石垣島のサトウキビ栽培では基肥窒素半量でも収量を維持し溶脱量を削減できる
要約 新植サトウキビ栽培では、植付け直後に施用される施肥窒素はサトウキビの初期生育に影響しない。硝酸態窒素溶脱は主に生育初期に発生することから、基肥窒素の施用量を半減しても、収量を維持しつつ地下への...
拍動灌水装置による夏秋トマト栽培で尻腐れ果発生を抑制する施肥方法
要約 日射量対応型自動灌水装置(拍動灌水装置)と肥効調節型肥料(CRF)を組み合わせたトマト養液栽培において、アンモニア態窒素が少ないCRFを分施することにより、夏秋期に多発する尻腐れ果の発生を大幅に抑制でき...
要約 水稲各部位におけるセシウム濃度は登熟期に大きく変動する。葉身では他の部位へ転流され濃度が低下するが、最上位節間(穂首)では大きく増加する。カリ施肥量の減少はセシウム吸収量を増加させるだけでなく、...
東南アジアの潅漑水田における節水型水管理AWDによるメタン排出削減
要約 表面水深を指標として実施する水管理手法であるAWD(Alternate Wetting and Drying)は、東南アジア4地点の潅漑水田におけるメタン排出を、常時湛水と比べて、平均で31%削減する。 キーワード 温室効果ガス、...
水田輪作体系乾田直播栽培における収量マップを用いた基肥可変の施肥増収効果
要約 大区画圃場の水田輪作体系乾田直播栽培において収穫情報マッピングシステムの収量マップを利用して基肥窒素を可変施肥することにより水稲収量が7~17%増収する。基肥窒素の可変施肥による単収の増加により60...
インド型多収水稲品種「北陸193号」の養分吸収特性とカリウムの還元法
要約 「北陸193号」は収量が顕著に高いが、地上部重の増加や茎葉の成分濃度の増大により、窒素、リン、カリウムの吸収量が増加する。主要成分のなかでも、カリウムの吸収量が特に増加するが、20cmの高刈りにより...
牧草中放射性セシウム濃度低減のために、草地更新後もカリ施肥継続は必要
要約 草地更新による除染を行った採草地は、更新後も適切なカリ施肥の継続が必要である。カリ施肥を怠り、交換性カリ含量が大きく低下すると、牧草中の放射性セシウム濃度は再び暫定許容値を超えることがある。 ...
エリアンサス(Erianthus arundinaceus)は施肥以外の給源からの窒素獲得能が高い
要約 エリアンサスが少ない施肥条件でも多収性を示すのは、土壌など施肥以外の給源からの窒素獲得量が多いことによる。 キーワード エリアンサス、資源作物、窒素 背景・ねらい バイオ燃料技術革新計画(2008年策...
要約 アフリカの農家圃場ではケイ素欠乏値を示すイネが広範にみられ、土壌のケイ酸供給力不足、不安定な水条件をもつ稲作生態系、および窒素施用量の増加を要因として、ケイ素欠乏のリスクが高まる。 キーワード ...
要約 環境DNAを用いた古細菌群集の解析手法を畑土壌に適用することで、畑土壌にも多様な古細菌群が存在し、肥培管理、特に窒素に影響を受けることを明らかにしました。さらに、これらが硝化に寄与している可能性...
草地更新後に牧草への放射性セシウム移行の低減を維持するためのカリ施肥量
要約 草地更新後の牧草中放射性セシウム濃度を低減するため、土壌交換性カリ含量を維持するには、標準施肥の2倍量以上のカリ施用が必要となる。窒素単肥の追肥は土壌交換性カリ含量が低下し、牧草中放射性セシウ...
土壌群別の作物生産、肥培管理と作土中の可給態養分量をまとめたデータベース
要約 土壌の種類別に作付された作目とその肥培管理実態に加え、土壌中の可給態の肥料成分の量を実態調査から求め、データベースにとりまとめました。このデータベースは土壌情報の一つとして環境影響評価のための...
焼酎廃液濃縮液を活用した春ダイコン-焼酎原料用サツマイモ畦連続使用栽培
要約 春ダイコン収穫後、マルチ被覆畦を連続使用してサツマイモ「コガネセンガン」の栽培が可能であり、牛ふん堆肥連用畑で春ダイコン作付前に焼酎廃液濃縮液を施用すると、それ以降無施肥で春ダイコン、サツマイ...
要約
「イチゴ株据置栽培」で、6月末まで収穫し、7月から窒素中断を行なう作型で、6月上旬から「気化潜熱を利用した培地の昇温抑制技術」を活用すると、日平均培地温度が1~3℃程度低...
要約 米検査時の玄米を想定し、玄米収量、屑米重、玄米タンパク含有率、千粒重を変数とする籾数推定式から生産者の籾数レベルを簡易に診断できる。この籾数診断値から、適正な籾数範囲を得るための次年作の基肥窒...
セルリーのチューブかん水栽培における減化学農薬・減化学肥料栽培技術
要約 チューブかん水の導入および適切な薬剤選択と適期防除により、斑点病と軟腐病を慣行よりも少ない薬剤使用回数で防除できる。また、土壌診断に基づく窒素施肥対応により総窒素施用量の適正化が図られ、化学肥...
要約 北海道におけるチンゲンサイの適正な総窒素施用量はハウス・露地栽培とも15kg/10aである。化学合成農薬の使用回数は、生物農薬等を利用して、ハウス栽培では現行基準どおりでよく、露地栽培では殺菌剤が4回...
北海道農耕地における硝酸性窒素による地下水の汚染リスクと軽減対策
要約 地下水の潜在的汚染リスクは地下水面の深さや不飽和層の性質等から評価可能で、汚染源の特定にはヘキサダイアグラムと窒素安定同位体比の併用が有効である。農耕地での汚染軽減策としては耕盤層破砕による根...
要約 リーフパンチ採取の葉片を直接NCアナライザーで測定する簡易分析による葉片の窒素含有率は、茶葉(個葉)の窒素含有率と相関が高い。継続的に葉片を採取することにより、簡易に樹冠面葉中の窒素含有率と窒素...
道東採草地の温室効果ガス発生量評価と堆肥等肥培管理による低減の可能性
要約