背景・ねらい タマネギ出荷量は1990年頃から減少傾向にあり、年次の変動も大きい。それに代わり輸入量が増えてきている。生産量は133万tであるが、加工用として28万tを輸入しており(2019年財務省貿易統計)、安定...
要約 「さんさんまる」は、北海道での出穂期が"かなり早"に属するやや低アミロースの良食味水稲品種である。短稈で耐倒伏性に優れ、直播栽培において多収性を示すため寒地における直播栽培に適している。 キーワ...
いもち病に強く耐倒伏性に優れる良食味水稲糯品種「ときめきもち」
要約 「ときめきもち」は、東北地域中部では"中生"に属する糯種である。いもち病圃場抵抗性は、葉いもち、穂いもちともに"強"である。耐倒伏性は強く、精玄米重は「きぬのはだ」並である。搗き餅の食味は良好で、...
タマネギ直播栽培における直下施肥を用いたリン酸肥料の減肥技術
要約 黒ボク土ほ場でのタマネギ直播では、過リン酸石灰の播種条下(2~4cm)局所施肥(以下、直下施肥)によって生育が促進される。また、施用リン酸の成分量で10kg/10aを直下施肥することで減収することなく基肥リン...
多収でいもち病と縞葉枯病に強い低アミロース米水稲新品種「ぴかまる」
要約 「ぴかまる」は、「ヒノヒカリ」熟期の中生の低アミロース米で、移植及び直播栽培で多収である。いもち病と縞葉枯病に強く、「ヒノヒカリ」より炊飯米の粘りが強く良食味である。主食用途に適する他、ブレン...
いもち病に強く耐倒伏性に優れる水稲新品種候補系統「奥羽糯413号」
要約 「奥羽糯413号」は、東北地域中部では"中生"に属する糯種である。いもち病圃場抵抗性は、葉いもち、穂いもちともに"強"である。耐倒伏性は強く、精玄米重は「きぬのはだ」並である。搗き餅の食味は良好で、...
温暖地に適した糯で多収の水稲新品種候補系統「関東糯243号」
要約 水稲「関東糯243号」は温暖地東部での出穂期が中生の早に属する糯種である。玄米収量が高く、関東以西において、米菓等加工用および飼料用米としての利用が期待できる。 キーワード イネ、多収、加工用、飼...
要約 「ゆめさかり」は寒冷地南部での出穂期が早生の晩に属する粳種である。大粒で玄米収量が多く、バイオエタノール用、飼料用等の新規需要米としての利用が期待できる。 キーワード イネ、バイオエタノール、飼...
直播栽培法による道産水稲品種「ほしまる」のタンパク質含量の低減と品質特性
要約 北海道の水稲栽培地域において、乾田直播法および湛水直播法により生産した「ほしまる」は、移植栽培法よりタンパク質含量が低減しており、かつ良質である。 キーワード 乾田直播、湛水直播、水稲品質、タン...
東北地域での低アミロース水稲品種の適作期を示す白米アミロース含有率推定法
要約 東北地域での低アミロース水稲品種において、DVR法による出穂予測と、登熟気温と白米アミロース含有率との回帰式により白米アミロース含有率が推定できる。玄米の白濁が少ない目標含有率を10~15%とすれば高...
飼料用・米粉用など多用途に利用できる多収水稲新品種「ミズホチカラ」
要約 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加...
高カロテン、多収で醸造適性に優れるカンショ新品種候補系統「九州144号」
要約 「九州144号」は、カロテン含量が高く、多収で、貯蔵性やセンチュウ抵抗性に優れる。カロテンを生かした醸造酒や焼酎原料に適する。 キーワード サツマイモ、βーカロテン、多収、センチュウ抵抗性、醸造適性...
要約 β-カロテンを含む「九州144号」は、直播栽培で多くの子いもを着生し、品質低下の要因となる種いもの残存率が低い。子いも収量は慣行の挿苗栽培を上回り、でん粉やβ-カロテンなどの品質は挿苗栽培のいもと同...
要約 道東地域を主体とする露地直播栽培による特性調査から、えだまめ20品種の枝豆収穫適期は早生から極晩生の6群に分類される。早晩性や規格内収量などの主要特性の比較から中生種の「酒の友」「ASB-03」「サヤ...
要約 「すいおう」は、4回以上に分けて収穫する。部位毎の収量は葉柄、茎、葉身の順である。地際から15cm~25cmを残して収穫すると収量が多くなる。栽植密度は889本/10a、挿苗栽培より直播きで多くなる。マルチ資...
要約 たまねぎ直播栽培には「北もみじ2000」等中生品種が適し、4月中の播種、移植栽培と同等の窒素施肥量、移植栽培よりやや密植の35000株/10a程度の栽植密度設定で、移植栽培の基準収量である5500kg/10aの収量...
代かき同時土中点播機の播種ロール改良による寒冷地水稲の苗立数確保
要約 市販の打込み式代かき同時土中点播機に搭載されている播種ロールのセル寸法を拡大して1株播種粒数を増加することで、寒冷地北部における適正苗立数の確保が可能になる。 キーワード 水稲湛水直播、打込み式...
種子プライミング処理による直播てんさいの初期生育向上と根重増加
要約 種子プライミング処理は、てんさい真正種子中の糖含有率および総デンプン分解酵素活性を高める。これにより、低温下における発芽・出芽が早まり、初期生育が向上し、さらには、収穫期の根重が増加する傾向が...
要約 夏季ホウレンソウに有孔紙マルチを利用すると生産が安定する。紙マルチにより、収穫までの期間が短縮されるとともに、生育の揃い及び収量が優れる。また、紙マルチは収穫後に回収し、2作利用できる。 キー...
要約 市販の傾斜ベルト式湛水土壌中直播機の播種装置を一部改良することにより、田植時と同じ代かき土壌条件において、数粒の水稲催芽種子を含んだ球状の複粒化種子を播種深度5mm前後に高精度に点播できる。 背景...