要約 「筑水」の実生より選抜された「福水」は、9月上中旬に収穫できる赤ナシで、果実が大きく、玉揃いが良く、収量が多い。また、みつ症等生理障害の発生も見られない。 キーワード ニホンナシ、新品種、福水、...
要約 「新高」に「新星」を交雑し、日本なし新品種「歓月」を育成した。「新高」に続いて「愛宕」より10日程度早く収穫できる晩生の赤なし品種で、果重は700g程度の大果となり、果肉質が優れている。氷温でおよそ...
要約 ナシ‘愛宕’の心腐れは胴枯病菌以外に、フザリウム菌、アルタナリア菌、炭疽病菌などによっても生じる。 キーワード ナシ、心腐れ、胴枯病菌、フザリウム菌、アルタナリア菌、炭疽病菌 背景・ねらい ナシ‘愛...
要約 モモ「清水白桃」の最終摘果時期を生理的落果が終息する満開後80日目ごろまで遅らせても果実肥大が劣ることはなく、生産が安定する。 背景・ねらい 生理的落果が多いモモ「清水白桃」で生産安定を図るには...
要約 日本なし「南月」は「越後」に「新水」を交配し、育成したもので、育成地(長野県下伊那郡高森町)では9月上~中旬、「幸水」と「豊水」・「二十世紀」の間に収穫になる中生種で、糖度が高く良食味の青なし...
要約 ニホンナシの主要病害である黒星病の減殺菌剤防除体系を基本とし、輪紋病など他病害の防除適期には黒星病にも効果のある薬剤を選択し、さらに、落葉の除去、鱗片発病芽の切除等による耕種的防除と殺菌剤の残...
アメダス気象情報を利用したリンゴ黒星病発生予察情報提供システム
要約 アメダス気象情報を利用したリンゴ黒星病発生予察情報提供システムは、長野県内農政イントラネット(ALPSネット)の端末から、アメダス観測地点でのリンゴ黒星病発生予察情報を取り出すことができる。 背景...
モロヘイヤ黒星病菌(Cercospora corchori Sawada)汚染種子の乾熱処理による種子消毒法
要約 モロヘイヤ黒星病菌(Cercospora corchori )による汚染種子を、通風式恒温器を用いて40℃で1日間予備乾燥し、続いて87.5℃で6日間乾熱処理する方法は、種子消毒法 として有効である。 背景・ねらい 1992...
要約 北海道で発生している病害はきくで15種、ばらで10種、ストックで5種、きんぎょそうで4種、アルストロメリアで3種、サンダーソニアで2種である。また、害虫はきくで22種、ばらで24種、ストックで15種、きんぎ...
要約 ニホンナシ新品種「あきあかり」は、「162-29」に「ナシ平塚17号」を交雑して育成した早生の赤ナシ品種である。果実肥大良好で高糖度であり、良食味である。果実の日持ち性良好である。 背景・ねらい 現在、...
要約 ニホンナシ新品種「秋麗」は、「幸水」に「筑水」を交雑して育成した中生の青ナシ品種である。好ましい風味を有し、肉質ち密で高糖度であり良食味である。栽培容易で収穫前落果も少ない。 背景・ねらい 「二...
要約 ナシ新品種「王秋」は、チュウゴクナシとの雑種「C2」に「新雪」を交雑して育成した晩生の赤ナシ品種である。大果で果肉柔軟であり、肉質ち密で良食味である。腋花芽の着生が多く、短果枝の維持も容易で豊産...
要約 リンゴ新品種「さんたろう」は、「はつあき」に「スターキング・デリシャス」を交雑して育成した中生品種である。果皮は濃赤色で着色が優れ、外観良好である。生食用品種の中では酸味が強い。果実は大きく、...
濃赤色で酸味のある中生のリンゴ新品種候補「リンゴ盛岡50号」
要約 リンゴ新品種候補「リンゴ盛岡50号」は、「はつあき」に「スターキング・デリシャス」を交雑して育成した中生系統である。果皮は濃赤色で着色が優れ、外観良好である。生食用品種の中では酸味が強い。果実は...
要約 ナシ黒星病防除において保護殺菌剤である有機銅剤による萌芽直前防除は、生育初期の発病抑制対策として重要であり、生育初期のDMI剤による防除効果の安定を図ることができる。佐賀県果樹試験場・病害虫研究...
ハウス栽培における日本なし「幸水」果実の水散布による外観向上
要約 日本なし「幸水」のハウス栽培において、水を満開後25日から40日にかけて4回散布することにより、果点および果点間コルクの発達が良好となり、果実の外観が向上する。 背景・ねらい ハウス栽培における日本...
要約 「新高」×「幸水」の交雑により、日本なし新品種「陽水」を育成した。「豊水」と「新高」の間に収穫できる晩生の赤なし品種で、糖度が14度以上と高く、果重が約1kgと大きい。 背景・ねらい 愛知県の日本なし...
要約 「花香実」の遅咲き系統は「白加賀」と開花期間が合致する日数が多く、「白加賀」の受粉樹として従来の品種よりも優れている。 背景・ねらい 1.暖冬の場合は開花期が早く、長期にわたり、「白加賀」と受粉樹...
要約 セイヨウナシに7月中旬ころから発生する果実黒点症扶は、リンゴ黒点病菌の不完全世代と同一の病原菌であるCylindrosporium pomiによって起こる病害である。 背景・ねらい 1990年ごろから青森県県南地方では...
要約 リンゴモニリア病の花器感染から6~9日以内にヘキサコナゾールフロアブル、ジフェノコナゾール水和剤又はチオファネートメチル水和剤を散布することにより、株腐れ(果そう腐敗)の発生を防止することができる...