要約 赤土流出防止に有望な緑肥は、春播き緑肥で富貴豆やピジョンピー及びクロタラリア、秋播き緑肥でヘアリーベッチやエン麦である。 キーワード 赤土流出防止、春播き緑肥、秋播き緑肥 背景・ねらい 陸地より流...
キーワード 乳牛、共役リノール酸、乾燥豆腐粕 背景・ねらい 共役リノール酸(CLA)は脂肪を構成する脂肪酸のひとつで、発ガン抑制、血中コレステロール低下作用等の機能性を有することが認められており、反芻家...
窒素肥効率に基づく家畜ふん堆肥の飼料畑利用下での亜酸化窒素排出係数
要約 窒素肥効率を勘案した飼料作物の全量家畜ふん堆肥栽培および化学肥料との併用栽培における亜酸化窒素の年間排出係数は、0.15~0.32%で、IPCCデフォルト値(1.25%)を超えることがなく、化学肥料栽培における...
うどんこ病抵抗性イタリアンライグラス中間母本候補系統「ER3」
要約 「ER3」はイタリアンライグラスうどんこ病抵抗性が非常に強く、感受性品種に交雑すると抵抗性が向上し、その遺伝性は高い。「ER3」はイタリアンライグラスの主力である2倍体の早生系統であり、うどんこ病抵...
要約 エンバクの栽培では、播種量を7kg/10aとし、施肥窒素量を15kg/10a程度で基肥50%、追肥50%に分施すると高収量で倒伏は少なく、窒素の利用効率を高くすることができる。 キーワード エンバク、播種量、施肥、...
硝酸態窒素を蓄積しにくいイタリアンライグラスの選抜手順と多面的選抜効果
要約 乾物あたりの硝酸態窒素濃度等を指標とした個体選抜を5世代繰り返すと、硝酸態窒素濃度が既存品種中最も低い「ワセアオバ」の約60%まで低下する。選抜集団では乾物率が向上し、カリウム濃度が低下するなど...
耕作放棄地に造成したイタリアンライグラス草地における冬季放牧
要約 耕作放棄地にイタリアンライグラス草地を造成すると、黒毛和種繁殖牛を12月から4月までの150日間冬季放牧できる。放牧開始時草量が235.4kgDM/10aの場合の必要面積は62a/頭である。4月に放牧利用しない牧...
要約 結実期のノシバ草地に牛を放牧し種子を採食させた後、新規造成地で放牧することで、種子を含む 糞から発芽したノシバが定着する。被度拡大は頭数増、複数回の放牧、複数年度での実施により促進。採食に 加え...
飼料イネ跡における大麦・イタリアンライグラス混播の最適播種量と刈取適期
要約 大麦・イタリアンライグラス混播の最適播種量はイタリアンライグラス3kg/10aに大麦5~7kg/10a、又はイタリアンライグラス2kg/10aに大麦7kg/10aであり、乾物収量、可消化乾物収量ともに高くなる刈取適期は1番...
良質な飼料イネサイレージを給与すると黒毛和種子牛は良好な発育を示す
要約 TDN含量50%以上の良質な飼料イネサイレージを利用すると、黒毛和種子牛は良好な発育を示す。また、飼料イネサイレージを多給し育成を行う場合は、タンパク水準を高めた濃厚飼料を給与することにより良好な発...
9月下旬播種で年内の出穂が早い耐倒伏性エンバク新品種「九州14号」
要約 エンバク「九州14号」は、出穂性、耐倒伏性、冠さび病抵抗性が改良された品種である。既存品種よりも出穂が早く、9月下旬に播種しても年内の出穂程度が高く、多収である。 キーワード エンバク、夏播き栽培...
要約 大麦・イタリアンライグラス混播は、イタリアンライグラス単播と比較して乾物収量が高く、乳牛による嗜好性に優れている。エンバク単播は1回刈りで高収量なため省力的である。いずれも飼料イネの裏作として...
イタリアンライグラスにおける花粉源からの距離と交雑率との関係
要約 イタリアンライグラスにおいて雄性不稔個体で花粉源から450m、花粉稔性のある小集団で71mの距離で交雑が認められるので、暖地など主要栽培地で広く分布しているライグラス自生集団への組換え体からの距離隔...
要約 アカスジカスミカメの第1世代幼虫の発生盛期に、繁殖地の草刈りを実施することにより、斑点米被害は抑制される。また、草刈りを実施していない繁殖地が近接していると斑点米被害は多くなり、少なくとも100m...
水田畦畔におけるイネ科雑草の出穂程度がアカスジカスミカメ密度に及ぼす影響
要約 6月から8月にイネ科雑草の出穂がほとんどない畦畔では、アカスジカスミカメ密度は極めて低い。また、アカスジカスミカメが多く認められる畦畔は、6月はイタリアンライグラスとスズメノカタビラ、7月はイ...
高乾物率で暖地の重要病害に強いソルガム新品種候補「東山交24号」
要約 ソルガム「東山交24号」は、暖地の重要病害である紫斑点病、すす紋病および糸黒穂病に対する抵抗性が強く、乾物率が高い晩生品種である。長期利用型イタリアンライグラス等と組合せた出穂期1回刈り利用に適...
要約 出穂始日を基準として、当該試験ではじめて倒伏が観察された日から最も早く刈取調査を実施した品種の刈取日までの各日の倒伏程度の角変換値の平均の平方根変換値(倒伏指数(LI))により品種の耐倒伏性程度を...
要約 出穂期~穂揃期のイタリアンライグラスの乾物中推定TDN含量は概ね55~60%の範囲にある。全品種の推定TDN含量の刈取時期間、および年次間の相関はいずれも正で有意である。 キーワード 飼料作物育種、イタリ...
硝酸態窒素、カリウム含量が低いイタリアンライグラス新品種「優春」
要約 「優春」は、硝酸態窒素、カリウム含量が他の早生品種と同程度かやや低い。出穂始日は「タチワセ」と同程度、収量は「ワセアオバ」よりやや低い。耐倒伏性は「タチワセ」より優れる。東北南部から九州地域ま...
越夏性、耐病性に優れるイタリアンライグラス新品種「友系28号」
要約 イタリアンライグラス「友系28号」は母系選抜法および栄養系選抜法により育成した極長期利用型4倍体晩生品種である。「アキアオバ」に比べて越夏性、耐病性、収量性に優れ、特に越夏後に多収である。 キーワ...