粗飼料多給型飼育による「プリンスビーフ」と「さわやかビーフ」生産技術
要約 日本短角種の雄牛と去勢牛に粗飼料を多給して、良質の赤肉を生産する技術を開発した。肥育方法は粗飼料をTDNベースで40%給与し、仕上げ目標は雄牛:20ヵ月、670~750kg、去勢牛:24ヵ月齢、600~680kgとす...
要約 草地植生が悪化し生産力が低下した放牧草地を、簡単な地表処理と追播の組み合わせにより簡易に草生回復を図るための更新技術を明らかにした。 背景・ねらい 放牧草地の多くは造成後かなりの年数が経過し、草...
牧草地・野草地・林地の組み合わせによる放牧期間の延長とササの永年利用
要約 黒毛和種の放牧期間延長のため、牧草地・野草地・林地を組み合わせた放牧地の利用について農家規模で検討したところ、慣行に比べ約50日の延長ができた。また、野草他のササは場所により収量や草勢にかなりの...
要約 国内ではじめて育成した放牧専用の小葉型の新品種である。「東北21号」は植物体のサイズが小さくイネ科草種の生育を抑圧しないので安定した収量が維持できる。また混播草地でクローバ率が適正に維持されるの...
要約 リンゴ加工栽培園の低コスト生産の一貫として主たる手作業の省力試験を行った。その結果、慣行栽培園に比べ、労働時間は70~80%省力でき、収量はほぼ同等で外観は劣ったが、糖度及びアミノ態窒素が高かった...
背景・ねらい ノウサギLepus brachyurusは体垂2~3kgの中型草食獣で,比較的多い個体数と広い生息分布及び激しい造林木食害を起こすために,主要加害獣の一つにあげられる。近年の林業経営低迷状態の中で,有効で...
背景・ねらい 間伐・皆伐など伐採はもとより造林や保育作業においても,林道のコスト低減に果たす役割はきわめて大きい。林道から離れるほどあらゆる生産コストが増大することから,木材価格が低迷している今日,...
要約 大区画圃場整備地区で、省力低コストを目標に「地域輪作」の実証と試算を行った。その結果、(1)土地利用調整を行って、高性能機械施設を導入することで数戸の担い手農家により、大面積の主要機械作業が適期...
要約 水稲から切り替えた畑期間3か年において、小麦の前後作への飼料作物の導入や冬作飼料作物後作へ大豆を組入れることによりトウモロコシを主体とした主要な水田畑作物(飼料作物、麦、大豆)組合せによる3年4作...
1〜4齢人工飼料(3〜4齢無蒸煮人工飼料)による普通蚕品種の飼育法
要約 蚕の人工飼料育において、低コストの無蒸煮人工飼料による飼育期間を3齢~4齢とし、より低コストな一週間養蚕の可能性が明らかになった。 背景・ねらい 4齢期無蒸煮人工飼料育による一週間養蚕の3齢期も同飼...
要約 キンギョウソウの秋春二度切り栽培の播種適期は6月25日頃で、秋出し(1番花)の開花期は10月中下旬、春出し(2番花)は5月上中旬となる。秋の仕立て本数は2本が適当である。また、春出しでは2月中旬から5度Cの加...
ヌカカ防除のためのダクト方式におけるダクト素材の改良と薬剤使用期間の長期化
要約 ヌカカ防除のダクト方式において、カーテン資材(10×10メッシュ両面ラミネート、以下ビニールと略)は実用となり、設定時間は1/3に短縮され、費用も25%節減される。60日薬剤は30日薬剤と同等の効果があり、省...
要約 中山間地域における土地利用型水田酪農経営の安定化には、圃場分散性など土地基盤整備による飼料基盤の拡充が不可欠である。また、中山間地域という土地条件が施設の設置場所を規制するため、頭数規模拡大に...
要約 育苗センター等での水稲の大量育苗作業の省力化のための問題点の解明や新たな技術を導入する場合の事前評価を目的とし、労力配分や作業日程の調整を行い、水稲育苗における作業計画の作成を支援するシミュレ...
要約 ガゼラエンマコガネの牛糞利用による大量飼育法として、飼育環境(温度、日長、相対湿度)、培地の種類や含水率及びその深さ、飼育容器、餌量、接種成虫密度等の条件が明らかにされた。 背景・ねらい 近年、家...
要約 人工授精した牛への胚移植(追い移植)によって、受胎率と胚生存率の向上が達成されることが実証され、高い安定した子牛生産が得られた。 背景・ねらい 胚移植による双子生産は、肥育素牛の効率的な増殖と低コ...
要約 酪農経営が受精卵移植によって和子牛(黒毛和種の肥育素牛)を借り腹生産するコストは、ドナーの借上料、1回当りの採卵個数、受胎率によって大きく左右されるが、岩手県下の現状では約23~35万と試算され、酪...
要約 集落土地利用調整組合とは、集落単位で組織する土地利用・受委託調整体である。本組合による土地利用権の一括集積、作業受委託の斡旋調整は、集団的土地利用の円滑化、担い手・生産組織育成の一方策として有...
要約 キャベツのセル成型育苗法におけるトレーの材質は、セル容量が同程度の場合、合成樹脂製トレーが発泡スチロール製トレーに比較して苗の抜取性の点で優る。また、1セル当り容量は15~30ml程度が適当である。...
背景・ねらい 高能率で低コストの魅力ある林業を確立するためには.新たな機械化作業システムを構築することが不可欠である。路網は,この機械化作業システムの基盤的施設であることから,路網機能に応じた合理的...