エリアンサス(Erianthus arundinaceus)は施肥以外の給源からの窒素獲得能が高い
要約 エリアンサスが少ない施肥条件でも多収性を示すのは、土壌など施肥以外の給源からの窒素獲得量が多いことによる。 キーワード エリアンサス、資源作物、窒素 背景・ねらい バイオ燃料技術革新計画(2008年策...
稲WCSと野菜及び加工を組み合わせた中山間集落営農法人の付加価値向上
要約 中山間集落営農法人では、主食用米の低価格、米の直接支払交付金の削減の下では、主食用米の作付を中止し、専用種を用いた稲WCSの作付面積や水稲作業と競合しない野菜の作付面積・加工量を拡大することによ...
ナス科対抗植物の短期間栽培によるジャガイモシストセンチュウ密度低減
要約 ナス科のSolanum peruvianumまたはハリナスビを、休閑緑肥として初夏に1kg/10a播種して60~80日間栽培すると、圃場のジャガイモシストセンチュウ密度は20%以下に...
要約 北海道のイネ品種群は、育成年次に応じて遺伝的に6グループに分化している。これらは、各グループの育成時に、本州あるいはアメリカに由来する品種を交配母本として活用したことに起因すると考えられる。 キ...
寡日照地域の植物工場での高輝度LEDを用いた補光によるイチゴの増収
要約 寡日照地域のイチゴの太陽光利用型植物工場では、冬季に配光制御型高輝度LEDで補光を行うと、個葉の光合成促進により平均果重、収穫果数がともに増加する。消費電力量あたりの増収量は、植物育成用蛍光灯区...
要約 傾斜地カンキツ園における園内道の路線配置の検討を、現地測量することなくパソコン上で簡便に行うことができる。デジタルオルソ画像に路線中心線をマウスで描画することにより園内道の延長や勾配などの算出...
要約 「マルドリ方式」を改植時に導入し未成園期間を2年短縮すれば、追加投資を必要とするが、同期間中の労働費などの減少により育成費用を節減し、高所得が期待される品種・園地への導入を条件に、慣行栽培に比...
要約 本法は、調査対象の土壌断面に対して、2cm×4cmの窓を開けた調査板をあて、窓内に観察された根の本数を目視で計数する方法である。栽培現場で適用可能で、迅速に測定でき、測定結果の個人差が少ない。 ...
要約 北部九州の低標高地では、外張りと空気膜二重カーテンで三重被覆することにより無加温でのアスパラガス伏せ込み栽培が可能である。12月下旬の根株掘り上げ・伏せ込みにより、1月からの60日間で、株養成圃場1...
要約 質量約2kgと軽量で簡易な構造の腕上げ作業補助器具であり、動力を使わずに作業者の腕を任意の高さでしっかりと支えることができる。ブドウ等の棚栽培果樹園における腕を上げて行う栽培管理作業の労働負担を...
キュウリのハイワイヤー栽培における葉面積指数(LAI)の簡易推定法
要約 キュウリのハイワイヤー栽培において葉位と相対葉面積比(最大葉の面積に対する個葉面積の比、RLA)とでは、近似式が存在する。栽培管理で除去する下葉の葉面積あるいは生体重と葉数、栽植密度が分かれば、LAI...
カラーピーマン・パプリカ栽培における光照射追熟技術を用いた増収栽培技術
要約 果実表面の10%以上が着色しているカラーピーマン・パプリカの未熟果を収穫し、15~20°Cの温度を保ちながら光を照射すると、4~7日で出荷可能な状態に着色する(光照射追熟)。この光照射追熟により、夏秋...
リンゴの収穫期など複雑な果実形質を支配する主要なQTLの同定
要約 リンゴの収穫期を制御するQTLのひとつが、収穫前落果性のQTLとほぼ同位置にあり、早生性と落果性は連鎖して子孫に遺伝する。また、果汁褐変性を制御するQTLは酸度のQTLとほぼ同位置にあり、果汁が褐変しにく...
高精度水田用除草機と米ぬか散布を中核技術とする水稲の有機栽培体系
要約 有機栽培圃場において、高精度水田用除草機による除草作業と移植時の米ぬか散布等を組み合わせることにより雑草を顕著に抑制できる。本技術を中心とした水稲有機栽培体系では、慣行栽培に比べて穂数は減少す...
紫外線除去フィルムのトンネル被覆によるレタス菌核病の発生抑制
要約 春どり作型玉レタスのトンネル栽培では、紫外線除去機能を有するフィルムを被覆に用いることで、菌核病の発生を軽減することができる。紫外線除去による玉レタスの生育や品質の低下はほとんどない。 キーワ...
要約 窒素の無機化が速やかな市販有機質肥料を用いた有機栽培では、転換初期でも窒素不足による作物収量の低下がみられない。これにより栽培した転換期のニンジン収量は、主に虫害等で低下し、レタス収量はリン酸...
重粘土FOEAS圃場でのネギ・ブロッコリー栽培における水位制御の効果
要約 重粘土FOEAS圃場では、地下水位を定常的に畝面下-30cm程度に設定する制御によるネギ・ブロッコリーの生育促進効果は小さいが、夏季の土壌乾燥時の定植直後など、一時的に地表付近まで給水することによる生育...
要約 地下水位制御システム(FOEAS)は、幹線パイプの埋設下部の漏水が少ない圃場への導入が好適で、麦類は排水機能活用、大豆は排水と地下灌漑の両機能の利用で増収するなど、活用指針に従った利用方法により水田...
要約 農環研が開発した広域の作物収量予測モデル(PRYSBI-2)を利用して、ダイズの主要生産国における過去の収量変化の要因解析を行いました。アメリカ合衆国や中国では気温上昇で負の影響を受けていましたが、二...
要約 これまで事業レベルでの種苗生産では適用が難しかったクルマエビ類の人為催熟技術を実用化し、従来よりも放流時期を早めることで、放流種苗の年内漁獲における回収率の向上が図られることを明らかにした。ま...