性に優れ、乾物収量および乾雌穂重割合が高く、TDN含量、TDN収量ともに高い。 キーワード トウモロコシ、晩播、...
要約 フタテンチビヨコバイは、九州中部では7月下旬から密度が増加し、9月に発生ピークを迎える。本種は夏期から秋期にかけてはオヒシバやメヒシバ等のイネ科植物上で増殖し、冬期は主にササで成虫越冬する。 キ...
9月下旬播種で年内の出穂が早く、多収なエンバク極早生品種「九州15号」
要約 エンバク「九州15号」は、出穂性、耐倒伏性、冠さび病抵抗性が改良された品種である。既存品種よりも出穂が早く、九州の低標高地で9月下旬に播種しても年内の出穂程度が高く、多収である。 キーワード エン...