スピードスプレヤーを用いたナシ黒星病防除における全列走行散布の重要性
要約 スピードスプレヤーを用いて4m間隔で植栽されたナシで黒星病の防除を行う場合、1列おきの散布では付着ムラが多くなり、黒星病の防除効果が不十分であるが、全列散布を行うことで、葉表、葉裏の付着程度が高...
緑かび病を主体としたカンキツ果実腐敗防除における薬剤の効果的な組み合わせ
要約 ベンズイミダゾール系剤のベンレート水和剤またはトップジンM水和剤とベフラン液剤25とを混用散布すると、露地の温州ミカンではベフラン液剤25の単独散布に比べて20~30%も防腐効果が向上する。一方、露地お...
アスパラガスの半促成長期どり栽培における近紫外線除去フィルムの斑点病に対する防除効果
要約 アスパラガスの半促成長期どり栽培において、近紫外線除去フィルム被覆は斑点病分生子の形成を抑え発病進展を抑制する。 キーワード 近紫外線除去フィルム、アスパラガス、斑点病、半促成長期どり 背景・ね...
要約 「金澄5号」に中国から導入した「8143」を交配し、「さが白祥」を育成した。「さが白祥」は圃場内での貯蔵性が高いため1月以降に収穫しても収量が目減りしない。また、浅根性のため収穫作業時間を10aあたり3...
要約 水耕栽培においてアイスプラントを栽培する場合、8月期播種で約90日後に1株300g、10月期播種で約60日後に180g、12月期播種で約90日後に180g、2月期播種で約70日後に270gの地上部が収穫できる。しかし、6月期...
要約 葉茎菜類であるアイスプラントの夏季の水耕栽培において、培養液温を成り行き管理した場合、生育は旺盛となるが、早期に開花し商品としての生育量に至らない。培養液温を低く管理すると生育は抑制されるが、...
要約 タマネギ25品種では、19種類のSTSマーカー全てで同様の保有率を示す品種が認められないことから、これらの品種と不明品種でマーカー保有率の有意差検定を行い、いずれのマーカーでも有意差が認められない場...
要約 「大津四号」の収穫後果実を、コンテナ(17kg程度)詰めして高温処理(摂氏35度、3日間)することで一度に大量の果実の減酸(23%~28%)を促すことが可能であり、腐敗果や果皮障害の発生も見られない。 キー...
ブドウ赤色系品種「安芸クイーン」のハウス栽培における着色向上に効果的な環状はく皮と無袋処理
キーワード ブドウ、安芸クイーン、環状はく皮、着色、糖度 背景・ねらい 赤色系ブドウ「安芸クイーン」は食味良好で大粒な有望品種であるが、佐賀県を含め西南暖地では2月中旬以降に加温するハウス栽培から簡易...
要約 ニホンナシ「幸水」に根接ぎを行う場合、「マンシュウマメナシ」台木を直接根接ぎするよりも「二十世紀」を中間台としたものを根接ぎする方が活着率も高く、その後の台木の生育も優れる。 キーワード ニホン...
果実肥大測定によるウンシュウミカンの水分ストレス付与程度の簡易診断
要約 「上野早生」のマルチ栽培では、葉の水ポテンシャル(ψmax)の低下に伴い果実肥大も抑制され、特に7月下旬の約10日間における果実日肥大量と葉の水ポテンシャルとの間に関連が強い。果実日肥大量が0.25mm以...
「上野早生」における糖度11以上の果実生産を図るための水分ストレス
要約 根域制限栽培の「上野早生」において、糖度11以上の果実生産を行うためには8月上旬に糖度8.5以上となる必要がある。そのためには、8月上旬の糖度と相関の高い7月下旬の葉の水ポテンシャル値を-0.7MPa以下で3...
過剰排卵処理排卵前卵胞吸引による成熟卵子回収と黄体形成およびその受胎性
要約 繁殖雌牛に過剰排卵処理を行い、発情観察後排卵前の大型卵胞を経腟採卵により吸引することで第1極体の放出した成熟卵子の回収が可能である。また、吸引7日後には受精卵移植可能な黄体が複数形成され、移植後...
要約 産卵前期では、夏期の採卵鶏に対する重曹・ビタミンC製剤0.2%添加投与により、暑熱ストレスによる鶏の飼料消費量の低下が抑制され産卵性が向上する。 キーワード 採卵鶏、暑熱対策、重曹・ビタミンC製剤 背...
要約 出穂期に刈り取った飼料イネを3日程度乾燥し、ロールで梱包した後ラッピングして貯蔵すると、肥育前期に給与する乾草として利用できる。 キーワード 飼料イネ、β-カロテン、乾草、ビタミンA 背景・ねらい 飼...
要約 近年、水田作大豆で発生する青立ちの発生要因は、登熟期間の高温や土壌水分ストレスによる着莢の減少である。青立ちと着莢は負の相関があり、1節莢数が1以下となると青立ちが発生しやすい。登熟期の高温、乾...
背景・ねらい ケンサキイカは佐賀県玄海海域における最重要魚種のひとつであるが、近年その漁獲量は減少傾向にある。
ケンサキイカ資源の維持,増大をすすめるうえでは、当海域における生態を把握しておくこと...
背景・ねらい マナマコは佐賀県玄海域の重要な地先資源であり、放流効果調査の結果や漁業者からの情報で、種苗放流による増殖効果が期待できる魚種である。当センターの調査結果では、体長40mm前後の大型種苗の放...
背景・ねらい タイラギの漁獲量は、漁場の縮小や原因不明の大量斃死の発生により、近年著しく減少している。タイラギ漁業生産の回復のためには、漁場縮小原因の解明とそれにともなう漁場の再生や大量斃死の原因解...
背景・ねらい 壺状菌病については,原因菌が卵菌綱Olpidiopsis属の1種であると考えられているものの,詳細な菌の分類・同定はなされていない。また,本菌の生理生態については,ノリ葉体に感染した時における特性...