要約 ナシ栽培園において、複合交信かく乱剤を広域に連年処理することにより、処理しない園に比べ、殺虫剤使用回数を削減することができる。 キーワード ナシ、殺虫剤削減、複合交信かく乱剤、ナシヒメシンクイ、...
水稲のいもち病とフタオビコヤガの防除要否判定のためのモニタリング法
要約 いもち病は幼形期 5 日後もしくは止葉始から 1 週間間隔で見歩き調査をし葉いもち病斑 がなければ出穂前の防除は不要である。フタオビコヤガは 6,7,8 月の各下旬に 10 株の被害株 率・葉率を調査し、被害株...
要約 発生推移に年次間差が大きいテンサイ褐斑病のモニタリング開始時期は、6~7 月の感染好適日数から決定できる。 キーワード テンサイ、褐斑病、モニタリング 背景・ねらい テンサイ褐斑病の初発時期と初発に関...
要約 ハウスでのきゅうり栽培において、ハダニ類、ワタアブラムシ、オンシツコナジラ ミの発生モニタリング法を利用すると天敵の導入適期を簡易に判定でき、天敵を有効に利 用することが可能である。 キーワード ...
チオファネートメチル剤使用中止後の耐性ダイズ紫斑病菌の推移と防除対策
要約 紫斑病のチオファネートメチル剤耐性菌比率は薬剤の使用中止後、一定レベル以下には下がらず、また一旦使うとすぐに急上昇することから、再使用は難しい。最近登録された薬剤の中で、アゾキシストロビン剤や...
ビワにおけるカメムシ防除資材・農薬のフェロモンを利用した効果評価法
要約 チャバネアオカメムシ集合フェロモンをビワ園内に設置し、果樹カメムシ類の多飛来条件を人為的に作りだすことにより、果樹カメムシ類の少発生年においても、安定的に、果実袋等の防除資材や農薬の防除効果を...
果菜類の害虫ミナミキイロアザミウマに対するヒメハナカメムシ3種の必要放飼比率
要約 ヒメハナカメムシ3種の温度別繁殖パラメータおよび最大捕食量のデータを用い,ミナミキイロアザミウマに対する抑制能力(害虫/天敵比)を算出した。この値により,天敵3種を大量放飼する際の理論的必要放飼...
佐賀県のナシ団地における交信攪乱フェロモン剤(コンフューザー)を利用したナシヒメシンクイに対するナシ防除回数削減
要約 九州地方のハウス幸水及びトンネル幸水においても、交信攪乱フェロモン剤(コンフューザー)を設置することにより、農薬の散布回数を削減してもナシヒメシンクイの被害を抑えることが可能である。また、団地...
要約 餌植物を寒天(2%)で固定して,温度20±1℃,関係湿度79%の条件で飼育密度を1容器当りワタアブラムシで10頭程度,モモアカアブラムシで8頭程度として,1~2日毎に子虫を取り除き,3~4日毎に餌を交換すると,1...
要約 面ファスナーに毛糸を絡ませたトラップとツルグレン装置の組合せにより、なし園におけるカブリダニ類のモニタリング調査を行うことができる。 背景・ねらい 在来天敵の消長及び種構成を把握することは、環境...
要約 キャベツの春まき栽培ではコナガ発生予測システムによる防除開始を6月からとする。防除間隔決定には簡易モニタリング法(中心・結球部被害指数0.4~0.5)を活用する。晩春まき、初夏まきは粒剤施用を基本とし...
要約 品種候補として期待されるテンサイ褐斑病抵抗性“強”系統を用いて,薬剤散布法を検討したところ,抵抗性“弱”品種に比べ,薬剤散布開始時期の遅延および薬剤散布間隔の延長ができるので,散布回数は,1~2回...
要約 農薬は施用直後から河川水中で検出されるが、流出ピークは気象状況等で使用基準の時期より遅れたり、一時的に水質評価指針値を超える場合がある。水田田面水中の除草剤の半減期は2~5日で、水口近傍排水口...
免疫化学測定法による河川水中の除草剤メフェナセットおよびシメトリン等の測定
要約 河川水中の除草剤メフェナセットおよびシメトリン等の測定手法として免疫化学測定法(ELISA)は簡便な操作で高感度測定が可能である。この測定法はガスクロマトグラフ法と良好な一致を示し,河川水中の環...
要約 長崎県下のバレイショ栽培圃場からメタラキシル剤に耐性のジャガイモ疫病菌が分離された。県下各地より得た疫病菌は17菌株中12菌株が耐性を示し、耐性菌に対するメタラキシルのMIC値はいずれも200μg/ml以上...
要約 各種疫病菌のrDNA-ITS領域の塩基配列をもとに種特異的なPCRプライマーを設計し、これを用いたPCRによるリンゴ果実腐敗を引き起こす疫病菌の簡易識別法を開発した。 背景・ねらい 日本国内において疫病菌は20...
要約 東シナ海において人工汚染物質の濃縮捕集を行い、ごく低濃度ながら農薬由来と推定される数種類の有機ハロゲン化合物を検出した。一部の物質については、空間的な濃度分布の偏りや塩分値との比較結果から、陸...
黄色粘着トラップを用いたカンザワハダニ発生量の簡易モニタリング法
要約 黄色粘着トラップを茶摘採面上に粘着面を上向きに24時間設置するだけで、4月以降茶生育期のカンザワハダニ発生量を簡単にモニタリングすることができる。 背景・ねらい カンザワハダニは茶病害虫の中で最も...
要約
薬剤解毒酵素遺伝子の構造解析及びその発現量比較による抵抗性ワタアブラムシの識別
要約