免疫不全マウス体内で成熟させたブタ精子を用い、正常仔豚が誕生
要約 仔豚の精巣を免疫不全であるヌードマウスに移植し、その体内でブタの成熟精子を作出した。これを成熟卵と顕微授精させた後に雌豚に移植し、仔豚を分娩させることに世界で初めて成功した。本技術は、家畜だけ...
要約 黒毛和種雌子牛を人工哺乳する場合、哺育前期に哺乳量を段階的に増やすことで、自然哺乳と同等の発育となる。人工哺乳中の濃厚飼料摂取量は6週齢まで哺乳量に関係なく、6週齢以降は哺乳量を減量することで...
要約 妊娠認識のシグナルとして知られているウシインターフェロン(bIFN)τならびに特異抗体を作製し、測定系を確立した。類縁物質と交差反応が無く、bIFNτを特異的に検出し測定することができる。 キーワード 家...
過剰排卵処理排卵前卵胞吸引による成熟卵子回収と黄体形成およびその受胎性
要約 繁殖雌牛に過剰排卵処理を行い、発情観察後排卵前の大型卵胞を経腟採卵により吸引することで第1極体の放出した成熟卵子の回収が可能である。また、吸引7日後には受精卵移植可能な黄体が複数形成され、移植後...
要約 中山間地に偏在する繁殖和牛の高品質・安定生産に資することを目的に簡易採卵装置を開発した。本技術は、低コストで従来法と変わらない回収率を示し、受精卵回収から検卵まで短時間で終了する野外で有効な採...
要約 家畜市場に出荷された県内産子牛の出荷体重を用いた直接的遺伝効果の遺伝率は0.29で、母性遺伝効果の遺伝率は0.22で、遺伝相関は-0.29でる。 キーワード 肉用牛、黒毛和種、繁殖雌牛、母性遺伝効果、育種価 ...
要約 黒毛和種雄子牛を人工哺乳する際に、段階的に哺乳量を増加させることで、自然哺乳産子(5か月間哺乳)と同等の発育を得ることができる。また、離乳前に哺乳量を減らすことで、養分摂取を液状飼料から固形飼...
マイクロドロプレット法によりガラス化保存した牛初期胚の簡易融解希釈技術
要約 マイクロドロプレット(MD)法によりガラス化保存させた牛体外受精由来胚は人工授精用ストロー内で保存後、そのまま融解希釈し10分間保持しても高い生存性を示す。 キーワード ウシ、繁殖、ガラス化保存、初...
要約 同一ドナー細胞由来ホルスタイン種体細胞クローン牛3頭は一般牛同様に過剰排卵処理することにより受精卵を回収することができ、また、得られた胚の移植により後代牛の生産が可能である。 キーワード 乳用牛...
水酸化アルミニウムゲルを用いたウシのワンショット過剰排卵誘起法
要約 卵胞刺激ホルモンと水酸化アルミニウムゲルを混合した製剤を用いれば、従来6~8回の筋肉内投与が必要であった牛の過剰排卵処置を、ただ1回の投与で効果的に実現できる。 キーワード ウシ、家畜繁殖、過剰...
放牧乳用育成牛への受精卵移植後の黄体ホルモン製剤(CIDR)の適用
要約 放牧乳用育成牛(受卵牛)における受精卵移植の受胎率を向上させるため、移植直後の受卵牛にCIDRを挿入した(7日間)。その結果、移植前日にHCG投与した受卵牛群が高い受胎率を示した。 キーワード 受精卵...
要約 「北乃桜号」は藤良系の「糸光」を父に、藤良系の「第7糸桜」を母方祖父とする哺育能力の高い血統で、脂肪交雑が特に優れ、繁殖雌牛の改良に適した種雄牛である。 キーワード 黒毛和種種雄牛、北乃桜、脂肪...
哺育能力が高い血統で脂肪交雑に優れた黒毛和種種雄牛「北美津清号」
要約 「北美津清号」は哺育能力の高い気高系の「賢深」を父に、藤良系の「糸光」を母方祖父とする血統で脂肪交雑が特に優れ、繁殖雌牛の改良に適した種雄牛である。 キーワード 黒毛和種種雄牛、北美津清、脂肪交...
組換えウシインターフェロンτの子宮内連続投与は発情周期を延長させる
要約 バキュロウイルス発現系により作出した組換えウシインターフェロンτを、発情周期の13日から24日に、ウシ子宮内に1日1回200mg投与することにより、黄体の退行が一定期間おさえられ、発情周期が延長する。 ...
要約 ウシの妊娠認識物質であるインターフェロンタウ(IFN-τ)について、その遺伝子の一部を大腸菌の利用頻度の高いコドンに改変することにより、遺伝子組換え大腸菌による大量発現が可能となった。精製した組換...
要約 全兄弟検定を組み込んだ検定システムを用いて黒毛和種種雄牛「深晴波」を作出した。気高系の「賢深」を父に、藤良系の「ほうせい」を母とする血統で、発育性は全国平均と同水準だが、脂肪交雑と皮下脂肪厚が...
胚移植を活用した肉用牛経営−酪農経営の地域連携生産システムモデル
要約 地域連携生産システムでは、肉用牛経営と酪農経営が胚の出し手、受け手としての役割を各々分担する。また、胚移植を円滑に実施するための支援組織を組み込む。システム内の胚価格の設定は、両経営が新たに得...
要約 受精卵移植技術等により双子生産が行われ、生時体重の小さい黒毛和種子牛が生産されても、早期離乳(2または3ヵ月齢)による人工哺育・育成が可能である。 背景・ねらい 受精卵移植技術の普及に伴い、乳用牛...
要約 分娩後に1回過剰排卵処理・採卵を行い、その後通常の人工授精を行う和牛繁殖システムを実施することにより、分娩間隔は通常の繁殖システムに比べ1.9ヶ月延長するが、 7.3個の受精卵が確保でき、AI産子とET産...
要約 PCR法の利用による胚の段階での性判別について、野外牛を対象に実施したところ、Aランク胚ではバイオプシーによる受胎率の低下はなく、実用性が高いと認められた。 背景・ねらい 分子生物学の発達は、Polime...