近赤外分光分析法によるウシ脂肪の脂肪酸含量および脂肪融点の推定
要約 ウシ脂肪を粉体用セルに入れ、近赤外分析装置で測定すると、ウシ脂肪の脂肪酸含量、モノ不飽和脂肪酸割合および脂肪融点を簡易に、迅速かつ非破壊的に測定できる。 背景・ねらい 牛肉の食味評価では、脂肪中...
要約 牛床においてふん尿と敷料の混合物を飼養中に発酵・乾燥させ、除ふん作業を省力化すると考えられていた採光性牛舎牛床のふん尿と敷料の混合物は、高温発酵しておらず、一般の牛ふん堆肥と比較しカリウム濃度...
要約 開発したサツマイモ茎葉回収機は、塊根を損傷することなく茎葉を引抜き細断して回収する自走乗用型の収穫機で、人力による茎葉収穫作業の15~20倍の能率向上が見込め、本機の利用により茎葉の大量収穫と家畜...
要約 本機は、大型スチールコンテナを搭載し、いも収納時の損傷軽減化と容器積み下し簡易化のための昇降フォークを装備した貯蔵向けサツマイモ用収穫機で、開発ベースは青果用サツマイモ等での利用が多い小型自走...
要約 サツマイモの茎葉細断処理と藷梗引抜きを一工程で行うトラクタ用作業機で、畦内の塊根損傷軽減化と、その後の掘取作業の大幅な省力化が期待できる。 キーワード サツマイモ、茎葉処理、藷梗引抜き 背景・ね...
要約 開発した葉付きタマネギ皮剥ぎ調製機は、事前に根切・葉切を行った葉付きタマネギに圧縮空気を吹き付けて球表面の保護葉を剥ぎとるもので、本機を利用することで慣行作業の3~4倍の能率向上が図られる。 キ...
要約 若掘りゴボウの葉柄調製作業は、「葉柄リング切込器」、リング切込み後に葉柄を剥葉しながら洗浄する「ブラシ式剥葉洗浄機」、規格別に長さを切り揃える「規格揃簡易切断機」を利用することにより慣行作業の...
高温登熟条件下における背白米の発生に及ぼす玄米タンパク質含有率の影響
要約 出穂後20日間の平均気温27~28℃においては、玄米タンパク質含有率6.0%を下回ると背白米発生割合が増加する。28℃以上になると、高温登熟性の劣る品種では玄米タンパク質含有率を高めても背白米の発生軽減は困...
要約 プラントアクティベータであるチアジニルとパン酵母抽出物製剤をチャに葉面散布すると、チャ炭疽病菌とチャ輪斑病菌に対する病害抵抗性が誘導される。また、圃場のチャ新芽に散布すると、収量や化学成分に...
暖地早場地帯における「べにふうき」緑茶のメチル化カテキン多収摘採法
要約 年4回の摘採が可能な暖地早場地帯の「べにふうき」では、慣行より約10日遅く摘採する極遅摘み法により、年間にメチル化カテキン約15kg/10a、生葉約3300kg/10aが得られる。二、三番茶は、積算温度1200~13...
系統樹解析によって明らかになったオルトブニヤウイルスの遺伝子再集合
要約 沖縄で牛の血液から分離・同定されたオルトブニヤウイルス属Batai(バタイ)ウイルスにおける遺伝学的解析結果は、自然界において遺伝子再集合が同属のウイルス間で起こっていることを示している。塩基配列...
要約 我が国で過去に分離されたアカバネウイルス株は多様な遺伝学的性状を示し、固有の株が常在・流行しているのではなく、毎年のように海外から様々な遺伝子型のウイルスが侵入し、その一部が一過性に広がると...
要約 「さつま白もち」は、糊化開始温度が低く柔らかい特性を持つ品種である。また「クスタマモチ」に比べ、糯米粉及び求肥生地の色は白い。蒸し米加工品及び求肥等餅菓子に用いると柔らかく、かつ伸びの良い特性...
要約 さつまいも葉からアルコールを使用しない条件でポリフェノール類(クロロゲン酸類)を抽出する方法として、熱水抽出、加熱処理後の水あるいは熱水抽出が有効である。 キーワード さつまいも、葉、ポリフェノ...
窒素肥効率に基づく家畜ふん堆肥の飼料畑利用下での亜酸化窒素排出係数
要約 窒素肥効率を勘案した飼料作物の全量家畜ふん堆肥栽培および化学肥料との併用栽培における亜酸化窒素の年間排出係数は、0.15~0.32%で、IPCCデフォルト値(1.25%)を超えることがなく、化学肥料栽培における...
要約 ハクサイの慣行施肥体系(基肥-追肥2回)において、結球開始期に施用する追肥窒素の10日以上の遅れは、結球重を減少させるだけでなく、結球中の硝酸イオン濃度の上昇をもたらす。特に、硝酸系肥料の使用は硝...
施設軟弱野菜連作下におけるチンゲンサイ栽培に適した窒素施肥法
要約 施設軟弱野菜連作下において、チンゲンサイの生育は、作付前の土壌中無機態窒素と施肥窒素の合計量が20mg/100g乾土以上で抑制されることから、施肥窒素量は、この値から作付前の土壌中無機態窒素を差し引い...
要約 茶園の深刈りや中切り更新後のうね間幅拡大により、雨水の地面への落下や地下への浸透水量が増え、地下への硝酸態窒素の溶脱量も高まる。 キーワード チャ、深刈り、中切り、うね間幅、浸透水量、硝酸態窒素...
要約 深刈り更新直後に石灰窒素入り複合肥料を施肥窒素量で10kg/10a程度施用すると土壌中のアンモニア態窒素含量が高く推移し、翌年の生葉収量が増加する。また施肥量も窒素量で10kg/10a程度ならば、土壌中のpHや...
要約 葉打機内への付着が予想される濡れ葉や深蒸し茶は、葉打機主軸回転数を前工程の10分間程度、標準回転数の2割程度少なく設定することで付着量が減少する。またその後回転数を戻すことで工程時間の延長が抑え...