東シナ海における以西底びき網漁業の現状:漁獲対象魚種の分布、水揚金額、投棄魚の種組成からの考察
要約 東シナ海における調査の結果、重要底魚資源の分布は日本が利用する漁場で多く、外国漁船が多く操業する海域で少なかった。以西底びき網(以西)の水揚金額もこれに同調した。投棄魚の種組成も漁場間で大きく...
要約 港湾・漁港の自然調和型構造物における藻場創出機能の診断手法の確立を目的に、現地調査を実施し藻場環境の阻害要因となる物理環境、植食動物分布を把握した。これより、水産基盤施設の機能保全対策(ストッ...
要約 内部精度管理用のカビ毒自然汚染穀類粉末6試料について高速液体クロマトグラフ-タンデム型質量分析装置(LC-MS/MS)による定量分析を行っている。その結果、T-2トキシンの誘導体(配糖体、アセチル化体)の濃度...
開花遺伝子の発現動態から東南アジア熱帯雨林の「一斉開花」現象を予測する
要約 東南アジア熱帯雨林の主要林冠構成樹種であるフタバガキ科樹種は、一定の乾燥かつ低温の気象条件が9~11週間続くと一斉開花する。環境要因、開花遺伝子の発現、一斉開花の関連性に基づいて開発したモデルに...
カバークロップによる除染後傾斜畑での放射性セシウム流出抑制効果
要約 除染後傾斜畑にカバークロップを導入すると、管理耕起の場合に比べ、積算土砂流出量が1割以下、放射性セシウム流出量が2割以下に抑制される。 キーワード 放射性セシウム、除染後農地、侵食、カバークロップ...
イネいもち病菌のMBI-D剤耐性およびQoI剤耐性簡易同時診断
要約 マルチプレックス型のPCRマーカー(MDQマーカー)を用い、イネいもち病菌のMBI-D剤およびQoI剤耐性の原因遺伝子であるシタロン脱水酵素遺伝子とチトクロームb遺伝子に起きた点変異を同時検出することにより、...
要約 イネウンカ類の薬剤感受性検定法や飼育法を記載したマニュアルである。和文・英文で記載していることから、日本はもとより飛来源で薬剤抵抗性の程度(感受性の高低)を調べることに活用できる。 キーワード ト...
2015年秋季北海道函館湾における渦鞭毛藻K mikimotoiによる有害赤潮の初記録
要約 生鮮海水試料のモニタリングにより、有害赤潮プランクトンである渦鞭毛藻類カレニア・ミキモトイが北日本で初めて、2015年の10月中旬から11月下旬まで函館湾において確認された。本種による赤潮は、水温9.9...
人工光閉鎖型育苗と水耕栽培等によるトルコギキョウの年3作周年生産技術体系
要約 人工光閉鎖型育苗装置による大苗の計画生産と、NFT水耕栽培、病害対策、および複合環境制御システムを用いることで、1棟のハウスで年3作の栽培が可能である。ハウス3棟を用い、栽培期間を組み合わせることで...
長期的な気象・海況変化に伴う仙台湾におけるイカナゴの資源状況
要約 イカナゴ当歳魚と成魚の漁獲量と資源状況を気象・海洋環境のモニタリング調査結果を基に検討した。成魚の分布密度は、沖合底曳網が操業を自粛した1990年以降、一時的に増加したが、2004年以降、再び減少傾向...
要約 尾根部腹側に装着した無線小型体表温センサによって体温変動をモニタリングすることで、牛の発情を検知できる。体表温変動による発情検知は、活動量の増加を検出することの難しい繋ぎ飼いや鈍性発情牛の発情...
要約 畑地灌漑用の小口径高圧管路では破損事故が多発しており、要因分析と対策が求められている。このマニュアルでは、事前調査、モニタリング施設設置、要因分析から圧力緩和装置設置による対策までのプロセスを...
センサーネットワークによる森林のCO2吸収量の高精度観測と長期モニタリングデータの活用
要約 森林のCO2吸収量を観測するシステムをセンサーネットワーク化することにより、観測の精度向上と省力化を図り、長期モニタリングを可能にしました。長期データにより、CO2吸収量の詳細...
要約 橘湾における有害シャットネラ赤潮出現動態を解明するために、長崎県と協力して調査・研究を行った。 現場調査から橘湾中央部に出現する赤潮は塩分が...
デジカメ、ビデオカメラ、ネットワークカメラを用いた干潟域の観察モニタリング
要約 干潟域における二枚貝捕食生物の種類や来遊頻度およびウナギ等重要水産対象種の生息状況を把握するため、市販デジカメ、ウェアラブルカメラ、ネット...
自然環境調和機能を有する寒冷地沿岸施設の維持・管理手法に関する研究
要約 港湾・漁港の自然調和型構造物における藻場創出機能の低下に対する対策を目的に、原因、対策の検討を行うとともに、実証試験を実施した。対象施設は...
家庭用バイオガス発生装置は温室効果ガス排出削減と農家の便益を実現する
要約 途上国の農村部に家畜の排せつ物等を原料とする家庭用バイオガス発生装置を導入することは、温室効果ガスの排出削減と農家の調理用燃料経費の節減、労働時間の短縮など農家の便益を実現する気候変動緩...
要約 ネオニコチノイド系殺虫剤に抵抗性を発達させたワタアブラムシには、その作用点であるニコチン性アセチルコリン受容体の遺伝子に点突然変異がある。...
LAMP法を用いた「赤潮原因プランクトン検出キット」の開発と提供
要約 LAMP法を用いて有害赤潮原因プランクトンであるKarenia mikimotoiおよびChattonella属を高感度、かつ簡単、正確、迅速に検出するための「赤潮原因プランクトン検出キット」を(株)...
要約 発生予察によって推計される病虫害の発生頻度と品種の違い等によって生じる被害強度の強さをマトリックスに組んだリスクマップ上で、被害額と防除コストについての費用便益分析を行うことで、費用対効果に基...