水稲「コシヒカリ」の中生同質遺伝子系統新品種「関東HD2号」
要約 水稲品種「関東HD2号」は、「コシヒカリ」の遺伝的背景にインド型品種「Kasalath」由来の出穂性QTL「qDTH8」(Hd5)を有する中生熟期の同質遺伝子系統である。出穂期は、育成地では「コシヒカリ」より1...
カーネーションの花色の濃淡および花型に関わる遺伝子座のマッピング
要約 カーネーションの花色の濃淡に関わるQTLは、作成した連鎖地図上で第6、第9連鎖群に位置付けられる。一重、八重の花型に関する遺伝子座は第16連鎖群に位置付けられる。 キーワード カーネーション、連鎖地...
Stvb-i候補遺伝子領域の形質転換によるイネ縞葉枯病抵抗性の付与
要約 イネ縞葉枯病抵抗性品種「St. No. 1」のゲノム断片約25kbを導入した組換え体は、イネ縞葉枯病に対して遺伝子供与親と同程度の抵抗性を示す。導入断片内の4予測遺伝子は、イネ縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-i...
要約 カイコ2型濃核病ウイルスに対する抵抗性遺伝子(nsd-2)を、カイコゲノム情報を用いて単離した。抵抗性カイコと感受性カイコでの候補遺伝子の塩基配列の比較により、中腸で発現している膜タンパク...
要約 水稲系統関東IL1号は、戻し交配とDNAマーカー選抜により、コシヒカリの遺伝的背景にインド型品種Kasalath由来の出穂性QTL「qDTH6」(Hd1)をコシヒカリの遺伝的背景に導入した極早生同質遺伝子系統である。 ...
イネ近縁野生種Oryza rufipogonが持ついもち病圃場抵抗性の遺伝解析
要約 O.rufipogon(IRGC-Acc104814)のいもち病圃場抵抗性には,5つのQTLが関与している。そのうちもっとも作用力が大きい第4染色体のQTLはSSRマーカーRM5473-2と0.0cMで連鎖する。また,そのQTLは優性の1遺伝...
要約 本システムは、イネの品種の育成経過、形態的特性、生態的特性、品質および食味特性をデータベース化している。このデータベースにより、品種名検索、特性情報(種苗特性)検索、作付面積の検索および系譜...
要約 RAPDおよびSSR解析により作成されたカーネーションの連鎖地図は、全長605.0cMで16連鎖群から構成される。QTL解析より、萎凋細菌病抵抗性に関する主働抵抗性遺伝子は第6連鎖群に、2つの微働抵抗性遺伝子は...
日本在来フリント種が持つトウモロコシ黒穂病抵抗性に関与するQTL
要約 日本在来フリント種由来自殖系統を用いた遺伝解析集団において、第1染色体短碗上に自然発病下と接種検定下に共通するQTLが存在する。近傍のDNAマーカーを選抜マーカーの開発に利用できる。 キーワード ト...
高度病害抵抗性テンサイ系統「NK-310mm-O」に由来する連鎖地図
要約
要約 ナシ栽培品種について、SSRマーカー遺伝子型と自家不和合性遺伝子型のデータベース化により、品種判別、親子鑑定などのDNA鑑定を高い精度で行うことができる。 キーワード ナシ、SSRマーカー、自家不和合...
縞葉枯病抵抗性で極良食味の中生水稲新品種候補系統「関東209号」
要約 関東209号は、温暖地で中生熟期の水稲粳種であり、縞葉枯病抵抗性を有し晩植で多収かつ食味もコシヒカリ並に良い。 キーワード イネ、縞葉枯病抵抗性、良食味、多収、晩植
背景・ねらい 温暖地において...
イネいもち病抵抗性遺伝子「Pish 」は第一染色体長腕に位置する
要約 〔イネいもち病の抵抗性遺伝子Pishは、イネ第一染色体長腕上のSSR 背景・ねらい イネいもち病の抵抗性遺伝子Pishは多くの日本産菌系には親和性であるが、ほと...
要約 ジチオカーバメート系などの殺菌剤散布は,キュウリやナシの葉面糸状菌相を単純化させ糸状菌数を減少させるが,非殺菌性の病害抵抗性誘導化合物,アシベンゾラルSメチルは葉面糸状菌相に影響しない。 背景...
イネ穂いもち圃場抵抗性遺伝子Pb1の穂いもち発病抑制効果の定量的評価
要約 Pb1遺伝子のいもち病発病抑制効果は葉いもち<止葉葉いもち<穂いもちの順に高くなる。Pb1は幅広い穂いもち発生条件下で罹病籾率を1/10以下に低減する高い発病抑制効果(防除価93)を示す。Pb1は減収軽減効...
要約 陸稲「戦捷」のいもち病圃場抵抗性に関するQTL領域は4ヶ所である。検出されたQTL領域を独立に有する「ミネアサヒ」同質遺伝子系統のうち、第4染色体のG271領域を保有する系統の葉いもち圃場抵抗性は極強く...
水稲「北海188号」の葉いもち圃場抵抗性に関与する新遺伝子Pi35(t)
要約 水稲「北海188号」の葉いもち圃場抵抗性には作用力の強い1個の新遺伝子Pi35(t)が関与している。本遺伝子は第1染色体上のDNAマーカーRM1216近傍(3.5cM)に座乗している。 キーワード 水稲、「北海188号」、...
水稲「北海188号」の葉いもち圃場抵抗性に関与する新遺伝子Pi35(t)
要約 水稲「北海188号」の葉いもち圃場抵抗性には作用力の強い1個の新遺伝子Pi35 (t)が関与している。本遺伝子は第1染色体上のDNAマーカーRM1216近傍(3.5cM)に座乗している。 背景・ねらい
水稲系統「北海...
イネ縞葉枯病抵抗性品種「 St. No. 1 」におけるStvb-i領域のゲノム構造
要約 イネ縞葉枯病抵抗性品種「St.No.1」の抵抗性遺伝子Stvb-i領域には、感受性日本型イネ品種「日本晴」に比べ、約10kbのトランスポゾンの挿入と6.5kbから10kbへの置換がある。 キーワード イネ、縞葉枯病、抵抗...
トウガラシのサツマイモネコブセンチュウ抵抗性DNAマーカーの開発
要約 サツマイモネコブセンチュウ抵抗性遺伝子に連鎖するRAPDマーカーを同定し、連鎖領域を特異的に増幅するSTSマーカー(E23-1STS)を開発した。このマーカーにより、トウガラシのサツマイモネコブセンチュウ抵...