新規需要米向け水稲品種の4-HPPD阻害型除草剤に対する感受性
要約 新規需要米向け水稲品種「ハバタキ」「タカナリ」「モミロマン」「ミズホチカラ」「ルリアオバ」「おどろきもち」「兵庫牛若丸」はベンゾビシクロン、メソトリオンおよびテフリルトリオンに対する感受性が高...
不耕起播種大豆に対する化成肥料の基肥施用による株数の減少と減収
要約 水田転換畑の大豆不耕起栽培では苗立ち不良が生じやすいが、これに加えて化成肥料の播種時施用は苗立ち不良や立ち枯れの発生を助長し、立毛数の減少による減収を生じることが多い。そのため関東地域の大豆不...
肉豚用配合飼料の10%量を飼料米に代替して肥育後期に給与できる
要約 飼料イネ専用品種ホシアオバの穀実をモミ米のまま肉豚用配合飼料の10%量代替した飼料を肥育後期に給与すると、背脂肪が薄くなり、肉色が淡くなるが飼養成績や豚肉の脂肪酸組成は慣行の肉豚用配合飼料と同等...
要約 暖地野菜作地帯において、裏作に飼料イネを耕種農家が栽培を行い、畜産農家が持ち寄った飼料作収穫用機械および平均補助率42%の事業により導入した自走式ロールベーラー2台を用い50ha規模で集団収穫すれば、...
食品残さのペレット肥料化及びそのマニュアル化による利用技術体系
要約 食品残さから製造した堆肥を原料として、ペレット肥料(堆肥ペレット)の製造技術と作物への利用技術を明らかにし、マニュアルを作成した。そのマニュアルを活用することにより、水稲、露地葉根菜類、花きに...
要約 水稲新品種「北陸193号」は寒冷地南部での出穂期が晩生の晩に属する粳種である。玄米収量が多く、バイオエタノール用、飼料用等の新規需要米としての利用が期待できる。 キーワード イネ、バイオエタノール...
要約 新潟県の現地ダイズほ場で発生したモザイク症状や縮葉症状の病原は、その諸性状から新種の植物ウイルスである。本ウイルスは新潟県内の広範囲な地域に分布している。 キーワード ダイズ、新種の植物ウイルス...
要約 水田でのイタリアンライグラスの播種期が12月まで遅延した場合、弾丸暗渠や明渠を設置して圃場の排水性を高め、低温伸長性の高い品種を用い、5kg/10aで播種すると、スズメノカタビラ主体の雑草割合を最小限...
二毛作地帯での複数品種組み合わせと作業請負組織による飼料イネ適期収穫
要約 稲麦二毛作地帯で早晩性の異なる飼料イネ複数品種の計画的な作付けは適期収穫を拡大し、刈り遅れを回避できる。収穫調製を担うコントラクター2組織により、後作小麦播種適期前に約40haの適期収穫が可能とな...
要約 飼料イネ品種「モーれつ」は塩濃度の高い土壌(EC値983μS/cm)で栽培しても、他の九州での主要な飼料イネ品種と比較して初期生育が抑制される程度が少ない。 キーワード 飼料イネ、耐塩性、塩害 背景・ねら...
湛水・陽熱処理がアスパラガスの生育阻害物質の活性に及ぼす影響
要約 アスパラガスの根の生育阻害物質は、土壌及び土壌中の水にも存在する。いずれも、長期間湛水と同時に陽熱処理を行うと、生育阻害の程度は大幅に軽減され、その効果は、水及び根に対して大きい。湛水のみの場...
要約 「ルリアオバ」は、刈取後の再生茎の生育が旺盛で、2回刈り栽培における地上部全重が極多収で稲発酵粗飼料に適した晩生種である。九州南部において茎葉型の2回刈り専用種として利用できる。 キーワード イネ...
水田からのメタン放出に対する大気二酸化炭素濃度と夜温上昇との相互作用
要約 大気二酸化炭素(CO2)濃度の上昇は、水田土壌からのメタン(CH4)放出を促進しますが、その程度は高夜温によって抑制されることをチャンバー実験により明らかにしました。この結果は、気候変化のメタン発生...
飼料用・米粉用など多用途に利用できる多収水稲新品種「ミズホチカラ」
要約 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加...
要約 そば「桔梗3号」は「信濃1号」と比して耐倒伏性とゆで麺の色の評価に優れる。生態型は中間秋型で収量性は「信濃1号」と同等である。千粒重、容積重は「信濃1号」と同等かやや高い。また、乳熟期に赤果皮とな...
ダイズプロテオームデータベースは湿害関連タンパク質の検出に有用である
要約 ダイズの生育時期・器官特異的・細胞内小器官タンパク質を解析し、二次元電気泳動を基盤にしたダイズプロテオームデータベースを構築し公開する。湿害時に増加・減少するタンパク質情報も収録されている。...
大豆発芽時の湿害に対する代謝応答はTCA回路やGABA代謝が関係している
要約 冠水ストレスにより大豆発芽時の代謝は大きく変動し、クエン酸、イソクエン酸、フマル酸、GABA、アラニンの変化が強く影響を与えている。嫌気呼吸により糖含有率が低下し、TCA回路とGABA-shunt経路に関わ...
要約 飼料米を15あるいは30%配合した飼料を肥育豚に給与すると、良好な発育成績ならびに枝肉成績がえられる。また、皮下脂肪内層のオレイン酸割合は高く、リノール酸割合は低くなり、硬くしまりがある方向へ脂肪...
多収で紫肉色の安定した加工用カンショ新品種候補系統「沖育96-1-15」
要約 「沖育96-1-15」は、いもの変形が少なく外観の良い多収系統である。紫肉色が濃く均一で安定しているため、加熱後の発色が良く加工用に適している。 キーワード サツマイモ、紫肉色、沖育96-1-15、多収、加工...
倒伏に強く大粒良質で蛋白質含量が高い大豆新品種候補系統「東北160号」
要約 だいず「東北160号」は倒伏とダイズモザイクウイルスに強い。子実は大粒良質で、子実中の蛋白質含量が「エンレイ」並に高く豆腐に適する。 キーワード 大豆、耐倒伏性、ダイズモザイクウイルス抵抗性、蛋白...