田畑輪換水田におけるキャベツの作条施肥技術と暗渠排水浄化技術
要約 輪換畑のキャベツ栽培において、畝立て作業時に施肥機を装着し、緩効性肥料を作条施肥すると、施肥効率が向上し、施肥節減と窒素流出負荷軽減が図れる。また、残さ鋤込み後、暗渠の排水水位を高くすると、硝...
要約 灰色低地土水田作小麦(農林61号)の安定収量(500kg/10a)と適正粗蛋白含有率(9.5%)を確保する窒素吸収量は8.5kg/10aで、これを基に土壌可給態窒素レベル別に基肥量基準を作成した。追肥の要否は適正栄養診...
要約 養水分を土壌に間欠ドリップで施用する養液土耕法で、カーネーションの栽培をすると、従来の土耕栽培よりも減肥が可能になる。また、施肥量調節の目安となる簡易栄養診断法による診断基準値も確立した。 背...
要約 温州みかんの樹体内の貯蔵デンプンはヨウ素デンプン反応を利用した簡易法で分析しても高い精度で含有率を推定でき、樹体の栄養診断に利用できる。 背景・ねらい 温州みかんは秋期から冬期にかけ貯蔵養分とし...
血液自動分析装置によるルーメン液アンモニア態窒素の迅速測定法
要約 ルーメン液アンモニア態窒素を水蒸気蒸留法と血液自動分析装置で測定したところ、測定値に高い相関が認められた。ルーメン液アンモニア態窒素は血中尿素態窒素よりも鋭敏にルーメン内における蛋白質の分解・...
要約 高品質なシクラメン(品種:「フォルテピンク」、「ミディ・コーラス」、5号鉢)を生産するための5号鉢定植後の葉柄中硝酸濃度の適正値は、生育初期から中期(6月~9月中旬)においては品種によって異なるが...
要約 生育期間を通じて樹液中の各無機成分濃度を簡易栄養診断でチェックし、生育ステージ別栄養診断指標を基に管理すれば、2月播種で葉数100枚程度の良質な5号鉢シクラメンを生産することができる。 背景・ねらい...
栄養診断、出穂始期葉面散布による小麦の多収・粗蛋白含有率適正化技術
要約 小麦農林61号の窒素施肥を、基肥8kg/10a、6葉期追肥2kg/10aの標準施肥に加え、出穂始期に尿素・エテホン混液を葉面散布することにより、収量、粗蛋白含有率が向上し、稈長が短く倒伏がなくなる。この葉面散...
ナスの灌水同時施肥(養液土耕)による土壌及び作物体中硝酸濃度の適正管理技術
要約 半促成ナスにおける灌水同時施肥(養液土耕)栽培は、生産性の向上を図ることができるとともに、窒素施肥量を削減し、養分の利用率を向上させ、環境負荷を軽減する効率的な施肥管理が可能である。 背景・ね...
要約 コシヒカリの穂肥期において、稲体の充実度(本田期間の標準温度変換日数DTS値で代替可能)、草丈・茎数、葉色(葉緑素計)によりN吸収量の推定を行い、最適N吸収量との関係から栄養診断を実施する。 背景・...
要約 巻きひげ搾汁液の硝酸イオン濃度を小型反射式光度計で測定することにより、簡易にキュウリの窒素栄養診断を行い、窒素過剰による減収を防止できる。 背景・ねらい 施設キュウリでは前作残在窒素量を含めた施...
要約 水稲品種「ユメコガネ」について、収量・品質安定化のための生育・栄養診断基準を策定し、栽培法を示した。 背景・ねらい 平成7年度に奨励品種に採用した水稲うるち極早生品種「ユメコガネ」の
生育・栄...
要約 必須微量元素であるホウ素は,植物体内で,水溶性のホウ酸とホウ酸モノおよびジエステル態として存在し,また,細胞壁中では,ホウ酸ジエステル態としてペクチンを架橋し,基本構造体の構成要素として機能...
トマトのセル成型苗直接定植における生育制御のためのかん水施肥栽培法
要約 トマトのセル成型苗直接定植において、生育制御を容易に行うことができる「かん水施肥栽培法」を開発した。この栽培法は、水と肥料を培養液として常に同時に施用しながら、定期的にリアルタイム栄養診断を行...
りんご「ハックナイン」の果実外観品質向上のための暫定的窒素施肥法
要約 んご「ハックナイン」の収穫期果実の地色・着色を改善するには、8月上旬に葉診断を行い、葉中窒素濃度を2.2~1.8%程度(開発したハックナイン用葉色板で6.0~5.0程度)に維持する必要がある。葉中窒素濃度を...
要約 牧草のミネラル組成を乳牛飼養上望ましい方向に改善するために、チモシー・シロクローバ混播草地において1番草のマメ科率を維持できるカリの必要最小量を策定し、土壌診断に基づく施肥量算出式を提案する。...
要約 近赤外分光分析法により、モモの葉中無機成分の簡易で迅速な測定が可能である。葉を乾燥して分析する方法では、窒素、カルシウム、カリウムの実用性が高い。また、生葉でも乾燥葉より精度はやや劣るが窒素と...
ダイコンの品種による無機養分組成とワッカ症の発生、並びに病斑、生理斑の判定
要約 ダイコンワッカ症が発生しやすい品種ほど、ワッカ症のおもな発生場所である抽根部皮層のP含有率が高く、発生しにくい品種ほど、Ca、Si含有率が高い。また、リング部微細部Cl分布割合は明らかに周辺正常...
コンパクト硝酸イオンメータを用いたキャベツの簡易な栄養診断技術
要約 基肥に緩効性肥料を施用したキャベツ栽培において、結球始期(球径4cm程度)に葉柄基部汁液の硝酸態窒素濃度が、春まき栽培で1,800ppm以上、夏まき年内どり栽培で2,300ppm以上あれば、追肥の必要がない。 ...
背景・ねらい 昭和62年以降シクラメンを始めとする、多くの花き類の栄養診断を行って、ステージ別無機成分濃度の診断指標を作成してきた。生産者が自ら診断することで、現場に多発する養分の過不足による生育障害...