森林の成立と更新期間短縮に及ぼす放牧インパクトの評価(643)
摘要 林間放牧による低コスト・省力な肉牛生産システムが森林の成立と更新期間に及ぼす効果を解明するため、鹿角サイトの放牧共用林野に設定した固定調査区において稚樹の成育を検討した。スギ人工林2箇所とブナ...
摘要 カエデ類は景観林の主要な構成樹種であり街路樹や庭園木をしても重要であるが、紅葉期の葉色に対する養分条件の研究はこれまでされることがなかった。本研究ではイロハモミジを養分条件の異なる水耕法によっ...
リカレントニューラルネットワークによる専門家の視覚的判断のモデル化(299)
摘要 農業における専門家の視覚判断を代替する定量的モデルとして、主にリカレントニューラルネットワークによるアプローチを用いて、特徴量の探索・抽出の必要がなく、二次元形状に加え三次元形状やテクスチャも...
摘要 スズタケの刈り取り区では1995年にミズキとハリギリが発生し、1997年まで多くが生き残った。1996年はヒメシャラが大量に発芽した。いずれの年のハリギリ、ヒメシャラともスズタケの下ではすべて...
摘要 窒素(N)、リン(P)、マグネシウム(Mg)などの養分環境の違いが、イロハモミジ苗の葉色にどのような影響を与えるかを研究する一環として、それらの養分の二つずつが複合欠乏したときの葉色、色素を検...
摘要 樹種の分布パターンは、トチノキ、サワグルミ、シウリザクラ、ミズキ、オオバボダイジュのように谷を中心に分布するもの、ヒバ、ミズナラ、アオハダ、コハウチワカエデのように尾根を中心に分布するもの、ブ...
摘要 実生や稚樹バンクの形成が群落や個体群動態のなかで持つ意義や、それを規制する要因を解明する。特にササの動態や光環境との関連性を明らかにする。羊ヶ丘実験林の固定調査プロットに生じたササ枯れ地に8年...
摘要 広葉樹数種の苗を庇陰区(相対照度10%)と対照区(裸地)で育て、気孔コンダクタンス(Gw)と葉の水分特性を調べた。Gwは、後継樹種のイタヤカエデ、中間型のミズナラではいずれの処理区も日中にかけ...
北方広葉樹林の攪乱に対する林分構成個体の環境適応能の評価(508)
摘要 北海道は日本海側から太平洋側にかけて環境傾度が大きく、更新稚樹もその影響を受けることが予想される。そこで、環境傾度に応じて出現するイタヤカエデ2変種(エゾイタヤ、アカイタヤ)を材料に、植物季節...
摘要 低標高のブナ林の植生調査データから、両地域から分散して各10林分を抽出し、階層毎に種数・種組成等を解析した。高木・亜高木層構成種数は太平洋側が多かったが、下層構成種数は日本海側も太平洋側と同程...
摘要 NMR顕微鏡による植物組織の凍結様式の解析には異なる温度下で撮った密度画像の比較が必要である。このため温度低下に伴うコントラスト変動に寄与する要因を理論的、実験的に解析した結果、凍結に伴うコン...
摘要 天然林において、実生や稚樹バンクの形成が群落や個体群動態のなかで持つ意義や、それを規制する要因を解明する。特に北方林ではササの動態と実生稚樹群の生存とに大きな関係があると言われているため、ギャ...
摘要 実生期以降の生残・成長のパターンを、耐陰性が高い種群を形成するカエデ属3種(イタヤカエデ、オオモミジ、ウリハダカエデ)について、ギャップ及び閉鎖林冠下で解析し、種間及び生育ステージ間においてト...
摘要 8年度は細胞壁ペクチンに結合したアセチル基の結合位置とその機能について検討した。タケノコ、カエデ培養細胞の細胞壁およびデンプンを抽出したジャガイモを酵素加水分解し、加水分解物をイオン交換および...
摘要 北海道の主要虫媒花樹木5種の受粉・交配様式を調べた。キタコブシには甲虫類が訪花し、イタヤカエデ・シナノキにはハナバチ類・ハナアブ類・ハエ類が訪花していた。一方、アオダモとホオノキには多様な分類...
摘要 遷移型の異なる広葉樹5樹種を光環境を変えて育成し、乾燥に対する耐性を比較するための実験を行った。葉の水分特性や形態的特徴からみると、水ストレスに対する膨圧の維持は、先駆樹種のシラカンバ、ダケカ...
密度管理技術に基づく長伐期林分の成長・収穫予測の高度化(545)
摘要 1996年時点で林齢70年に達した常盤トドマツ人工林収穫試験地の定期調査結果から、この10年間に材積で149m3、平均樹高で2.2m、平均胸高直径で3.3cm成長するなど、今なお旺盛な成長が続...
摘要 渓畔林に成育するイタヤカエデと渓畔樹種ではないが比較的適潤環境を好むブナの当年生実生の生残過程を調査し、水分環境による生残率の変動が野外でどのように現れているかを検討した。当年秋の段階での生残...
摘要 多雪地に造成された複層林を対象に、その積雪挙動制御効果、雪害軽減効果などについてモニタリング調査を実施し、森林の環境保全機能を維持・向上するための育林技術を検討した。調査の対象とした2種類の二...
摘要 カラマツハラアカハバチは、岩手、秋田、青森の3県を中心にカラマツ造林地で大発生がみられた。1994年から3年連続の大発生で、被害地域も過去3年間の中ではもっとも広かった。カシワノミゾウムシによ...