ニシキゴイの稚魚生産における自発摂餌給餌システムを用いた網生簀養殖
背景・ねらい
ニシキゴイ養殖において、限られた水面を用い、高密度・高成長・高品質を担保する飼育方法を開発することは、群馬県においても地域産業として発展する要素がある。また、コイヘルペスウイル...
背景・ねらい
養魚用飼料に含まれる栄養成分含量を最適化することは,生産性の向上によるコスト低下のみならず,環境への汚濁負荷を軽減する上でも重要である。養魚用飼料の主原料である魚粉の価格高騰と供...
暑熱環境下の肥育後期豚では飼料中アミノ酸の消化吸収能力が低下する
要約 適温と比較して暑熱環境下の肥育後期豚では、膵臓と空回腸が小さくなり、粗蛋白質およびリジンをはじめとした各種アミノ酸の回腸末端部での見かけの消化率は3~7%低下する。 キーワード 暑熱ストレス、肥育...
背景・ねらい
自発摂餌は、魚の学習能力を利用し、魚自身がスイッチを入力することにより自らの摂餌要求に応じた給餌が可能であり(図1)、給餌作業が大幅に軽減できる給餌システムである。群馬水試では事...
高脂質低タンパク質飼料がマダイ稚魚の成長および肝膵臓の酵素活性に及ぼす影響
背景・ねらい
養殖現場水域における窒素およびリンによる環境負荷が大きな問題になっており,海域によってはその大部分が飼料由来のものである。両者を効果的に削減する方法の一つとして,飼料中の魚粉を脂...
地球温暖化による気温上昇が我が国の肥育豚の飼養成績に及ぼす影響予測
要約 肥育去勢豚の飼養成績と環境温度との関係を実験的に求める。得られる関係式を用いて日増体量に対する地球温暖化の影響を各地域の月平均気温の変動予測シナリオから推定する。その結果、2030年、2060年と年代...
要約 タイにおけるブラーマン種成去勢牛の維持に要する代謝エネルギー要求量は457 kJ/kgBW0.75であり,代謝エネルギーの生産時における蓄積利用効率は57.4%である。これは,日本飼養標準における黒毛...
要約 肥育前期配合飼料(体重30~70kg)に繊維分解酵素を添加すると、発育と飼料効率が高まる。ふん量は7.4%減少する傾向がある。 背景・ねらい 養豚は飼養頭数の多頭化が進み、一戸当たりのふん排せつ量が増加...
要約 タイ東北部における在来種去勢牛の維持に要する代謝エネルギー要求量は, 477 kJ/kgBW0.75である。これらは日本飼養標準における黒毛和種去勢牛の維持に要する代謝エネルギー要求量の470 kJ/kgBW0.75とほ...
エキスパンダー加工飼料の配合による採卵鶏の排せつふん量低減化
要約 エキスパンダー加工飼料を5%、10%および15%採卵鶏用配合飼料に配合したものを採卵鶏に給与すると消化吸収が改善され、10%飼料配合は、鶏卵の生産性に及ぼす影響もなく、排せつふん量が生ふんで約10%、...
要約 食品残さを飼料利用するための、採卵鶏への天ぷらカスの10%混合給与は、卵重が増加し、消費者における卵の嗜好性は向上する。 キーワード ニワトリ、天ぷらカス、食品残さ飼料、官能評価 背景・ねらい 外食...
アルゼンチンチャコ・フォーモサ地域における冬季の農業副産物給与による育成雌肉牛の増体重改善のための推奨給与法
要約 各種農業副産物の経済的推奨給与量と1kgの増体重に要する費用は次のようであった。
綿実:1kg/頭/日、US$0.26~0.33。小麦糠:体重の0.4%、US$0.36。 米糠:0.4%、US$0.52。綿実粕:体重の0.8%、U...
肉用牛への非加熱穀類給与は加熱圧片穀類に比べ飼料効率を低下させる
要約 黒毛和種去勢牛に荒挽大麦および挽割トウモロコシを給与すると、枝肉成績に差はないが、加熱穀類に比べ飼料効率を低下させる。 キーワード 肉用牛、穀類、加工形態、飼料効率 背景・ねらい 4県協定研究によ...
要約 黒毛和種去勢肥育牛において肥育中期の可消化養分総量摂取水準を同一条件とすると、この期間の増体量が多く飼料効率が優れる個体では枝肉の脂肪蓄積量が多い。 背景・ねらい これまでの黒毛和種去勢肥育牛の...
トウモロコシ形状が黒毛和種去勢牛の産肉性および美味しさ成分に及ぼす影響
要約 黒毛和種去勢牛への加工形状の異なるトウモロコシ給与は、牛肉の美味しさ成分(グルタミン酸、イノシン酸)に影響することが明らかとなる。 背景・ねらい 家畜用飼料のトウモロコシは、1995年から圧ぺんや粉...
泌乳前期における混合飼料中の稲発酵粗飼料の給与割合は25%程度が適正
要約 給与する混合飼料中の稲発酵粗飼料の乾物混合割合が25%程度であれば、分娩後10週程度までの泌乳前期における乳牛の乳量や乳成分は維持できる。 背景・ねらい 泌乳前期に、同じイネ科粗飼料の稲発酵粗飼料と...
肥育後期の乾燥豆乳粕給与が褐毛和種去勢牛の産肉性に与える影響
要約 褐毛和種去勢牛の肥育後期190日間に乾燥豆乳粕混合飼料を給与することにより、飼料費を低減しつつ、BMSNo、BCSNo、肉の光沢および脂肪の光沢・質の向上が図られる。 キーワード 乾燥豆乳粕、肥育後期、産肉...
黒毛和種去勢子牛への粗飼料給与割合が発育と産肉性に及ぼす影響
要約 去勢子牛において4~10か月齢の育成期に粗飼料を多給すると、育成期間中の増体量が小さく飼料効率は悪いが、第1、2胃の重量及び容積は大きくなる。30か月齢まで肥育すると肉質では大きな差は無いが、枝肉重量...
背景・ねらい 本県では1975年にコレゴヌスを当時のチェコスロバキアから導入し、種苗生産・飼育方法等研究を行ってきた。1983年には「シナノユキマス」の名称で民間養殖場に普及し、地域の特産魚として、年間約40...
背景・ねらい 魚類養殖における環境水への窒素負荷を軽減するためには,飼料へのタンパク質配合量を削減し,良質な油脂等をエネルギー源として強化することが有効である。本研究では,既往の知見よりさらにタンパ...