ALOS衛星AVNIR-2データと水田区画データを用いた水稲作付け判別手法
要約 教師なし分類法で衛星画像の各画素を40クラスに分類後、水稲作に対応するクラスを選択・統合して水稲作か否かの2クラスの画像を作成し、それに水田区画データを重ねて、水稲作の画素が過半数を占める区画を...
衛星画像データに基づく土壌の母材を考慮した畑地土壌の炭素貯留量の推定
要約 衛星画像の輝度データと表層土壌炭素濃度の間には、母材毎に有意な相関関係がある。また、土壌炭素貯留量は、表層土壌炭素濃度と有意な相関関係があり、土壌炭素濃度を土壌炭素貯留量に変換することで、広域...
分散の推定量は最尤分散と不偏分散だけではない。もう一つある。
要約 AIC(赤池の情報量基準)のうち、誤差が正規分布に従う場合のためのものとして広く利用されているものは、分散の最適化が行われていないため、正確な結果を与えない。そこで、分散を可変にして最適化すると、...
衛星データを用いた森林被覆率の推定に必要なサンプリング率を明らかにする
要約 ランドサット衛星画像から系統的に一定のエリアを抜き出すサンプリング手法により、国レベルでの森林被覆率を推定する場合に、サンプリング率が森林被覆率の推定値に与える影響を明らかにしました。 背景・...
高頻度観測衛星データ(MODIS)を用いて作物生育の時空間変化を評価する
要約 高頻度観測衛星センサー(MODIS)の時系列データを用いて、作物の生育ステージや光合成量の時間変化を精度良く広域的に推定するリモートセンシング技術を開発し、アメリカコーンベルトにおけるトウモロコシの...
REDD+実現のため、衛星リモートセンシングと地上観測を組み合わせ、熱帯林からの炭素吸排出量をモニタリングする
要約 減少・劣化が進む熱帯林からの炭素吸排出量をモニタリングする手法を開発しました。 背景・ねらい 熱帯林の減少・破壊は1950年代から増え、今もとどまる気配がありません。排出される温室効果ガス量が膨大で...
北海道太平洋沿岸域における海面クロロフィル濃度の季節変動と海洋環境との関係
要約 衛星リモートセンシングによる海面クロロフィル濃度データを用いて、北海道太平洋沿岸域のクロロフィル濃度を面的に捉え、これと調査船調査で得られた海洋環境との関係を調べた。その結果、襟裳岬より東側海...
衛星データを用いたオブジェクト指向分類で農地の区画と栽培状況を把握
要約 高解像度衛星画像にオブジェクト指向分類を適用して圃場の区画や作物の生育ムラ等を把握するための適切なパラメータ設定方法を考案した。本手法により、パラメータ未調整時に比べて分類精度が向上し、効率的...
衛星画像を利用した小麦収穫作業システムは主要秋播き品種への適用が可能
要約 小麦の穂含水率と圃場試験より得られた正規化植生指数の間には、品種に関わらず正の一次相関があり、衛星画像を利用した小麦収穫作業システムは現行の主要秋播き品種へ適用が可能である。 キーワード 小麦、...
要約 人工衛星で観測された海面クロロフィルa濃度は現時点で唯一利用可能な広範囲、高頻度に観測されている生物データである。最適内挿法を用いて欠測域を補間するために必要な海面クロロフィルa濃度変動の時空間...
作物からの分光反射率画像を長期間自動的に記録し生育状態を追跡するシステム
要約 水田や畑の農作物の画像を栽培期間中、天候にかかわらず常に撮影し記録する装置を開発しました。通常のカラー写真とは異なり、特定の波長ごとの反射率(分光反射率)画像を観測しますので、作物の生育量や栄...
要約 天候に左右されずに観測できるALOS/PALSARデータを複数重ね合わせ処理を行うことにより農地の被災状況把握が可能である。また、光学センサーデータを含めて、過去の同時期に観測された衛星データを併用する...
背景・ねらい
カツオの分布生態や索餌生態および漁業について研究が多く行われてきた中で、近年の衛星リモートセンシング技術の発達は、その観測時空間スケールから、漁場探索技術を飛躍的に向上させ新た...
群落光吸収率・光利用効率の遠隔評価のための新反射スペクトル指数
要約 反射スペクトルデータから群落光合成パラメータを精度よく安定的に評価するための新規指数を策定しました。リモートセンシングによって作物群落や陸域生態系のバイオマス生産量・CO2フラックスを広域的に評...
オホーツク海沖合域での一次生産量の季節変動特性とリモートセンシング技術への応用
背景・ねらい
オホーツク海は冬季の一時期を海氷によって覆われるという特色を持つ、日本周辺でも独特な海域である。それゆえ地球温暖化の海氷への影響に伴い環境と生態系の急激な変化が危惧される海域の1...
要約 リモートセンシングデータを用いて水稲の収量を推定する際に、過去のデータと当該年のデータを有効利用するための回帰式を、それぞれのに対する重みと当該年のデータに対する重みを当該年の予測予測誤差が最...
要約 撮影画角が大きい航空機リモートセンシングで、撮影対象と太陽、センサー上の結像部位の相対的角度関係に対応して生じる大きな輝度むらを、水稲栽培圃場を校正に利用して補正する方法である。 キーワード ...
航空機リモートセンシングによる水稲玄米中タンパク質含有率の推定
要約 広域圃場でのキヌヒカリ、ヒノヒカリの水稲玄米中タンパク質含有率は、水稲の穂揃い期から 出穂後25日目頃までに航空機で撮影されたハイパースペクトル画像から、620nmと593nmのバンドのNDVI画像を 作ること...
背景・ねらい 三重県では1999年5月からホームページ上で人工衛星NOAAによる海面水温画像の提供を開始し、画像の自動更新や携帯電話での配信など改良を重ねてきた。人工衛星NOAAによる海面水温画像は天候に左右さ...
穂いもち圃場被害解析を例とした大規模後向きコホート研究,症例対照研究による変動要因の解析
要約 2003年の穂いもち圃場被害度変動要因を,大規模後向きコホート研究,症例対照研究の手法で,数量化Ⅰ類により解析した。その結果,転作復元後年数,基盤整備,葉いもち防除,穂いもち防除,移植時期などが,...