圃場におけるダイズの光合成パラメータの温度順化とハイパースペクトル反射率による推定
要約 圃場における開放系温暖化実験により観察されるダイズ個葉の光合成パラメータの温度順化は、可視・赤外波長域のハイパースペクトル反射率と回帰学習器を組み合わせることにより、高速にかつ精度よく推定でき...
要約 高周波パルス加熱(HFP)により、果実や野菜のペーストを連続、迅速、均一に加熱殺菌する技術である。農産物素材の色や風味を保持したペーストを長期間保存可能とし、フードロスの低減、食材としての付加価値...
新規カドミウム浄化専用イネ品種による水田のファイトレメディエーション
要約 新規カドミウム浄化専用品種「ファイレメCD2号」を用いたカドミウム汚染水田のファイトレメディエーション(植物浄化)技術は、従来品種を用いた同技術より効率的な植物浄化が可能である。 キーワード ファイ...
複数の気象機関の季節予測データを利用した新たな穀物収量予測手法
要約
過去30年間に穀物収量が不安定化した地域と気候変化の寄与を検出
要約 過去30年間に世界の収穫面積のうち、コムギ22%、コメ16%、トウモロコシ13%、ダイズ9%の地域でそれぞれ収量が不安定化している。収量の不安定化要因の...
アグロバクテリウム遺伝子組換え技術によるブラジル産ダイズの乾燥耐性の改良
要約 低いコピー数で遺伝子を植物に導入することができるアグロバクテリウム遺伝子組換え技術をブラジルのダイズ品種で確立し、シロイヌナズナにおいて乾燥ストレス耐性に重要な役割を担っているAREB1転写因子の...
要約 ダイズさび病菌に対する16のダイズ判別品種の反応を抵抗性型、中間型、感受性型に分類することで、南米のダイズさび病菌の病原性を評価する。2007年~2010年の3ダイズ作期に採集したブラジル、アルゼンチン...
要約 大豆の直接取引は、生産者、実需者の双方に価格面のメリットがあるが、それには、輸送、保管、選別、代金決済などの問屋機能を代替できるよう、低温倉庫等を保有する大規模経営が差別化可能な大豆を生産し、...
要約 3つのダイズさび病抵抗性遺伝子を集積した系統は病原性の強いブラジル産のダイズさび病菌に対して高度の抵抗性を示す。この抵抗性系統と各遺伝子に隣接するDNAマーカーを利用して、戻し交配により既存の品種...
要約 ダイズでは湛水条件下において通気組織が発達し、その組織を通じて空気中の酸素が根系へ供給される。供給された酸素は根系の呼吸に利用される。また、根系で生じた二酸化炭素は通気組織を介して空気中に排出...
腸内フラボノイド代謝改善食品の開発のためのエコール産生性評価方法の開発
要約 イソフラボンは、腸内フローラによって代謝され強いエストロゲン様作用を示すエコールに変換される。エコールの産生を高める食品を腸内フラボノイド代謝改善食品の一つと位置付け、その開発に資するためのエ...
要約 バイオ燃料原料として国内で生産可能な資源作物について、栽培に必要な農業生産資材や農業機械によるエネルギー消費量、資材等の価格や労力、収量及び成分をとりまとめたデータベースである。利用者は、デー...
地域産大豆への加工用需要を利用した中山間小規模大豆産地の維持
要約 中山間地域の小規模大豆産地は、強い需要をもつ加工業者との原材料大豆の高価格安定取引、豆腐製造の付加価値を産地や地域への還元、流通販売経路の短縮等のもたらす経済効果によって、大豆産地を維持するこ...
アルゼンチンチャコ・フォーモサ地域における冬季の農業副産物給与による育成雌肉牛の増体重改善のための推奨給与法
要約 各種農業副産物の経済的推奨給与量と1kgの増体重に要する費用は次のようであった。
綿実:1kg/頭/日、US$0.26~0.33。小麦糠:体重の0.4%、US$0.36。 米糠:0.4%、US$0.52。綿実粕:体重の0.8%、U...
パラグアイにおけるダイズシストセンチュウの分布実態とダイズ被害の初確認
要約 パラグアイの主要ダイズ作地帯では、カニンデジュ県8圃場、アルトパラナ県3圃場、カグアス県2圃場でダイズシストセンチュウが確認され、カニンデジュ県での検出頻度が高い。アルトパラナ県のダイズ圃場で...
背景・ねらい 昨今,ブラジルは世界農産物市場において供給者としての比重をとみに高めている。すでに世界最大の農産物貿易黒字国であるとともに,新たに開拓可能な世界最大の農業フロンティアを有している。今や...
熱赤外リモートセンシングによる表面温度は土壌面CO2フラックスの広域評価に有効である
要約 渦相関法により測定した裸地期間の土壌面CO2フラックスは地中温度や土壌水分よりも熱赤外リモートセンシングにより得られる表面温度と密接に関係していることが判明した。広域観測が容易な表面温度による評...
要約 次作に対する肥効、菌根菌感染、根粒菌着生、ネグサレセンチュウ発生抑制から、エンバク(野生種)はダイズと、ヒマワリ、マメ科緑肥はタマネギ、トウモロコシと、シロカラシ、マメ科緑肥はテンサイと組み合...
食餌脂肪酸・タンパク質によるエネルギー代謝組織の遺伝子発現制御
要約 定量的RT-PCR法を用いてmRNAを定量する方法を開発した。食餌として摂取する共役リノール酸やタンパク質の種類がエネルギー代謝組織の脂肪酸・糖質代謝に影響を及ぼし、遺伝子発現レベルで変化させることを示...
要約 アメリカにおいては広範囲に遺伝子組換え農産物が作付けられているものの、気象条件や病害虫密度の差異から地域性が存在している。また輸出需要が増大している非遺伝子組換え農産物に関しては、情報技術の開...