要約 M9ナガノを台木とした2年生苗木を用いる「ショートサイクル栽培技術」は、従来の方法より園地育成期間を一年間短縮でき、園地育成価を低減できる技術である。 背景・ねらい 本県では中間台方式のふじの普及...
要約 コニファ一類の一種のヒマラヤシーダは挿し木が困難なため、園芸品種を繁殖するための接ぎ木法を確立した。接ぎ木時期は12月下旬~2月下旬、接ぎ木方法は腹接ぎ法が安定して高い活着率を得られる。また、接...
要約 バラの接ぎ挿し苗(ミニプランツ)の台木として`オドラータ'の休眠枝を利用する際には、12月から3月に採取、保存し3月中旬の緑枝接ぎに利用することができる。また、萌芽後の4月の枝を用いての接ぎ木を行う...
要約 キュウリのセル成型接ぎ木苗を定植後、主枝の3~13節ぐらいに発生する奇形葉は、接ぎ木時の穂木の断根で発生し、台木も断根することによりその頻度は高まる。この症状の発生防止には、接ぎ木直後にホウ素を...
要約 発泡スチロール箱、電気アンカ、24時間タイマー等を組み合わせ、ナス台木の発芽促進のための簡易な変温発芽器を開発した。器内温度は、使用時期・場所、アンカ台数、加温時間によりやや異なるが、低温期では...
新梢の遮光処理によるりんごわい性台木M.9ナガノの取り木繁殖効率の向上
要約 りんごわい性台木M.9ナガノの取り木繁殖において、展葉頃新梢を遮光処理(etiolation)することにより台木の発根が促進され、繁殖効率が向上する。 背景・ねらい M系のりんごわい性台木は、挿し木による実用的...
ハウス高うね栽培における「ヒリュウ」台カンキツ品種の生育および収量
要約 カンキツのハウス高うね栽培で「ヒリュウ」を台木にすると、春枝の節間長が短くなり、葉も小型化し、わい性の特徴を示す。「今村温州」や「清見」では生育の抑制程度が強く、樹冠容積当たりの収量が多くなる...
「ヒリュウ」台によるウンシュウミカン「今村温州」の樹冠容積抑制と果実品質向上
要約 「ヒリュウ」を台木にすると、ウンシュウミカン「今村温州」の樹冠容積をコンパクトに制御できる。収量は 1樹当たりでは少なくなるが、樹冠容積当たりでは多くなる。果皮色、果実糖度は、従来のカラタチ台に...
要約 トウガンの台木にカボチャ(品種:新土佐)を利用することにより、1月~4月の冬春期の増収が期待できる。沖縄県農業試験場・園芸支場・野菜育種研究室 背景・ねらい 本県のトウガンは、1月~4月の冬春期に本...
極わい性台木JM5,M.27に接いだリンゴ主要品種の結合強度
要約 マルバカイドウを補助根とするM.27は接き木部で折損するが、JM5は、穂品種を問わずM.27より接き木結合部の結合力が強い。「ふじ」は両台木とも、他の品種よりも結合力が強く、M.27と「つがる」、「ニュージ...
要約 二重台木方式でわい化栽培を行うとき、繊維密度の高い防根シートを遮断層としてわい性台木とマルバカイドウの間に設置することにより、マルバカイドウからのヒコバエ発生を3年以上抑制できる。 背景・ねらい...
背景・ねらい ウリ科野菜の育苗では、発芽後の子葉の重なりを避けるために整列播種が推奨されている。さらに、セル成型トレイを利用して居接ぎを行う作業や全自動接ぎ木装置による接ぎ木作業では、子葉展開方向が...
メロンつる割病(レース1、2y)抵抗性台木新品種候補系統「空知台1号」
要約 「空知台1号」は、メロンつる割病(レース1、2y)抵抗性を有するメロン用台木で、近年、北海道で増加している同レース発生圃場でのメロン栽培を可能とする。 背景・ねらい 北海道におけるメロンつる割病(レー...
要約 野菜の接ぎ木や機械移植作業に対応した育苗において、セルトレイ上の生育不良苗を検出して健全苗を補填する果菜類用と葉菜類用のセルトレイ苗補填装置で、欠株や不良苗の90%以上を良苗で補填できる。 背景・...
要約 なす等の割り接ぎ作業に使用する穂木の胚軸をくさび形に切る器具を開発した。この器具を用いれば、接ぎ木作業の経験の有無に関わらず高い活着率が得られる。また、3人組作業により作業能率は大幅に向上する...
ヒリュウ台利用による高糖系ウンシュウ「白川」の低樹高化並びに品質向上
要約 樹勢が旺盛で結実しにくい高糖系ウンシュウの「白川」は、ヒリュウ台を利用することにより、低樹高化し糖度が高くなる。また、1樹当たりの収量は少ないが栽植密度を高めることで単収はカラタチ台と同程度に...
要約 水気耕栽培は、ブドウの施設栽培における根圏管理を容易に行うことができる。土壌改良、施肥及びかん水等の管理を省力化できるとともに、土壌病害も回避できる省力栽培技術である。 背景・ねらい 島根ブド...
Endophytic Pseudomonads(相利共生シュードモナス)を用いたトマト青枯病抵抗性苗の育成法
要約 トマト苗をendophytic pseudomonads 2菌株を含む培土で育成することにより、菌株はトマト根内に侵入し定着する。本苗は、トマト青枯病に対して環境要因に左右されることなく高い発病抑制効果を示す。 背...
要約 かきの樹冠拡大を抑制し、樹をわい化するためには、「しだれ柿」、「西村早生」を中間台木として利用する方法が有効である。これらの中間台木は樹を小さくするとともに、樹冠占有面積当たりの収量が多く、「...
要約 ナスの促成栽培においてセル成型接ぎ木苗の直接定植を行う場合、穂木のは種期を早め、接ぎ木時における穂木の採穂節位を上げ、本ぽでの第1果の着果位置を下げることで、初期生育の制御が可能である。第1果の...