要約 植物の必須微量元素であるホウ素の主な働きは、細胞壁でペクチンをラムノガラクツロナンII-ホウ酸複合体の形で架橋して、細胞壁構造を安定化することである。 キーワード ホウ素、ペクチン、ラムノガラクツ...
夏秋ギク「岩の白扇」の葉身汁液窒素栄養診断での最適葉位と診断指標
要約 夏秋ギク「岩の白扇」の葉身汁液による窒素栄養診断には、下位葉(下位6~10葉)が適当である。葉身汁液中の硝酸イオン濃度は、消灯前までは3000~6000ppm程度、それ以降は6000ppm程度を目安に施肥管理を行...
要約 地上分解能1.0mの航空機多波長域走査センサを搭載した航空機で、葉いもちの発生した圃場を計測した。バンド3(543.9-558.5nm:緑色)とバンド6(663.3-680.4nm:赤色)の比演算値により、葉いもちの発病程度...
要約 デジタルカメラにより得られたわい性台りんご樹の樹体画像を、パソコンで解析し、枝葉の繁茂程度を数値化することにより、樹体の栄養診断が可能となる。 キーワード りんご、栄養診断、画像解析 成果の内容...
要約 トマト半促成栽培における葉柄汁液を用いた栄養診断に基づく追肥法では、基肥窒素3.8~7.5kg/10a程度を施用し、葉柄汁液の硝酸濃度が2,000ppmを下回ったら窒素肥料を追肥することで、目標の収量が確保でき、...
要約 使用済み養液を系外に排出せず低コストで簡易な養液栽培法‘毛管ポット耕’を開発した。毛管ポット耕は防根透水性の不織布ポットに培土を詰め底面給液方式で作物を栽培するものである。夏秋トマトでは土壌溶液...
キウイフルーツ葉柄汁液中のカリウムイオン濃度と果実貯蔵性との関係
要約 キウイフルーツ「ヘイワード」の貯蔵中果実硬度と葉柄汁液中カリウムイオン濃度との間に負の相関が認められ、6月の葉柄汁液中カリウムイオン濃度が高くなると果実の貯蔵性が低下する。 キーワード キウイフ...
要約 地床利用の点滴潅水施肥栽培において、施肥量を現場慣行の60%程度減肥しても商品果収量が安定確保される。このときの葉柄搾汁液中硝酸イオン濃度の栄養診断指標値は栽培期間中1000~4000ppmであり、土壌EC...
要約 放牧草地の年間施肥量は、放牧圧に応じて地域ごとに定まる年間の養分補給量を基本とする。また、草量確保に要する養分量の過不足を牧区ごとの土壌診断等によって評価し、修正に必要な施肥量を算出する。この...
チモシーを基幹とする集約放牧草地における放牧草の望ましい粗蛋白含量
要約 チモシーを基幹とする集約放牧草地では、放牧草の粗蛋白含量をいつの季節でも25%未満に維持するため、春と夏では粗蛋白含量20%を目安とし、1回当たりの窒素施肥量を3kg/10a以内とした上で施肥後2週間目以...
養液土耕栽培の夏秋トマトにおける窒素の栄養および土壌診断指標
要約 養液土耕栽培での夏秋トマトにおいて、腋芽硝酸含量による栄養診断指標は1段花房直下で新鮮重1kg当たり3,800~3,500mg、3段目で2,200~1,800mg、4~15段では1,900~1,300mgが適し、硝酸含量による土壌診断...
近赤外透過式葉身窒素計による良食味米生産のための穂肥施用判定
要約 コシヒカリとヒノヒカリについて、米の食味と関連の高い玄米タンパク質含有率は幼穂形成期の葉身窒素濃度及び穂肥量との関係があり、幼穂形成期の近赤外透過式葉身窒素計の葉身窒素推定値から玄米タンパク質...
施設キュウリの養液土耕栽培における葉柄汁液を用いた簡易栄養診断
要約 キュウリの養液土耕(灌水同時施肥)栽培において、抑制栽培では上位節の主枝および側枝の葉柄汁液の硝酸イオン濃度を3000~6000ppm、半促成栽培では同様に5000~1500ppmで維持することにより、安定した収量...
要約 夏枝を結果母枝に利用したハウスみかんの葉内成分は、加温開始期以降、N、P、 Cuは緩やかな低下もしくは横ばい傾向を示す。Ca、Mg、 Mn、B、Feは増加し、K、Znは低下する。 背景・ねらい 夏枝を母枝とし...
トマトの養液土耕栽培における葉柄汁液中硝酸イオン濃度の診断指標
要約 半促成及び促成トマトの養液土耕栽培において、果房直下葉の葉柄汁液中硝酸イオン濃度を用い、生育ステージ別の栄養診断指標を作成した。 キーワード 養液土耕、果房直下葉、栄養診断指標、硝酸イオン濃度、...
コンテナ栽培いちじくの着果率が向上する好適葉柄中硝酸イオン濃度
要約 いちじくのコンテナ栽培において、葉柄中硝酸イオン濃度は樹体の窒素栄養状態を示しており、それぞれの節位の着果率が最高となる濃度は、6~10枚展葉期には2,500~4,000ppm、11枚展葉期から20節摘心時までは...
要約 育苗期の葉柄搾汁液をRQフレックスで測定し、硝酸態窒素濃度を100~250ppm、燐酸濃度を50~150ppmの範囲に保つと葉数、側芽数の多い苗となり、品質の良いシクラメンを出荷することができる。 背景・ねらい ...
要約 酒造好適米品種「吟ぎんが」について、期待生育量である㎡当たり籾数を確保し、白米中粗タンパク質含有率を適正範囲に収めるための栄養診断基準を策定し、栄養診断値による追肥判断の目安を示した。 背景・...
要約 早生の酒造好適米品種「ぎんおとめ」の心白発現率を低下させず、白米中粗タンパク含有率を高めないための目標籾数を21~29千粒/㎡と設定し、栽培指標として、収量構成要素、施肥法、栽植密度、刈取り適期を...
良食味安定生産のための水稲品種「めんこいな」の目標生育量と幼穂形成期の生育・栄養診断値の策定
要約 水稲品種「めんこいな」の良食味安定生産のために、10a当たり収量660㎏を想定した幼穂形成期の目標生育量である生育診断値(3.9x104)、栄養診断値(1.5x106)を策定した。診断に基づく追肥により、良食味...