生殖生長期におけるファレノプシスの葉の水浸出液の簡易栄養診断基準値
要約 ファレノプシスの開花時の生理障害をなくし、小花数10輪程度の株を生産するには、生殖生長期の葉の水浸出液中無機成分濃度を硝酸態窒素が0ppm、アンモニア態窒素が10~25ppm、リン酸が25~50ppm、カリが500...
要約 いちじくのコンテナ栽培において中段位葉柄中の硝酸、カリ濃度が最も施肥レベルに対応しており、最高収量区における濃度はどちらも概ね4,000~6,000ppmである。この基準は適正施肥法の判断材料となる。 背景...
要約 高品質なシクラメン(品種:「フォルテピンク」、「ミディ・コーラス」、5号鉢)を生産するための5号鉢定植後の葉柄中硝酸濃度の適正値は、生育初期から中期(6月~9月中旬)においては品種によって異なるが...
田畑輪換水田におけるキャベツの作条施肥技術と暗渠排水浄化技術
要約 輪換畑のキャベツ栽培において、畝立て作業時に施肥機を装着し、緩効性肥料を作条施肥すると、施肥効率が向上し、施肥節減と窒素流出負荷軽減が図れる。また、残さ鋤込み後、暗渠の排水水位を高くすると、硝...
要約 水稲品種「つがるロマン」の生育と倒伏程度の関係から、草丈×茎数×葉色値(cm・本 /m2・SPAD‐502)を栄養診断の指標とすると、幼穂形成期で1.5× 106~2.1×106、減数分裂期で1.3×106~1.9× 106の指標値が倒伏程...
葉柄汁液を用いたトマトの栄養診断のための硝酸イオン濃度測定条件
要約 トマトの葉柄汁液を用いる栄養診断には、ピンポン玉の大きさで肥大が旺盛な果房直下の葉で、かつ中位にある小葉の葉柄を用いるのが適切である。また、葉柄の採取は晴天時の昼間とし、追肥後1週間程度を目安...
要約 幼穂形成期における「ひとめぼれ」の草丈・茎数・葉色などの生育調査データから、追肥の要否判定を行なうための生育診断指標を作成した。 背景・ねらい 岩手県における「ひとめぼれ」の栄養診断にあたっては...
要約 電照栽培「名門」の養液土耕栽培における養水分管理は,窒素成分でa当たり1.0kgを施用し,かん水開始点のpF値を1.9~2.2にするのが適する。 背景・ねらい 緩衝能をもつ土壌を培地とし,ドリップチューブを用い...
ミディトマト隔離床抑制栽培における葉柄汁液中硝酸イオン濃度指標
要約 ミディトマト隔離床栽培で、RQフレックスを用いて葉柄汁液中硝酸イオン濃度を測定し、6段果房の開花後2週間までは8,000~10,000ppm、以降収穫終了までは4,000~6,000ppmに維持することにより240~320kg/aの...
要約 養水分を土壌に間欠ドリップで施用する養液土耕法で、カーネーションの栽培をすると、従来の土耕栽培よりも減肥が可能になる。また、施肥量調節の目安となる簡易栄養診断法による診断基準値も確立した。 背...
要約 灰色低地土水田作小麦(農林61号)の安定収量(500kg/10a)と適正粗蛋白含有率(9.5%)を確保する窒素吸収量は8.5kg/10aで、これを基に土壌可給態窒素レベル別に基肥量基準を作成した。追肥の要否は適正栄養診...
要約 必須微量元素であるホウ素は,植物体内で,水溶性のホウ酸とホウ酸モノおよびジエステル態として存在し,また,細胞壁中では,ホウ酸ジエステル態としてペクチンを架橋し,基本構造体の構成要素として機能...
要約 巻きひげ搾汁液の硝酸イオン濃度を小型反射式光度計で測定することにより、簡易にキュウリの窒素栄養診断を行い、窒素過剰による減収を防止できる。 背景・ねらい 施設キュウリでは前作残在窒素量を含めた施...
りんご「ハックナイン」の果実外観品質向上のための暫定的窒素施肥法
要約 んご「ハックナイン」の収穫期果実の地色・着色を改善するには、8月上旬に葉診断を行い、葉中窒素濃度を2.2~1.8%程度(開発したハックナイン用葉色板で6.0~5.0程度)に維持する必要がある。葉中窒素濃度を...
要約 牧草のミネラル組成を乳牛飼養上望ましい方向に改善するために、チモシー・シロクローバ混播草地において1番草のマメ科率を維持できるカリの必要最小量を策定し、土壌診断に基づく施肥量算出式を提案する。...
トマトのセル成型苗直接定植における生育制御のためのかん水施肥栽培法
要約 トマトのセル成型苗直接定植において、生育制御を容易に行うことができる「かん水施肥栽培法」を開発した。この栽培法は、水と肥料を培養液として常に同時に施用しながら、定期的にリアルタイム栄養診断を行...
要約 生育期間を通じて樹液中の各無機成分濃度を簡易栄養診断でチェックし、生育ステージ別栄養診断指標を基に管理すれば、2月播種で葉数100枚程度の良質な5号鉢シクラメンを生産することができる。 背景・ねらい...
ナスの灌水同時施肥(養液土耕)による土壌及び作物体中硝酸濃度の適正管理技術
要約 半促成ナスにおける灌水同時施肥(養液土耕)栽培は、生産性の向上を図ることができるとともに、窒素施肥量を削減し、養分の利用率を向上させ、環境負荷を軽減する効率的な施肥管理が可能である。 背景・ね...
栄養診断、出穂始期葉面散布による小麦の多収・粗蛋白含有率適正化技術
要約 小麦農林61号の窒素施肥を、基肥8kg/10a、6葉期追肥2kg/10aの標準施肥に加え、出穂始期に尿素・エテホン混液を葉面散布することにより、収量、粗蛋白含有率が向上し、稈長が短く倒伏がなくなる。この葉面散...
コンパクト硝酸イオンメータを用いたキャベツの簡易な栄養診断技術
要約 基肥に緩効性肥料を施用したキャベツ栽培において、結球始期(球径4cm程度)に葉柄基部汁液の硝酸態窒素濃度が、春まき栽培で1,800ppm以上、夏まき年内どり栽培で2,300ppm以上あれば、追肥の必要がない。 ...