要約 早生シオン「ブルーレイク」について、平坦地及び中山間地栽培での自然開花と、2℃~-1℃で3ヶ月間株冷蔵後、9月~11月に定植し電照加温栽培する新作型を組み合わせた周年出荷体系を確立した。 キーワード 早...
リシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」の電照による周年出荷体系
要約 リシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」は、電照下で生育させることで、自然開花期以外の時期も開花する。また、切り下株を電照すると2番花以降順次開花することから、これらの組み合わせにより周...
おがくず牛ふん堆肥を施用したキャベツの3割減肥と化学肥料由来窒素6割削減
要約 秋どりキャベツ栽培において、おがくず牛ふん堆肥を5t/10a施用することで、慣行(24.4kg/10a)の3割の減肥が可能になり、基肥に動物質有機肥料、追肥に硫安を利用することで特別栽培に準じた施肥が可能であ...
堆肥施用と被覆尿素を用いた帯状施肥によるタマネギの窒素6割減肥栽培
要約 中晩生タマネギにおいて、おがくず牛ふん堆肥を5t/10a施用する条件下で、被覆尿素を畦面幅に帯状施肥すれば窒素を6割減肥しても、慣行施肥(26.8kg/10a)と同等の収量が得られ、貯蔵性が向上する。 キーワー...
ヒートポンプと温風暖房機の複合加温システムにおける加温特性と省エネ効果
要約 ヒートポンプは、運転開始後、次第に温風温度が低下し、運転を停止するため、設定温度を確保しようと温風暖房機が稼働する。以降、この動作を繰り返し設定温度を確保する。複合加温は温風暖房機単独加温に比...
要約 ハウスミカン栽培において、重油加温機の代替にヒートポンプを熱源として使用した場合、3a当たりの比較では年間の加温経費削減率は、A重油価格80円/Lで30%、90円/Lで38%、100円/Lで44%と試算される。 キーワ...
シートマルチ栽培極早生ウンシュウの糖度と土壌理化学性との関連
要約 光センサー選果データで果実糖度の水準が異なるシートマルチ栽培極早生ウンシュウ園地(高糖区、低糖区)の土壌理化学性は、土壌母材に関係なく低糖区は高糖区より腐植含量が少なく、透水性や土壌の気相率も...
隔年交互結実栽培の45°夏季せん定は背負い式ヘッジトリマーで作業負担が小さい
要約 早生、普通ウンシュウの隔年交互結実栽培の遊休年の夏季せん定は、樹高の高低にかかわらず数種のエンジン付きヘッジトリマーの中では、背負い式のヘッジトリマーで作業負担が小さい。 背景・ねらい
チュウゴクナシ「雪花梨」花粉の発芽率を高めるための温湿度条件
要約 冷凍庫から出した「雪花梨」花粉を温度5℃、湿度80%の環境に置くことで6時間後には花粉の発芽率が約80%となり、その後7日間は70%以上と十分に高く保つことができる。 キーワード ナシ、授粉、貯蔵花粉 背景・...
二番茶製茶加工残さは一番茶よりも肥育豚の背脂肪厚低減効果が高い
要約 製茶加工残さは、一番茶よりも二番茶の方がα-トコフェロール含量及びカテキン含量が高く、市販飼料に製茶加工残さを添加して肥育豚に給与する場合、二番茶の方が背脂肪厚低減効果が高く、肉質中のα-トコフェ...
要約 生ニンニクから抽出したニンニクオイルを配合した混合飼料を、成鶏用配合飼料に0.2%添加給与することで、鶏体の自然免疫や獲得免疫が活性化する。 キーワード 採卵鶏、ニンニク、自然免疫、獲得免疫 背景・...
外観品質が優れるビール大麦「サチホゴールデン」の佐賀県における特性
要約 「サチホゴールデン」は「ほうしゅん」と比較して出穂・成熟期が1~2日早く、稈長が4~7cm短く、耐倒伏性は優れる。オオムギ縞萎縮病ウイルスのⅠ~Ⅲ型系統に抵抗性を示し、大粒、多収で、外観品質は安定して...
土壌繊毛虫の動画及び静止画データベース(動画繊毛虫図鑑)の作成
要約 動画繊毛虫図鑑は土壌繊毛虫の動画及び静止画データを利用して、外形イメージから簡易に同定できるデータベースである。 キーワード 土壌繊毛虫、画像データベース、簡易同定、web公開 背景・ねらい これま...
土壌水分や土性の違いが主要な有機質肥料の窒素無機化に及ぼす影響
要約 灰色低地土における有機質肥料(菜種油粕、豚肉骨粉、魚粕、魚エキス)の窒素無機化率に及ぼす土壌水分変動(pF1.2~2.1)や土性(細粒質、中粗粒質)の影響は小さいが、中粗粒質に比べ細粒質では無機化が速...
アスパラガス改植後の土壌理化学性・前作残存根分解からみた生育不良要因
要約 アスパラガス改植後の生育不良圃場では、作土層、次層とも孔隙率・気相率が小さく、特に次層は難透水性が多い。前作残存根の分解率は、炭素、窒素とも春改植では8週間、秋改植では6ヶ月間で約70~80%になる...
要約 イチゴの定植時期に潮風害に遭遇した苗は、NaCl濃度が濃いほど、定植後の展開葉が小さく、果実が小玉化し、減収する。しかし、散水時間が早いほどその程度は軽減できる。 キーワード イチゴ、定植時期、潮風...
ナシ生育初期の簡易被覆栽培による黒星病に対する殺菌剤低減効果
要約 ナシの早期出荷のために行われている生育初期の簡易被覆栽培(トンネル栽培)は重要病害の黒星病に対する殺菌剤低減技術として有効である。 キーワード ナシ、黒星病、減農薬、簡易被覆栽培、トンネル栽培、...
光反射ネット設置と保毒ネギアザミウマ飛来期の殺虫剤散布によるトルコギキョウえそ輪紋病の効率的防除
キーワード ネギアザミウマ、トルコギキョウ、えそ輪紋病、光反射ネット、防除 背景・ねらい トルコギキョウえそ輪紋病はIris yellow spot virus(IYSV)を獲得したネギアザミウマが伝搬するウイルス病であり、葉な...
イチゴうどんこ病の果実発病を抑制する本圃定植後の初期薬剤防除体系
要約 促成栽培イチゴにおいて、うどんこ病の発病葉は果実発病の重要な伝染源となる。本圃定植後の初期薬剤体系防除(2週間間隔4~5回)は、葉の発病を抑え、その後の果実発病を抑制する。 キーワード イチゴ、う...
イチゴの連続うね利用栽培におけるδ15N値を用いた土壌窒素依存率の推定
要約 基肥量の少ないイチゴの連続うね利用栽培では、果実の全窒素δ15N値は土壌の全窒素δ15N値を反映している。土壌窒素依存率は72~85%と推定され、慣行の53%に比べて高い。6作連続うね利用しても収量は低下しな...