トウモロコシ黒穂病の抵抗性を安定して検定できる病原菌の圃場接種法
要約 トウモロコシの4~6葉期に1個体当たり1.0×106細胞/mlの黒穂病菌培養懸濁液を葉身上部から1ml注入し、これを同一個体へ1週間以内に2回実施することにより、圃場で黒穂病は効率よく発病すると共に年次間...
生物検定によるラナンキュラスモットルウイルス(RMoV)のフリー化の確認
要約 茎頂培養由来のラナンキュラスは、試験管内幼植物段階でトゲミノキツネノボタンを用いた生物検定法によりRMoVのフリー化が確認できる。 キーワード ラナンキュラス、ラナンキュラスモットルウイルス、生物検...
要約 良食味米生産困難な南空知地域における水田土地利用確立のための営農再編方向 は、集落における栽培技術向上に向けた作物別部会の組織化と作業の効率化・低コスト化 を進める作業受委託体制整備、さらに生産...
要約 日本ナシ「豊水」は有機配合肥料区に比べ肥効調節型肥料区は収量が多く、果実品質も優れ、年1回施肥や年間窒素投入量を削減するなど、施肥作業の省力化が可能となり、環境への負荷も軽減できる。 キーワード...
要約 アルゼンチンの大豆主要栽培地帯に発生したダイズ急性枯死症の罹病植物からFusarium菌を分離し、形態学的な観察をするとともに、温室内での接種試験による病徴の再現および病原菌の再分離の結果、病原はFusar...
プラスチックカップによるジャガイモシストセンチュウ抵抗性の新検定法
要約 小型の蓋付き透明プラスチックカップに検定イモと少量の殺菌土を入れ、ジャガイモシストセンチュウのシスト数個を接種した後、暗黒で20℃に保管することによって、感受性で約1カ月頃から線虫が確認できる極め...
要約 堆肥化処理施設における堆肥の乾物分解率は、堆肥材料と堆肥の灰分含量を比較することによって推定できる。推定に必要な灰分含量は、乾燥した材料を電気ヒータで灰化することによって簡便に測定できる。 キ...
要約 鶏ふんを水稲に基肥として400kg/10a程度湛水開始1週間前から湛水開始直前までに施用することで、化学肥料の基肥窒素5kg/10aとほぼ同等の効果がある。また、玄米中タンパク質濃度には影響を与えない。さらに...
要約 根腐病菌を接種・培養したオオムギ培地の粉末を接種源に用いた地上部接種によるテンサイ根腐病(Rhizoctonia solani)に対する抵抗性検定手法を開発した。本手法では、従来の埋設接種より発病が遅れるが、接種...
要約 早生の酒造好適米品種「ぎんおとめ」の心白発現率を低下させず、白米中粗タンパク含有率を高めないための目標籾数を21~29千粒/㎡と設定し、栽培指標として、収量構成要素、施肥法、栽植密度、刈取り適期を...
要約 土壌に施用される微生物資材のセルロース分解特性は、ベンチコートシート(ろ紙にポリエチレンを裏打ちしたもの)を用いて簡易に検定できる。 背景・ねらい 微生物資材の効果に一つに、有機物分解促進作用が...
葉面積指数による夏ソバの開花期乾物重と成熟期における倒伏の推定
要約 夏そばの散播栽培における開花期頃の乾物重は開花期の葉面積指数(以後、LAI)をパラメータに用いることにより推定可能である。同様に、成熟期の倒伏程度とLAIにも相関が認められる。 背景・ねらい そばは生育...
要約 サツマイモの茎を長さ3cmに切り,サツマイモ立枯病菌(Streptomyces ipomoeae)懸濁液に浸した後,バーミキュライトに挿し,5日~7日後に病斑数を調査することにより,迅速にサツマイモ立枯病の簡易な抵抗...
要約 このモデルは、トンネルニンジンの生育を光合成による物質生産の観点から作成したものである。物質生産過程を各プロセスで数式化し、トンネル内気温と日射量から根重を求め、収穫日を予測することができる。...
要約 イネ品種・系統のいもち病真性抵抗性遺伝子型推定や抵抗性の遺伝解析等の高精度化、効率化のため、イネいもち病菌各レース菌株で病原性が安定し、胞子形成量の多い25レース29菌株を選抜した。これら29菌株を...
富山県の施設軟弱野菜栽培における肥培管理と土壌中の肥料成分集積の関係
要約 施設軟弱野菜において、牛フン堆肥や土壌改良資材を多量に施用する現況の肥培管理では、肥料成分が集積しやすく、冬期間ハウス土壌を雨ざらしにしても有効態リン酸及び交換性塩基類濃度は低下しない。 背景...
要約 温州みかんの樹体内の貯蔵デンプンはヨウ素デンプン反応を利用した簡易法で分析しても高い精度で含有率を推定でき、樹体の栄養診断に利用できる。 背景・ねらい 温州みかんは秋期から冬期にかけ貯蔵養分とし...
現場において正確、簡単、瞬時に計測できる、安価なTDR土壌水分計
要約 絶対乾燥から飽和までの土壌水分を、砂質、粘質の土性を問わず、現場において正確、簡単、瞬時に計測できるTDR土壌水分計を製品化すると、±4%以内の誤差で計測できる。本水分計は安価(約11万円)で、十分実...
収量、品質、乾燥速度からみたロ−ルベ−ル用ス−ダングラスの播種量及び施肥量
要約 ロ-ルベ-ルサイレ-ジ用ス-ダングラスの播種量は、収量や乾燥速度からみて、茎の細い品種では春播、夏播とも10a当たり6kg、茎の太い品種では春播で6kg、夏播で9kg程度が適する。但し、品質を重視する...
要約 熱画像から求めた苗の表面温度から含水率を推定する手法を明らかにした。 また、CWSI(Crop Water Stress Index)値を用いることによって、測定条件が異なっても普遍的に水分状態が診断でき、苗質が向上...