要約 非接触性・省力性に優れた赤外線サーモグラフィを活用して、個体の識別から体温の自動計測、さらには計測した体温に基づき体調判定を行い、発熱個体の早期発見を実現する。本システムは農場の多頭数飼育・大...
搾乳ロボットと飼料生産等の外部化による酪農収益性向上の可能性と条件
要約 ロボット等による搾乳および飼養管理の省力化と飼料生産等の外部化等により、夫婦1世代で経産牛約120頭の飼養と収益性の高い酪農が可能となる。ただし、高泌乳牛飼養となるため収益確保にはICT等を活用した...
要約 イチゴ選果ライン上で搬送容器で搬送される果実を1果ずつ傷つけないように吸着して拾い上げ、平詰めソフトパックに姿勢を揃えて詰めるロボットである。1回の動作で最大6果を同時に処理し、慣行人手作業より...
要約 トマト一段密植栽培に対応する着果処理ロボットは、夜間にトマトの花房を自動認識し、処理適期の花房のみに着果ホルモン剤を噴霧する。開花時期に複数回、走行させるが、処理済の花房位置を記憶しているので...
移動作業型フィールドサーバを用いた広域・精細モニタリング手法
要約 開発した移動作業型フィールドサーバは、高積載量を実現し不整地を安定移動できる6脚歩行ロボットと、軽量・省電力で広範囲の作業領域をもつロボットアームを備えており、従来型フィールドサーバよりも高度...
要約 自動収穫を行う大豆用コンバインロボットにグレンコンテナを搭載した有人軽トラックを併走させ、収穫と同時に排出を行う。大豆用コンバインロボットのグレンタンクが満量にならないように、排出することで連...
農業機械上での通信制御の国際標準化を簡単にするソフトウエアライブラリ
要約 ISO 11783に準拠した情報通信機能を農業機械上のECU(電子制御ユニット)に簡単に実装するためのソフトウエアライブラリを開発した。基本的な情報の入出力、情報表示・操作用端末との通信、車両速度等の送受信...
要約 定置型イチゴ収穫ロボットは、循環移動式栽培装置と組み合わせて、対象果実の三次元位置、着色度、重なり度合を計算し、果柄を切断して摘み取る。夜間に加え、昼間でも稼働でき、収穫割合は42~79%で、作業...
効率的なCAN導入を実現するマイコンボードNARO CAN BOARD
要約 NARO CAN BOARDは機械制御分野での標準的通信手法であるCANに対応したマイコンボードである。本ボードと添付のソースコードを使うことによって、農業機械用ECUを効率的に開発できる。 キーワード 農業機械、...
要約 イチゴ収穫ロボットは、つり下げ式高設栽培ベッドの通路を走行し、果実の着色度を基に収穫適期の果実を判別する。そして果柄を把持切断することにより果実に接触せず採果を行い、トレイに収容する。収穫率は...
雑草種子の少ない目土は畦畔造成年のシバ被度の拡大に効果がある
要約 シバ植栽時における雑草種子の少ない購入真砂土の目土利用は圃場真砂土に比べて、2回除草では造成年のシバ被度の拡大は大きく、植被率は小さい一方、雑草の群落高と雑草量は除草日に関わらず小さくなる。 キ...
CANバス利用によりセンシングデバイスの共用が容易な自脱コンバインロボット
要約 GPS等のセンシングデバイスからの情報に基づき、予め計画した目標経路に追従して自律走行による収穫作業を行う。 CANバスを介した制御によりセンシングデバイスの着脱と共用は容易であり、ロボット農作業体...
可搬型気象ロボットの利用でメッシュ気象値の良精度推定地域を拡大できる
要約 数台の気象ロボットから成る農業気象観測網を利用して未観測値の気象値を面的に推定(メッシュ気象値)する場合、可搬型気象ロボットによる観測データを併用すると、メッシュ気象値推定式の地形適用範囲を拡...
要約 搾乳ロボットを導入した持続的な経営モデルはアブレストパーラーとの併用方式であり、投資を自己資金で行い、経産牛1頭あたり乳量を10,000kg以上にする必要がある。 キーワード 搾乳ロボット、経済性、経営...
要約 情報機器の着脱が容易でシステムの拡張性が高いCANバスを介して、高精度GPSと姿勢センサ等のセンサ、アクチュエータ、コンピュータを接続することにより、操舵、車速、作業機等を分散制御して自律走行作業が...
要約 穂木用と台木用の給苗ユニットを有するウリ科野菜用の全自動接ぎ木装置である。半自動接ぎ木装置(以下「半自動機」)では3名必要であった運転要員を、セルトレイの補給者1名のみにすることができ、半自...
要約 黒毛和種雌子牛を人工哺乳する場合、哺育前期に哺乳量を段階的に増やすことで、自然哺乳と同等の発育となる。人工哺乳中の濃厚飼料摂取量は6週齢まで哺乳量に関係なく、6週齢以降は哺乳量を減量することで...
任意地点の温位を近隣の気温観測地点との温位差から推定する方法
要約 近隣の気温観測値と任意地点の半年程度の気温観測値を、仮想の温位に変換したときの温度差を、2要素(推定地点と基準とする気温観測地点の地理的条件による、放射冷却の影響度)に分離してモデル化すること...
要約 飼槽の基礎混合飼料(飼料乾物中TDN73%、CP15%)とロボット搾乳施設における濃厚飼料給与と組み合わせて飼養すると、繁殖性の低下もなく11,000kg程度の一乳期乳量となる。乳質には問題は見られなかったが、...
要約 自動哺乳装置による代用乳の給与日量を4lから6lへ高めることにより子牛のスターター摂取開始は2週間程度遅れるが、子牛の発育に負の影響はなく、むしろ哺育期の増体は向上し、300日齢補正体重で10kg以上高ま...