ヨーロッパ腐蛆病菌感染実験方法の改良による毒力の異なる菌株の発見
要約 ヨーロッパ腐蛆病菌のミツバチ幼虫に対する感染実験方法を改良し、株によって蜂児に対する毒力が異なることを明らかにした。 キーワード ミツ...
イネSPW1遺伝子の新規アミノ酸置換型変異により閉花性を安定化できる
要約 イネ閉花性変異体spw1-cls1は開花せず稔実するため、自然交雑の抑制に有用であるが、穎花形成時の低温条件により開花することがある。spw1-cls1とは異なるSPW1遺伝子のアミノ酸...
要約 チョウ目昆虫に固有の血液性幼若ホルモン結合タンパク質(JHBP)に2種類の蛍光タンパク質を導入した幼若ホルモンセンサーは、幼若ホルモン様化合物のJHBP結合を高感度かつ定量的にモニターすることが可能で、...
南方さび病に強い飼料用トウモロコシ一代雑種の新親品種「Mi29SRR」
要約 飼料用トウモロコシの親品種「Mi29SRR」(エムアイニジュウキュウエスアールアール)は、九州での早晩性が"中生の早"の自殖系統で、南方さび病抵抗性が強く、採種性に優れる。南方さび病抵抗性の一代雑種(F
黄変や臭気の原因となるグルコシノレートを含まない品種「だいこん中間母本農5号」
要約
機械収穫効率が高いエリアンサスの栄養繁殖品種「JEC1」の育成
要約 エリアンサスの栄養繁殖品種「JEC1」は、種子で増殖する既存品種「JES1」と同等の乾物収量を示し、1株あたりの茎数と乾物重では個体間の均一性が「JES1」より高い。そのため、「JEC1」の機械収穫効率は「JES...
ホルクロルフェニュロン添加によるナシ「豊水」の溶液受粉における結実率向上
要約 ニホンナシ「豊水」において、ナシの溶液受粉用の液体増量剤にホルクロルフェニュロン(CPPU)2ppmを添加することによって、溶液受粉による結実率を向上させることができる。 キーワード ニホンナシ、溶液受粉...
セラヤ天然林では自殖種子の選択的排除が健全な他殖種子生産を維持している
要約 飛翔力の弱い昆虫によって花粉が散布されるフタバガキ樹種セラヤは、密度低下した択伐林では花粉が有効に散布されず自らの花粉で受精した不健全な種子が多産される。天然林ではこれらの種子を選択的に排除し...
要約 花粉を運ぶ昆虫など(送粉者)が日本の農業にもたらしている利益(送粉サービス)の経済価値を推定したところ、2013 年時点で約 4,700 億円(そのうち約 3,300 億円は野生送粉者による)と推定されました。...
高糖度で外観に優れ、種なし栽培可能なカキ新品種「麗玉」(れいぎょく)
要約 カキ新品種「麗玉」は、高糖度で良食味な早生の完全甘ガキである。へたすき、果頂裂果、汚損果がほとんど発生しないため、外観が優れる。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...
大果で裂果が少なく、種なし栽培可能なカキ新品種「太雅」(たいが)
要約 カキ新品種「太雅」は、大果で良食味な早生の完全甘ガキである。雌花の着生が多く、果頂裂果やへたすきといった裂果がほとんど生じない。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...
要約 「なるみ」は、大果で中生の食味良好なニホンナシ新品種である。「おさ二十世紀」由来の自家和合性を有し、人工受粉の省力化が可能である。「豊水」より大果であり、果実品質は「豊水」と同程度で、みつ症の...
良食味で結実性が良好な晩生の完全甘ガキ新品種「太豊(たいほう)」
要約 「太豊」は、柔軟多汁で食味が優れる晩生の完全甘ガキ新品種である。単為結果性が高いため、受粉樹を混植しなくても安定した果実生産が可能である。 キーワード カキ新品種、完全甘ガキ、晩生、高単為結果性...
絶滅危惧種レブンアツモリソウの自生地復元・自生環境改善の取り組み
要約 絶滅危惧種保全の先端モデルとして、レブンアツモリソウ保全に関する実証的研究を行いました。共生菌や訪花昆虫とのつながりを考えた自生地復元に成功しました。ススキ刈取りによる自生環境改善の効果を示し...
ドリアン‘モントン’は開花期の低夜温で受精が抑制され着果不良になる
要約 ‘モントン’においては、開花期の夜温が15°Cでは著しい落果(花)を生じるが、25°Cでは受粉28日後も約30%の着果率を維持する。夜温が15°Cに低下すると、花粉管は伸長するが、胚珠の...
単一花粉PCRによる花粉側自家和合性系統415-1が生産する和合性花粉の検出
要約 ニホンナシの花粉側自家和合性系統415-1の花粉一粒のDNAを鋳型にPCRを行い、各花粉のS遺伝子と複数のSSRマーカーの遺伝子型を同時に解析することにより、和合性花粉を検出できる。415-1は2種類の
要約 ペチュニアにおいてジャガイモやせいもウイロイドは胚珠または花粉を介して種子伝染する。胚珠内に感染したジャガイモやせいもウイロイドは受粉後の種子発達過程において、胚および胚乳に感染することで種子...
要約 リンゴ作経営において、摘花剤、無袋栽培、葉とらず栽培、収穫袋など省力技術体系を導入することによって、労働生産性、収益性を低下させずに規模拡大が図れ、他産業並の労働報酬を獲得することが可能である...
要約 ユウガオ属植物の花粉をスイカに受粉すると単為結果し、現在栽培されている2倍体スイカ品種から種なしの果実を生産することができる。種なしのスイカ果実は、種あり果実と比べて縦長で空洞が発生しやすいが...
ニホンナシ花粉側自家和合性突然変異体415-1の自家和合化の原因
要約 花粉側自家和合性変異体415-1は、S 遺伝子座を含む染色体の一部分が重複している二倍体で、S 遺伝子型はS4S5S5 である。重複<...