要約 サツマイモ苗の活着安定技術として、現地で普及しているサツマイモ挿苗機にも装着可能な植付同時かん水装置を開発した。開発機により、晴天が続く条件下で挿苗した苗においても苗傷みが少なく活着率は高く、...
要約 2畦用畦立マルチャを基軸にトラクタバッテリ電源を利用した作業機を組み合わせることにより、焼酎原料用サツマイモの植付前作業の作業可能面積は約2倍に拡大できる。加えて、燃料費、労賃削減と、資材の畦内...
背景・ねらい
ノカルジア症は,1967年に三重県の養殖ブリで初めて確認され,西日本各地のブリ養殖場へ広まった。その後,本症は沈静化に向かっていたが,2000年頃から西日本の養殖場において再び多発する...
要約 「西南糯118号」は暖地では早生に属し、多収で穂発芽性難の糯系統である。餅やおこわに加工した場合の食味が良い。 キーワード 糯、多収、良食味、穂発芽性 背景・ねらい 西南暖地の早期栽培地帯で作付け...
青果用サツマイモ「ベニサツマ」の食味(甘さ)に及ぼす増肥の効果
要約 いものβ-アミラーゼ活性が高いとマルトース含量が増加し、食味(甘さ)が向上する。施肥量が増加するとβ-アミラーゼ活性は高まる。また、生いものでん粉含量が高いと蒸しいものマルトース含量が増加する。...
ニガウリ及びその乾燥粉末に含まれるγ-アミノ酪酸(GABA)
要約 ニガウリにはγ-アミノ酪酸(GABA)が含まれる。その量は未利用部位である種子及び胎座に多い。ニガウリ全果を用いた乾燥粉末は、GABAを多く含む食品素材として利用できる。 キーワード ニガウリ、γ-アミノ酪...
要約 石灰岩風化土壌(典型普通暗赤色土)のサトウキビ畑から溶脱する窒素の80~90%は、梅雨期間に集中する。年間窒素溶脱量は、株出し栽培時が春植え栽培時に比べて少ない。また、県施肥基準量における溶脱窒素...
要約 15Nトレーサー法で推定したサトウキビ`NiF8'の施肥窒素利用率は、春植え栽培で46%、株出し栽培で51%で、基肥と追肥の利用率は、作型によって大きく異なる。また、サトウキビが吸収する窒素の約80%は、施肥由...
要約 土壌の硝酸態窒素吸着特性は土壌の種類で異なり、特にアカホヤは他の土壌に比べて、硝酸態窒素吸着量が多く、硝酸態窒素流出の遅延効果が大きい キーワード 硝酸態窒素、吸着、吸着等温式、遅延係数 背景・...
南九州シラス台地上の多腐植質厚層黒ボク土畑における年間浸透水量
要約 土壌保水量の実測に基づく水収支法によって推定される無植生条件の多腐植質厚層黒ボク土畑における1m深を通過する年間浸透水量は、年間降水量(2536mm)の約65%である。また、春夏作期間は秋冬作期間よりも...
要約 幼果期に果実内部がしみ様に褐変化し、肥大とともに果実の背部の果柄に近い部位が凹み奇形果になる障害は、開花終期の花穂にホウ砂溶液(0.2%)を散布することで軽減できる。 キーワード マンゴー、果実障害...
サトウキビ斑点病菌に対するサトウキビ各品種・系統の反応と発生調査
要約 鹿児島県で初発生した「サトウキビ斑点病」に対して真性抵抗性を示すサトウキビ品種・系統はなかった。しかし、発病してもサトウキビの生育は健全株と変わらなかった。また、現地サトウキビほ場において斑点...
我が国におけるCurvuralia lunataによるサトウキビ斑点病(新称)の初発生
要約 2005年6月、鹿児島県大島郡天城町のサトウキビメリクロン苗供給施設で発生したメリクロン苗の葉に赤褐色斑点が生じる病害は、形態学的、分子分類学的見地などからC.lunataによるものと診断同定された。本菌...
要約 過熱水蒸気や加湿熱風を熱源とする殺青機を開発した。これにより釜炒り茶製造における炒り葉機の処理能力が従来の3倍以上に向上する。さらに煎茶、深蒸し茶、蒸し製玉緑茶など多様な茶種の製造に応用できる...
要約 「フローラル優香」の9月出しで発生する奇形花は、再電照開始時期により影響される。再電照開始時期が総苞形成前期では奇形花の発生はわずかであるが、総苞形成中期および後期からでは、舌状花異常及び貫生...
要約 昼間の日射量に応じた変夜温管理を行うことで、ピーマンの収量を維持しつつ暖房用の燃料消費量が削減でき、コストを低減できる。 キーワード 促成ピーマン、日射量、夜温、コスト低減 背景・ねらい ピーマン...
低温開花性、無側枝性が優れる秋ギク新品種「新神2(あらじんつー)」
要約 秋ギク「新神2(あらじんつー)」は、変異誘発により「新神」に低温開花性を付与した品種で、無側枝性やボリューム等も優れることから、幅広い作型に適応可能である。 キーワード 秋ギク、新神、新神2、イオ...
要約 鹿児島県北薩地域におけるウメ「南高」の花芽分化は、8月上旬から始まり、12月に花器が完成する。発達中の花芽の枯死は秋季以降に認められ、樹勢衰弱樹では枯死数が多い。 背景・ねらい 鹿児島県のウメ「南...
要約 ハウスミカンでは、満開後50日目から約100日目まで後夜半の最低温度を慣行管理より1~4℃下げる変温管理で果実品質や収量を維持しつつ、燃料消費量が節減できる。 キーワード ハウスミカン、最低温度、変温管...
要約 ビワ「長崎早生」の加温ハウス栽培では、発育枝の花芽分化を確認後、細霧冷房と遮光を組み合わせることで、細霧冷房のみの場合より、発蕾及び開花が早まり収穫期も早まる。 背景・ねらい ビワ「長崎早生」の...