単為結果性トマト‘ルネッサンス’の遺伝特性を利用した省力栽培技術
要約 ‘ルネッサンス’は、省力で効率的な施肥法、摘果、6段摘心及び粗植を組み合わせた栽培体系により、作業時間を短縮し、果実品質の安定した栽培が可能となる。 キーワード 単為結果性、トマト、省力栽培
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要約 作業負担の強さや作業の難易度等を作業別に時給単価(仮想労賃)に置き換えて生産者から聞き取ることで、作業負担度の判定・評価ができる。また、この作業別仮想労賃単価をもとに家族労働費を算出すれば、作...
生物農薬による常温煙霧機を用いたトマト灰色かび病の省力的防除
要約 常温煙霧機を用いて生物農薬(Bacillus水和剤)を散布することによりトマト灰色かび病を防除でき、この防除方法は作業の省力化の面で実用的である。 キーワード 常温煙霧機、生物農薬、灰色かび病、省力化 ...
夏秋トマト雨よけ栽培における花粉稔性からみたマルハナバチの利用可能温度
要約 夏秋トマト雨よけ栽培において、稔性花粉量と開花6~10日前の日平均気温には高い負の相関がある。回帰式から算出すると、開花6~10日前の日平均気温27.8℃以下の稔性花粉量では、着果率が概ね70%以上にな...
要約 花粉媒介昆虫(マルハナバチ)と天敵を利用した施設ナス栽培技術を導入すると、経営費が9%増加し、作業時間が18%減少する。同じ経営規模で慣行所得水準を維持するためには、4%以上の単価上乗せが必要とな...
促成ナスにおける天敵と農薬を組み合わせたミナミキイロアザミウマの防除体系
要約 1mm目の防虫ネットと天敵(秋期にククメリスカブリダニ4回と春季にタイリクヒメハナカメムシ2回放飼)及び化学農薬を組み合わせた体系によって、ミナミキイロアザミウマの生息数を実害が生じない低い密度に6...
要約 ナス「筑陽」の促成栽培で3月から6月にマルハナバチの放飼を行う場合、ホルモン処理と同程度の結果率・肥大速度・収量が得られる。マルハナバチでの着果は、果長が短く果肉がやや硬くなるが、曲がり果の発生...
水ナスのハウス栽培におけるマルハナバチを利用した着果促進効果
要約 水ナスのハウス栽培におけるマルハナバチの放飼は、着果促進効果が認められる。ホルモン剤との併用と比較して果実の肥大速度は劣るが、種子の発達は顕著ではない。 キーワード 水ナス、マルハナバチ、着果促...
要約 ナス(「千両二号」)の受粉にマルハナバチを利用した場合、パラクロロフェノキシ酢酸(以下4-CPAと略す)処理に比べて果実形状はやや異なるが、上物率が向上し、同等もしくはそれ以上の収量が得られる。 キ...
要約 施設トマトの環境保全に配慮した栽培として、減農薬・減化学肥料栽培を行い、防除、施肥、受粉に関わる作業の作業時間及び消費エネルギーを測定した。10a当たりの延べ作業時間及び消費エネルギーは、慣行栽...
要約 防虫ネットによる開口部被覆、定植時粒剤処理、天敵としてタイリクヒメハナカメムシ、導入寄生蜂(イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ)の放飼およびこれらの天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を組み合わ...
要約 完熟収穫に適して食味が優れ、ホルモン処理やマルハナバチによる着果作業が不要で省力栽培が可能な単為結果性トマト新品種「試交99-2」を育成した。 背景・ねらい トマトの輸入が急増し、国際競争が激化する...
受粉昆虫の訪花性を利用した拮抗微生物媒介によるトマト灰色かび病の防除技術
要約 受粉昆虫のマルハナバチに、灰色かび病菌の拮抗微生物を訪花時に花へ媒介させる方法(媒介法)は、トマト灰色かび病に対して防除効果を認め、生物的防除技術として利用できる。鹿児島県農業試験場・病虫部 ...
トマト栽培におけるマルハナバチによるタバコモザイクウイルスの伝搬
要約 トマト(品種桃太郎)栽培において、花粉媒介昆虫として利用されているマルハナバチ(Bumbus terrestris L.)により、タバコモザイクウイルス(TMV)が伝搬される。 背景・ねらい 近年、トマト栽培にお...
花粉媒介昆虫(ツチマルハナバチ)を利用した加温促成ナスの着果技術 高知農技セ
要約 加温促成ナス栽培では、平均夜温12℃の変夜温管理により花粉媒介昆虫(ツチマルハナバチ)を利用した受粉が可能となり、植物生長調節剤の単花処理を省略できる。 高知県農業技術センター・作物園芸部・施設野...
要約 長ナス、米ナス、小ナスを用いた促成ナス栽培において、マルハナバチの利用は十分可能である。長ナスと小ナスは夜温摂氏13度、米ナスは摂氏15度がよい。宮崎県総合農業試験場・野菜部・栽培科 背景・ねらい ...
要約 施設トマトでマルハナバチを利用して受粉する場合は、最低気温を摂氏15度に設定するとハチの活動が維持でき、着果が安定し、空洞果の発生が減少するため、商品収量が増加する。慣行の最低気温摂氏10度設定で...
要約 野外より採集したオオマルハナバチの女王蜂を室内で営巣させ、そのコロニーから得た新女王蜂は、5℃の低温処理により、4ヶ月間の人工越冬が可能である。低温処理後の女王蜂を覚醒・営巣させることにより、室...
要約 日本産マルハナバチと、セイヨウオオマルハナバチのトマトでの訪花行動・着果効果を比較したところ、これらの能力については、日本産種と導入種での差は認められず、日本産マルハナバチもトマトを着果させる...
要約 収穫搬出作業の機械化、装置化を想定し、通路部を125cmに広げ、栽植本数を98本/aと従来の3分の2程度に減じたところ、トマトの節間及び花房間距離が短く、各花房位置が低く、各基本枝の茎径は太く、1株当た...