要約 繁殖牛と子牛を冬期も含めた周年で一緒に放牧することにより、慣行的な飼養方式と比較して生産コストの4割を削減できる省力的な肥育素牛の生産技術体系である。生産性を低下させることなく肉用牛繁殖経営の...
イミダクロプリドで選抜したトビイロウンカにおける寿命の短命化および産卵数の減少
要約 同一のトビイロウンカ個体群からイミダクロプリドで選抜した系統では、アセトンで選抜した系統に比べて、イミダクロプリドに対する感受性が低下し、短命、少卵となる。トビイロウンカではイミダクロプリド抵...
要約 ニュージーランドの子牛生産コストは日本の大規模経営平均の約7分の1であり、コスト格差の主な要因は周年親子放牧に加えて、自然交配、輪換放牧と哺育能力の高い繁殖牛選抜、ケール等を利用した冬季飼養、キ...
葉面常在菌が分泌するエステラーゼ酵素の併用で病原菌による雑草の防除効果が高まる
要約 葉面常在酵母(Pseudozyma antarctica)が分泌するエステラーゼ(PaE)は、葉の表面を覆う脂質層を薄くする作用がある。雑草に病原菌を感染させて防除する生物防除法において、高濃度のPaE併用処理は、...
要約 クヌギ林放牧による原木椎茸と肉牛生産で構成される林畜複合経営は、経営資源の家族労働力と繁殖牛、里山の汎用利用が行われ、単一経営と比べて各部門の作業労働や経費が低減されるため収益性が高く、生産物...
大型海産魚類における低コスト受精卵供給技術の開発:ブリの成熟に及ぼす制限給餌の影響
要約 マグロやブリ等の大型養殖魚では、受精卵の採取を目的とした親魚養成に膨大な餌料費が必要となるため、そのコスト削減が強く望まれている。本研究では、親魚の卵形成過程の各時期に給餌量を制限することで、...
ブラインシュリンプ卵は天敵タイリクヒメハナカメムシの代替餌として利用できる
要約 捕食性天敵タイリクヒメハナカメムシの飼育・生産は、通常高価なスジコナマダラメイガ卵が用いられるためコストがかかる。安価な代替餌ブラインシュ...
放牧方式等を反映した肉用牛繁殖経営の評価モデル構築と経営成果の比較
要約 肉用牛繁殖経営の評価モデルを構築し、放牧方式別の経営成果を比較すると、妊娠牛の季節移動放牧による子牛生産のコスト低減効果は、周年舎飼の10%程...
搾乳ロボットと飼料生産等の外部化による酪農収益性向上の可能性と条件
要約 ロボット等による搾乳および飼養管理の省力化と飼料生産等の外部化等により、夫婦1世代で経産牛約120頭の飼養と収益性の高い酪農が可能となる。ただし、高泌乳牛飼養となるため収益確保にはICT等を活用した...
要約 ブナの種子生産が大きく年変動する現象(結実豊凶)の制限要因は窒素資源であることがわかりました。ツキノワグマなどブナの結実に依存する野生生物の保護管理手法の策定など、幅広い分野で応用が期待されま...
周年親子放牧により子牛生産コストを半減する繁殖経営の生産管理と経営対応
要約 労働時間の7割低減と生産コスト半減を実現する肉用牛繁殖経営の要点は、放牧用地の団地化と定置方式による周年親子放牧、1日2回の集畜と個体管理、高い牧養力を維持する草地管理、コントラクターとの連携に...
水田を利用した省力・低コスト肉用子牛生産に活用できる「水田放牧の手引き」
要約 水田放牧に適した牧草や飼料イネの栽培と放牧利用技術、放牧飼養による繁殖への影響、放牧に伴うリスクとその低減方策、環境への影響、営農への導入効果を解説した手引書である。水田を利用した省力・低コス...
収益性と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる肉用牛経営計画モデル
要約 肉用牛繁殖経営において、水田の飼料利用による所得と環境影響の評価が可能な営農計画モデルである。各種の水田の飼料利用に対応して、最適な所得と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる。 キーワード ...
放牧牛に対する排卵同期化処理と早期妊娠診断を組み合わせた繁殖プログラム
要約 排卵同期化処理と早期妊娠診断を組み合わせた繁殖プログラムを用いた放牧牛の繁殖管理は、集畜など放牧牛の繁殖管理に関わる労力を軽減させ、一定期間内に牛群の妊娠率を高く確保できる。 キーワード 放牧、...
飼料用サトウキビ品種「KRFo93-1」の栽培方法とその利用技術
要約 「KRFo93-1」は、年2回収穫等により多収かつ作業性の良い栽培ができる。従来牧草よりも低コストで生産でき、そのサイレージは発酵品質に優れ、繁殖牛、肥育素牛、泌乳牛において、慣行給与体系に劣らない飼...
要約 遺伝的に飛翔能力を欠くナミテントウは、飛翔能力を持つナミテントウよりも露地栽培圃場内に長く定着し、ワタアブラムシの増殖を抑制する。 キーワード ナミテントウ、飛翔不能化、露地 背景・ねらい アブラ...
黒毛和種において処置に大きな自由度を有する発情同期化法(Flex-Synch)
要約 Flex-Synch はCIDRの腟内留置開始時にPGを併用する発情同期化法であり、発情同期日が薬物処置開始日によって限定されず、より自由に設定できる新たな手法である。その発情同期化効果は、黒毛和種経産牛で従...
要約
ゼフィラ・エレガンスは、1花茎から種子が放任で約300粒採種でき、発芽適温は15~25?Cで、発芽率は74~78%である。播種から2年目で発芽した株の約35%、3年目で約90%が切り花生...
要約 0.5~2gのモグサ量を用いて燃焼温度の測定を行った結果、モグサの量を0.5g、かつ接着剤にデンプンのりを用いた施灸は、燃焼時の最高温度が66.5℃と低く、さらに所用時間も8.3分と短く、常法(2g)と同様の効...
ラオスにおける淡水在来魚キノボリウオ亜科2種の集約的種苗生産
要約 仔魚の初期餌料として有効な淡水産ワムシ(Brachionus sp.)の大量培養技術を導入することにより、ラオスにおいて需要の高いキノボリウオ亜科魚類のキノボリウオ(Anabas testudineus)およびスネークスキング...