ストレスによって誘発されたラットの排卵抑制と中枢神経活動の関連性の検討
要約 ストレスによって誘発されるラットの繁殖障害の発症機序について実験的に検討し,ストレスに起因する中枢の神経活動の変化が排卵抑制に関与していることを明らかにした。また,α2拮抗薬がストレスによる排卵...
要約 出荷した肉豚の上物割合と交配記録から、各種雄豚の上物肉豚生産割合を簡易に推定するための計算式を作成した。この計算式で推定した現地養豚農家の種雄豚の相対的上物生産割合は実際の上物生産割合とよく一...
要約 黒毛和種(父牛)とホルスタイン種(母牛)から生産した交雑種データを用い、遺伝的パラメターおよび父牛の育種評価を推定する。また増体量、枝肉単価について高い遺伝率が得られることから、交雑種を用いた黒毛...
要約 ヒラメの持つ核外遺伝子であるミトコンドリアDNAの構造を、分子クローニング技術を用いて調べた。その特徴は、ほかの魚類やヒトなどの脊椎動物とよく似ていたが、D-ループという部分に隣接して74塩基対を単...
陽性率とプロフィ−ルインデックスに基づく植物病原細菌およびその近縁細菌の簡易同定法
要約 植物病原細菌とその近縁細菌を対象とする鑑別表を作成し,それを用いて行う簡易同定法を開発した。既知細菌を市販の細菌検査キット「アピ20NE」に移植して2日または3日目に得られる結果を用いて,陽性率お...
要約 伝統的な平地農村のモデルを所構内に造成することによりトンボ類,カエル類、森林性の鳥,疎林・草地を利用する鳥,林内空間を利用する鳥,フクロウなどを定着させることのできる平地農村のビオト-プ結合シ...
要約 酸性雨等によって陸水環境が酸性化されたとき、pH5程度の弱酸性環境であってもサケ・マス類親魚の卵・精子形成過程が被害を受け、受精後の胚・稚魚の発生率の低下や奇形率の上昇が生じ、繁殖率に影響を及ぼ...
オリエンタルハイブリッド系ユリにおけるリン片繁殖球根の肥大経過
要約 オリエンタルハイブリッド系ユリのリン片繁殖は、リン片ざし後2年球で花蕾数3輪以上の個体は、「カサブランカ」で60%、「ル・レーブ」、「スターゲーザー」で9%であり、リン片ざしによる球根養成年限は、「...
要約 リンドウの超低温保存は、腋芽を利用するガラス化法によって可能である。前培養(0.3Mショ糖添加培地2日間)と前処理(2Mグリセリン+0.4Mショ糖)により、腋芽の伸長率は向上する。 背景・ねらい リンドウは挿...
要約 マルバカイドウ台苗木のつくり方として、長さ15~20cm、基部直径0.7cm以上のマルバカイドウ1年枝に品種の1年枝を通常どおり切り接ぎし、これを発泡スチロール箱に火山灰土壌を入れて挿し木すると、優良苗木...
要約 脂肪肝牛では肝臓からのリポタンパク質分泌能が低下している。リポタンパク質の脂肪酸組成を調べたところ,リノール酸,エイコサトリエン酸(n-6)等の必須脂肪酸 が正常牛に比べ減少していた。脂肪肝ではリ...
要約 養豚農家の生産管理技術の違いが経営内の繁殖及び肥育成績にどのように関連するかを調査した。それにより、中央畜産会が示す指標をもとにした総合的技術評価指数式が作製でき、農家間及び同一農家内年次間の...
要約 牛肝細胞の初代培養法を確立し、この細胞系が、周産期に多発する脂肪肝に関与するリポ蛋白質代謝研究へ応用できることを明らかにした。 背景・ねらい 周産期には脂肪肝が多発しており、これが繁殖障害や乳房...
要約 リンゴ台木新品種候補「リンゴ台木盛岡7号」は、マルバカイドウに「M.9」を交雑して育成したリンゴわい性台木である。挿木繁殖が極めて容易で、「M.9」相当ないしやや強度のわい化能力を有し、多収性で、高...
要約 シバは、酵素法によるセルラーゼ不溶性分画(Ob)が乾物中71.0%と消化性の低い飼料であり、年次的にも季節的にも変動が少ない。推定TDNは50.0%、推定DCPは4.9%で、生育期間を通じて質的にきわめて安定した...
要約 1994年の猛暑による牛乳生産への影響として、個体のFCM乳量が平均で約3~5%低下した。被害は、乳量水準の高い牛、気温の高い地域で大きかった。また、農家は繁殖面での被害を最も深刻にとらえていた。 背...
胚移植による交雑種雌牛(黒毛和種×ホルスタイン種)からの双子生産
要約 交雑種雌牛(黒毛和種×ホルスタイン種)を受胚牛とし双子生産では、分娩時の子牛事故率が25%と高くなったが、自然哺乳・放牧飼養下でもほぼ順調な繁殖機能回復と双子産子の良好な発育が得られ、効率的な肉...
要約 産子数の約3倍の明確な差のあるゲッチンゲンミニブタと梅山豚間での交雑を行い、発育および産子数等の繁殖形質の推移を調べた。ゲッチンゲンミニブタと梅山豚間交雑種の産子数の違いには、体の大きさが関係...
GnRHの連続投与と性腺刺激ホルモンを利用した過剰排卵誘起処置法
要約 性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)を連続して投与し、ウシが本来有する繁殖機能を抑制してからPMSGまたはFSH処置を行うと、多数の卵胞が発育して成熟した。発育した卵胞はhCGの投与によって...
要約 高率にクローン胚が作出できる核移植法とCR1aa培地を用いたマウス胎子由来線維芽細胞との共培養法を開発した。 背景・ねらい クローン家畜の生産手段として胚の核移植技術は極めて有用であると考えられる...