要約 ニガウリの雌花は、雌ずいの花柱内に3箇所の花粉管誘導組織があり、花粉は受粉後直ちに発芽し、花粉管の伸長が始まる。花粉管は柱頭、花柱内を束になって伸長し、受精4時間から8時間後に始まり、12時間後に...
要約 キク栽培の塩害を軽減するためには、潮風によって植物体に塩分が付着する前または直後の散水が効果的である。散水量は本圃では、約5mm以上、採苗圃では約30mm以上必要である。 キーワード キク、塩害、散水...
要約 奄美地域におけるソリダゴ「タラ」の収益性を向上するためには、7月上旬定植の最適な暗期中断の電照時間は慣行である3時間より長くし、5時間以上必要である。一方、1月上旬定植は1時間で十分である。 キーワ...
要約 レトロトランスポゾン配列からSTS化したDNAマーカーにより、鹿児島県育成の秋輪ギク品種「新神」と原品種「神馬」及び「神馬」の枝変わり品種等を迅速、簡便に識別できる。 キーワード 秋輪ギク、品種識別、...
キーワード LED、電照、パッションフルーツ、春実 背景・ねらい パッションフルーツの果実を春季に収穫するためには、電照栽培により冬季に開花させる必要があり、これまで、白熱電球による電照栽培が行われてき...
ブドウ「紫玉」の軽労・省力化のための整枝法および花穂管理技術
キーワード ブドウ、紫玉、整枝法、花穂管理、作業時間 背景・ねらい 鹿児島県のブドウは「巨峰」(有核)が主体で、収穫期間が8月下旬に集中するため、労働力不足や労働負荷が一層増大している。これまでに、「...
マンゴー品種「アーウィン」の満開約30日後の1回摘果による高品質化と増収効果
要約 マンゴー品種「アーウィン」は、満開約30日後に1回で摘果することによりL玉以上の果実割合が高まり、収量が増加する。さらに着色が向上し、やに果の発生も少なくなる。 キーワード マンゴー、摘果、着色、収...
要約 施設栽培キンカンでは3番花または4番花の満開1週間後に、エチクロゼート100ppmを散布すると、着果量が減少し、摘果作業が軽減できる。 キーワード 施設栽培キンカン、エチクロゼート、着果率、摘果、労力軽...
要約 サツマイモでん粉滓を原材料とした紙マルチは、高温期の地温抑制効果があり、6月から9月にかけて播種、植付する作型に適する。青果用サツマイモでの形状改善効果や秋バレイショでの増収効果が期待できる。 ...
早期高糖で茎重型のサトウキビ新品種「NiN24」(旧系統名 KN91-49)
要約 サトウキビ「NiN24」は、沖縄本島南部地域における1月から2月の収穫において、1茎重、原料茎重が重く、可製糖量が多い。早期高糖性で、夏植え型栽培により、秋から初冬季にかけての早期収穫にも対応できる。...
要約 本機は既存の自走式門型トンネル敷設機の走行台車に装着し、トンネルの直線支柱(ダンポール)を抜取りながら回収するものである。 キーワード 自走式、トンネル、回収機、支柱、ダンポール 背景・ねらい ト...
要約 本機は掘取刃のブレードのみを上下に振動させながら崩土を行うもので、長さ50cm程度までの短根ゴボウの掘取り作業に利用できる。装着できるトラクタは、出力15~23kWである。 キーワード ゴボウ、振動、掘取...
茶中間母本農3号由来の高カフェイン形質に連鎖するDNAマーカー
要約 高カフェイン、高タンニンを特徴とする茶中間母本農3号(MAKURA1号)の後代において、高カフェイン形質に関するQTL(HCaf-1)近傍のRAPDマーカー(MKR1(17))は、茶中間母本農3号由来の高カフェイン形質の...
背景・ねらい 近年,磯焼け地帯(図-1)において,これまで見られなかったホンダワラ属が確認され,所によっては藻場を形成するに至っている。このホンダワラ属は,熱帯,亜熱帯で見られる種が多く,温暖化などと...
背景・ねらい クロマグロの種苗生産時の減耗時期として、日齢10までの減耗と体長7mm以降に発生する共食いを主原因とする減耗の2点が挙げられる。飼育初期の減耗要因は、クロマグロ仔魚が水槽底面に沈降して死亡す...
背景・ねらい 刺身商材等として広く消費されている養殖カンパチは,これまで種苗の供給が不安定で高価な外国産の天然種苗に依存しているが,種苗生産の技術を開発することにより,種苗の安定確保と養殖コストの低...
増感in situ hybridization法によるヨーネ菌特異的遺伝子IS900検出法
要約 ヨーネ病に罹患した牛の腸間膜リンパ節にみられる肉芽腫病変内において、タイラマイド増感in situ hybridization法は、ヨーネ菌が特異的に保有する挿入遺伝子IS900を高感度に検出する。 キーワード 家畜、...
要約 ハクサイの慣行施肥(基肥ー追肥2回)体系において、結球中の硝酸イオン濃度に対して影響が大きいのは追肥であり、特に2回目の追肥の影響が大きい。 キーワード ハクサイ、硝酸イオン、追肥窒素 背景・ねらい ...
ネギ軟腐病に対する非病原性Erwinia carotovora水和剤の降雨後散布あるいは散布後潅水による防除効果の安定化
要約 シラス土壌における、発病前~少発生時の根深ネギ軟腐病に対して、非病原性Erwinia carotovora水和剤(商品名:バイオキーパー水和剤)を降雨後に散布、もしくは散布後に潅水することで、安定した防除効果が...
奄美諸島のタンカンに観察される病徴によるグリーニング病の肉眼診断法
要約 奄美諸島のカンキツグリーニング病発生地域におけるタンカンでは、病徴型I、Vおよび黄化を主体にした複数の病徴が同一樹上に認められる場合に、カンキツグリーニング病に罹病している可能性が高い。 キーワ...