気候変動による温州ミカンの着花性および「不知火」のこはん症発生の変化と対策技術
要約 気候変動による秋冬季の高温は温州ミカンの直花割合を高めることで隔年結果の要因となり、夏秋季の土壌乾燥は「不知火」のこはん症を誘発する。対策として、温暖化により増加する直花は既存の花芽調節技術が...
収穫6~3週間前の果実周囲の温度上昇は「新高」のみつ症を助長する
要約 ニホンナシ「新高」のみつ症は、収穫6~3週間前(8月後半~9月前半)に果実周囲の空気を約2°C加温すると、発生が増加する。この時期の果実温度の上昇が「新高」のみつ症発生に関与していると考えられる。 ...
加圧脱水処理法で製造された浄水ケーキのイチゴ育苗培養土への利用
要約 加圧脱水処理法で製造された浄水ケーキ(加圧脱水式乾燥土)をイチゴの育苗培養土として利用する場合、市販の園芸用培養土を25%(v/v)混合すれば従来の浄水ケーキ(造粒脱水処理物)と同等に利用できる。 ...
要約 慣行ポット苗育苗に比べて、労働時間を育苗時間で98%、定植時間で60%短縮できる栽培法を提案する。とくに水稲とトマト栽培地帯で春の作業が競合する場合に役立つ栽培方法である。 キーワード トマト、セル...
要約 時間流量12L/hrの給水停止機構を備えたボタン型点滴潅水装置に、60の吐出孔を持つ点滴チューブを接続すれば、点滴孔当たりの時間流量0.2L/hrの極微量潅水同時施肥が可能となり、保水量が少なく、透水性の高...
要約 梅干しの果肉が部分的に硬くなるシコリ果は、果実内に発生した空洞の周辺組織の細胞壁にカロースが 合成し硬化したものであり、果実肥大後期の果肉細胞径の異常肥大により空洞果の発生率が高まり、シコリ果...
要約 病原菌を特定できない原因不明のイチゴ芽枯れ症状の発症は、ポット育苗した苗を利用し、定植直後からビニール等で屋根を被覆して雨除けを行うことで軽減できる。 キーワード イチゴ、芽枯れ症状、ポット育苗...
要約 カボスのハウス栽培では、かん水による急激な果実肥大後にヤニ果が多発する。 キーワード 樹、カンキツ、カボス、ハウス栽培、ヤニ果、生理障害、果実肥大 背景・ねらい カボスのハウス栽培、特に加温ハウス...
送風および土壌の乾燥によるトルコギキョウの葉先枯れ症発生軽減対策
要約 トルコギキョウの葉先枯れ症の発生を軽減するには、幼苗期から花芽分化期に温風機を用いて株上部に秒速0.5m程度を送風する処理あるいはpF2.7までの土壌の乾燥処理が有効である。 キーワード トルコギキョウ...
蒸切干用優良カロテンかんしょ「ハマコマチ(九州122号)」の中遠地域への普及
要約 収量及び蒸切干の外観品質及び切干作業性及び食味に優れ、カロテンを多く含む加工用かんしょ「九州122号」を蒸切干用の優良品種として地域に普及し産地化を図る。 キーワード かんしょ、カロテン、良食味...
要約 130品種のだいこんについて特性調査を行い、実際に産地に普及しうる優れた形質を持つ合計29の品種を選定した。「表皮黒変症」は貯蔵温度が16℃以上では3日目以降から発生し、高温になるほど発生程度は進行す...
要約 カンキツ「清見」は、乾燥予措を施さずに、温度5~6℃、相対湿度 98% 以上と する冷温高湿貯蔵により果皮障害が抑制され、5ヶ月以上の長期間、商品価値の高い外観及び食味品質を保持することができる。貯...
要約 飼料のpH調整した4齢蚕用人工飼料を試作し、その飼料を用いて飼育試験を実施したところ桑葉育並の良好な成績が得られたので、さらに改良することで4齢人工飼料育の実用化が可能である。 背景・ねらい 養蚕施...