ベニバナインゲンの紙ポット移植栽培による土壌病害発病軽減効果
要約 ベニバナインゲンを紙ポット(ワックスポット)で育苗し移植すると、リゾクトニア根腐病、白絹病、茎根腐病に対して発病軽減効果がある。 キーワード ベニバナインゲン、紙ポット、移植栽培、土壌病害、マメ...
穂発芽しにくい早生の中華めん用硬質小麦新品種「ハナマンテン」
要約 「ハナマンテン」は、硬質小麦で、穂発芽性が難の早生である。高分子量グルテニンサブユニット5+10(Glu-D1d)及び低分子量グルテニンサブユニットg(Glu-B3g)を持ち、グルテンが強靱でゆでのびし難く中華めん...
要約 裸麦新品種「トヨノカゼ」は多収である。粒はやや円粒で、整粒歩合が高い。軟質で搗精時間が短く、精麦品質が優れる。大分県で認定品種に採用された。 キーワード ハダカムギ、多収、円粒、整粒歩合、精麦品...
要約 小麦「ふくほのか」は成熟期が「シロガネコムギ」と同程度の早生種で、赤さび病と穂発芽に強く、多収である。製粉歩留とミリングスコアが高く、製粉性が優れる。小麦粉のアミロース含有率がやや低く、ゆでめ...
万願寺トウガラシの疫病・青枯病複合抵抗性台木「トウガラシ安濃4号」の選定
要約 「トウガラシ安濃4号」は万願寺トウガラシの疫病・青枯病複合抵抗性台木として実用性が高く、有望である。 キーワード トウガラシ、接木栽培、疫病、青枯病、複合抵抗性台木 背景・ねらい 京都府内の万願寺...
Rhizoctonia solani AG-2-2IIIB に起因するダイズリゾクトニア根腐病と有効薬剤
要約 播種3~4週間目頃のダイズにおける下葉の黄化や胚軸部の褐変、著しい根腐れ症状による生育不良はRhizoctonia solani AG-2-2IIIBによって発生することが見出された。本病に対し、モンカットおよびメプロニ...
製パン性が優れ、穂発芽ややし難い硬質小麦新品種候補系統 「東山38号」
要約 小麦「東山38号」は硬質小麦で、高分子量グルテニンサブユニット5+10を持ち、蛋白質含量がやや高くグルテンが強靱で製パン適性が優れる。穂発芽性はやや難であり、稈長がやや長く耐倒伏性はやや弱い。長野...
被害粒の発生が少なく醸造品質の優れるビール大麦新品種「しゅんれい」
要約 ビール大麦新品種「しゅんれい」は、側面裂皮粒と凸腹粒の発生が少なく、多収で早播適応性を有する。オオムギ縞萎縮ウイルスⅠ型系統とうどんこ病に抵抗性で外観品質とビール醸造品質が優れる。福岡県で準奨...
要約 フタテンチビヨコバイは、イネの芽出し苗を用いて累代飼育が可能である。累代飼育虫を用いて、播種後6日目のトウモロコシ幼苗に成虫を放飼して草丈伸長量とワラビー萎縮症の病徴スコアを測定することによっ...
要約 「群馬W10号」は、早生、短稈、多収であり、製粉性に優れて、めんの色調は黄色みがあり、やや低アミロースで粘弾性にも優れている。埼玉県で奨励品種に採用し、群馬県でも奨励品種に採用予定である。 キ...
γーアミノ酪酢(GABA)が多い発芽玄米用糖質米新品種「あゆのひかり」
要約 「あゆのひかり(北陸169号)」は寒冷地南部では中生の中に属する粳種で、短稈、偏穂重型の糖質米系統である。重量当たりのGABA含量が一般品種の3倍前後で、水溶性多糖(植物グリコーゲン)を乾物重当たり30...
製パン性に優れ、穂発芽ややし難い硬質小麦新品種「ユメアサヒ」
要約 小麦「ユメアサヒ」は硬質小麦で、高分子量グルテニンサブユニット5+10を持ち、蛋白質含量がやや高くグルテンが強靱で製パン適性が優れる。穂発芽性はやや難であり、稈長がやや長く耐倒伏性はやや弱い。長...
要約 宮崎県の施設栽培ピーマンに発生したNectria haematococca complexによるピーマン立枯病は実腐症状を引き起こし、腐敗果由来種子により種子伝染する。 キーワード ピーマン、ピーマン立枯病、Nectria haemat...
越夏性に優れ、夏秋期安定多収なペレニアルライグラス「八ヶ岳T-21号」
要約 ペレニアルライグラス「八ヶ岳T-21号」は4倍体系統で越夏性、冠さび病・網斑病抵抗性に優れ、乾物収量は「ヤツカゼ」より多収で、とくに夏期から秋期にかけて優れる。本州以南の高冷地、準高冷地で、採草・...
要約 冬期播種栽培は、コムギ縞萎縮病の発生圃場において、本病の発生抑止効果が高く、秋播栽培よりも子実収量が有意に高まることから、被害軽減策として有効である。 キーワード コムギ縞萎縮病、冬期播種、発生...
耐冷性の強い巨大胚水稲新品種候補系統「恋あずさ(奥羽359号)」
要約 水稲「恋あずさ(奥羽359号)」は一般品種に比べて胚芽重が約2倍あり、γ-アミノ酪酸含量が高い巨大胚粳種である。熟期が早生の晩で耐冷性が非常に強いことから、東北地域向きの発芽玄米用等の加工用品種とし...
温室内の湿度制御によるキュウリの病害発生抑制と生育・収量の向上
要約 キュウリのハウス抑制栽培で、温室内の相対湿度を90%以下に制御すると多湿条件で発生するべと病、褐斑病の発生を大幅に抑制できる。健全葉が確保されて生育はやや旺盛になる。 キーワード キュウリ、湿度制...
被害粒の発生が少なく醸造品質の優れるビール大麦新品種「しゅんれい」
要約 ビール大麦新品種「しゅんれい」は、側面裂皮粒と凸腹粒の発生が少なく、多収で早播適応性を有する。オオムギ縞萎縮ウイルスI型系統とうどんこ病に抵抗性で外観品質とビール醸造品質が優れる。福岡県で準奨...
温室内の湿度制御によるミニトマトの病害発生抑制と生育・収量の向上
要約 ミニトマトの促成栽培で温室内の相対湿度を90%以下に制御すると、葉カビ病等の多湿に起因する病害の発生が抑制できる。健全葉が確保され草勢が向上するため収量が増加し、裂果の発生も抑制され可販果率も向...
イネ雑種集団内の穂いもち圃場抵抗性弱個体を淘汰する世代促進技術
要約 多肥栽培、スプリンクラーによる毎朝夕の散水、風除けの設置により、沖縄支所内の圃場で従来の世代促進栽培より穂いもちを安定して発病させることができ、雑種集団内の穂いもち圃場抵抗性弱個体を淘汰できる...