大規模普通畑作経営における雇用労働力定着化のための労務管理手法
要約 雇用規模の大きな経営の事例分析から、雇用労働力を対象とした労務管理のあり方を明らかにした。雇用の定着化のために、雇用期間の周年化と雇用形態の多様化及びOJTが行われている。また、基本給引き上...
要約 桑種茎直播法による新桑園造成法と従来の苗木植付法の経済性を比較したところ造成時間は6分の1、造成費用は3分の1であった。また、本法は完全機械化桑園を造成するのに対応する。 背景・ねらい 養蚕経営上の...
要約 牛乳生産の原価管理指標として、牛乳生産費(第2次生産費、現行の全算入生産費に相当)に代表させると、北海道においては100kg当たり6千円程度、都府県においては経産牛頭数15頭以上の頭数規模で100kg当たり...
要約 害虫類が圃場で大麦・小麦を食害することにより、どの程度の減収・品質低下を引きおこすかを6年間調査した。防除区と比較して、無防除区では平均大麦5%、小麦8%減収したが品質(等級)低下は認められなか...
要約 公共育成牧場の草地・家畜飼養管理を充実し育成預託牛の確保を図るには、豊富な労働力・人材の確保が必要である。そのためには、年間就業を可能とする周年預託、研修対応、牧場資源の高付加価値化、観光事...
背景・ねらい 育林投資は超長期間に及ぶため,ある林地への人工造林が経済的に引きあうか,伐期を何年にするか,施業体系をどうするか判断するには,投資採算性に関する事前評価が重要となる。育林投資の採算性は...
要約 春蚕期では平均気温(Xa)と桑の発芽発育状況(Xb)が、晩秋蚕期では平均気温(Xa)と平均最長枝条長(Xb)との相関が高いことから、これらを用いて県下4地域(水沢・一戸・花泉・種市)の桑の収量予想式を作成した。<...
タンザニア・キリマンジャロ農業開発計画下における農家経済の動向(Ⅱ)
要約 わが国の援助で進められているキリマンジャロ農業開発計画は、安定的な高収益稲作を達成し、周辺地区の経済活動を著しく活性化させているが、今後援助にかかわって整備された種々の資本ストックの維持に問題...
要約 簡易施設を利用したネットメロンの7月どり栽培には、品種はラスターがアムス(慣行)より低温期の着果が安定しており、高畝(40cm程度)、立ち栽培、UV折衷誘引により果実品質が向上する。秀品収量は株間25cm、2...
要約 農業試験場において、転換畑でのハウスおよび露地畑を年2回利用する野菜の新作型体系を確立したのに合わせ、新技術体系の経済性を試算し、これを導入する経営計画を行い、期待される所得を明らかにした。 背...
要約 大区画圃場整備地区で、省力低コストを目標に「地域輪作」の実証と試算を行った。その結果、(1)土地利用調整を行って、高性能機械施設を導入することで数戸の担い手農家により、大面積の主要機械作業が適期...
要約 水稲から切り替えた畑期間3か年において、小麦の前後作への飼料作物の導入や冬作飼料作物後作へ大豆を組入れることによりトウモロコシを主体とした主要な水田畑作物(飼料作物、麦、大豆)組合せによる3年4作...
要約 蚕糸業における副蚕物を有効に利用することを目的として、特に桑条皮層部の靭皮繊維を取出し、これを和紙の表彰状素材として加工利用する技術を確立しようとして細切した天蚕繭層を紙面にちりばめて製作した...
要約 天蚕の新飼料樹「蒿柳」(中国原産の柳の一種)は、生育速度が速く、さし木発根性が極良のため、さし木による促成樹園地の造成が可能で、天蚕の飼料としては、クヌギに比べ飼育経過、繭質等が優れており、天蚕...
我が国食品企業の国際化――即席めん企業のパイオニア,日清食品――
要約 わが国食品企業は、円高経済への移行、農産物輸入の自由化などを背景に海外生産に乗り出し始めているが、なかでも積極的なのが大手即席めんメーカーの日精食品で、冷凍食品を含めるとアメリカ、アジア諸国な...
「戦時共産主義」下のソフホーズ建設――ソフホーズ建設の理論と実態――
要約 ソフホーズは農民経営を集団経営へと再編するためのモデル農場として構想された。しかし、物質・技術的基盤の欠如、内戦という制約のため、その理念は紙上のものに止まった。またこの時期に中央集権的な管理...
1980年代のアメリカにおける農業構造の変容――1987年農業センサスの分析――
要約 1980年代の農業不況の深化によりアメリカの農業構造は変容し、農場の階層分化が進み、上層は繁栄を続けるが、中間層以下は所得不振に悩み脱落して行く農家も多い。また零細層は安定兼業農家と貧困農場に二分...
要約 日本の農家家族は、農家としての再生産の危機と称されるほどに大きな、また多局面における変化を経験している。この事態に接近するために、成員の意識や行動に十分に着目して、より緻密な実証的研究が要請さ...
背景・ねらい ノウサギLepus brachyurusは体垂2~3kgの中型草食獣で,比較的多い個体数と広い生息分布及び激しい造林木食害を起こすために,主要加害獣の一つにあげられる。近年の林業経営低迷状態の中で,有効で...
農業機械銀行方式による担い手の育成と地域的な農地利用体制の形成
要約 現在の地域農業の組織化問題は、(1)受委託の属人的な関係からの組織化と農地の地域的な合理的な利用による(2)属地的な関係からの組織化が求められており、さらにその再調整によって、新たな地域農業生産構造...