有機質、化学肥料の長期連用がニホンナシの収量・品質および窒素安定同位体自然存在比(δ15N値)に与える影響
要約 有機質肥料(なたね油かす)を15年間長期連用したニホンナシ「幸水」園では、果実の収量・品質は有機質肥料区と化学肥料区とで差が認められない。果実の窒素安定同位体自然存在比(δ15N値)は、...
無エルシン酸で低グルコシノレートのなたね新品種「キラリボシ」
要約 なたね「キラリボシ」は子実中にエルシン酸を含まず、かつ低グルコシノレートの品種である。成熟期は「アサカノナタネ」並の中生で、「アサカノナタネ」に比べて多収で、菌核病抵抗性、耐倒伏性および寒雪害...
要約 なたね「ななしきぶ」は温暖地の栽培に適し、子実中にエルシン酸を含まない。成熟期は「オオミナタネ」よりやや遅く、「キザキノナタネ」より早い中生である。「オオミナタネ」より寒雪害抵抗性が強く、多収...
要約 露地野菜畑において,牛ふん堆肥およびナタネ油粕に含まれる窒素は,硫安窒素に比べて野菜による吸収が長期にわたり,土壌残存量が多く,下層への溶脱が少ない。このことは,特に牛ふん堆肥において顕著であ...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
要約 日平均気温が14℃になる頃に、粉状のなたね油粕を、箱当たり45g混和した床土に播種し、加温出芽後に、ペレット状のものを、箱当たり60g施用した苗床で、苗代ビニルトンネル育苗すると、播種35日後まで高い...
要約 なたね「菜々みどり」は熟期が「キザキノナタネ」と同じ中の晩で、耐寒雪性が強く、子実中にエルシン酸を含まない。野菜用なばなとして多収で、一本重が重い。収穫期間は「かぶれ菜」に比べて一週間程度早い...
要約 「はるの輝」などのワックスレス型ナタネ品種は、無農薬露地栽培の場合、ワックスブルームを有する従来型品種に比べて、コナガ、モンシロチョウ、モモアカアブラムシの発生量が少なく、被害も軽微である。 ...
要約 アメリカにおいては広範囲に遺伝子組換え農産物が作付けられているものの、気象条件や病害虫密度の差異から地域性が存在している。また輸出需要が増大している非遺伝子組換え農産物に関しては、情報技術の開...
要約 景観作物として栽培したナタネを、開花後40日頃に緑肥として鋤込み、水稲の窒素施肥量を30~50%減肥することによって、玄米蛋白の低い良質米の安定生産ができる。大分県農業技術センター・水田利用部 背景・...
要約 温室効果ガスの一つである亜酸化窒素の茶園における発生量は6月後半に多い。硝酸態窒素の溶脱低減に有効なLP化成を用いても慣行栽培並みに亜酸化窒素の発生量を抑制できる。また、なたね油かすの分施は亜酸...
要約 露地の春植え夏秋コギクの窒素吸収は、生育初期は緩やかであるが、花芽分化期から発蕾期にかけて旺盛となる。生育中期に窒素供給がピ-クとなる緩効性肥料を施用すると、窒素吸収量が増加して、切り花の品質...
有機物連用における露地栽培レタス−ブロッコリー体系の効率的肥培管理技術
要約 有機物を連用した露地圃場のレタス-ブロッコリー栽培において、堆肥と有機質肥料を減肥しても化学施肥栽培並の収量が得られる。また、適正な有機物施用量は、作付け前土壌の腐植含有率から推定できる。 背...
水稲の中山間地における黒色再生紙を活用した有機質肥料の施用による栽培法
要約 移植時に低温となる中山間地においては、除草に黒色再生紙マルチを用い、基肥にコシヒカリの場合なたね油粕80kg/10a施用し、本田病害虫防除2回で慣行栽培に近い生育・収量が得られる。 背景・ねらい 化学...
発芽子葉を利用したナタネの種子グルコシノレート含量の簡易評価法
要約 播種後2~3日目の発芽子葉に含まれるグルコシノレートを加水分解し、遊離したグルコースをムタロターゼ・グルコースオキシダーゼ法を用いて測定することにより、グルコシノレート含量を簡易評価することが可...
要約 ホウレンソウにおいて、有機質肥料を施用した場合の品質関連成分は、施肥来歴に影響され、化学肥料連用土壌よりも有機質肥料連用土壌で硝酸が低減し、アスコルビン酸が増加する。 背景・ねらい 農業におい...
要約 従来の雨落ち部重点の施肥位置を細根が多い茶樹株下に拡大することにより、株下土壌の無機態窒素濃度は年間を通じて安定しており、効率的な肥料吸収が期待でき、製茶品質は向上し施肥量の削減が出来る。 背...
受粉用昆虫マルハナバチは近紫外線除去フィルム被覆下でも利用できる
要約 近紫外線を全く透過させないハウス内でも、一般農ビフィルム下と同様に受粉用昆虫のマルハナバチは受粉活動をする。 背景・ねらい 平成3年12月に試験用として導入されたマルハナバチ(Bombus terrestris)は...
長期積雪地帯における無エルシン酸「アサカノナタネ」の播種適期
要約 根雪日数100~110日の長期積雪地帯における「アサカノナタネ」の直播栽培での播種適期は8月下旬から9月上旬で、a当たり20~30kgの収量が期待できる。 背景・ねらい 「アサカノナタネ」は景観作物を兼ねた油...
要約 「はるの輝」は寒冷地から温暖地まで栽培できる、良食味のナバナである。草体がワックスレスであることから鮮緑色で外観がよく、甘味があって食味が良好である。また、花茎が太く商品価値は高い。 背景・ね...