摘要 実際の挿し木床では土のpHの上昇にともなって新芽の生育不良株(幹長が最適pH区の平均値の1/2以下とする)の割合は増加した。最低はpH4.5区の10%で、最高はpH6.8区の48%であった。新...
摘要 秋から初冬期の茶園ではチャの開花が目立つが、開花による樹勢の低下や灰色かび病の発生が懸念されている。そこで、開花・結実特性について未検討の点を調査するとともに、生育調節剤等の散布による落花や落...
摘要 栄養繁殖による茶樹は根系の浅根化が特徴である。これは施肥養分の吸収力を低下させ、干害等の気象災害を受け易くする要因となるが、繁殖方法による根系の形質変化に関する知見は少ない。近年、多肥による周...
摘要 種子根及び種子根から発生した分枝根を用いて生長、活力に及ぼすpHおよび高窒素条件の影響を検討した。種子根、分枝根の生長はpH4.5~5.2の範囲でいずれも良好であった。しかし、4.5を下回るp...
チャ遺伝資源の維持・利用のための効率的増殖技術の開発(37)
摘要 弱勢化した系統の挿し木による更新、遺伝資源利用のための迅速な増殖を図るための効率的な繁殖技術の開発を目的とする。硬化した一番茶新梢から得た挿し穂の切口付近に付傷処理を加え、さらにオーキシンの粉...
摘要 まず、最適pH範囲の下限値および全株枯死の限界pHを明らかにした。すなわち、牧の原赤黄色土壌を供試し、ポットで培地のpHを変えて検討したところ、不定根の発根が必要な挿し木の活着では、最適pH範...
摘要 スギ苗木の低照度条件下での耐陰性が、クローンや品種の間で異なることが知られている。低照度下における苗木の枯死率から耐陰性が異なるとされる8系統のスギの実生と挿し木苗計16グループを、林内照度が...
摘要 新たに5品種、3系統について葉、枝など形態的な第一次特性(49項目)を、耐病性など第二次特性(13項目)は前年度分と合わせて24点を、第三次特性の収量は前年度分と合わせて13点を調査した。その...
チャ遺伝資源の維持・利用のための効率的増殖技術の開発(37)
摘要 挿し木に適した部位が得にくいサザンカの1系統および発根が著しく悪いビルマベビーを用いて発根促進を検討した。また、秋期における挿し木の発根促進を検討した。サザンカ、ビルマベビーでは完全に硬化した...
摘要 東北地方は、夏季の低温多湿それに伴う病気の発生等により桑葉の生産が極めて不安定である。そこで、耐冷性・耐病性の検定法を開発し育種の効率化を図る。耐冷性検定:低温処理による検定結果、接触温度・時...
摘要 茶樹に対する培地の適正pH範囲を明らかにして、茶園土壌のpH管理基準作成の基礎資料を得る。4年度得られた結果は次のとおりであった、■牧の原赤黄色土における挿し木活着の最適pH範囲は4.0~4....
茶芽生育および生産機能向上に有効な新規生長調節剤の検索(173)
摘要 新芽の生育調節あるいは葉の光合成能力の向上を目的として、多数の生長調節剤の散布効果を検討した。新芽生長促進効果が認められたのはGAのみであった。萌芽抑制剤ではMCP、KUH、DC、EP、EC、...
チャ遺伝資源の維持・利用のための効率的増殖技術の開発(34)
摘要 ‘さやまかおり’の完全に硬化した一番茶新梢を用いて、オキシベロン粉衣、切口付傷処理、オキシベロン+切口付傷処理を行い、挿し木後の発根に及ぼす影響を調査した。約半年後に苗を掘り上げ根および地上部の...
摘要 東北、北陸地方の一部には17~18世紀からチャの栽培を行ってきた地域がある。今回この地域で栽培されてきた在来種の収集を行った。10月28日~11月1日にかけて、新潟県村上市や同県岩船郡朝日村、...
摘要 近年、多肥による茶園土壌の酸性化は著しく、pH3台が約7割を占め、pH2台も珍しくない。また酸性化の主原因は、施肥に含まれるアニオン類が、等価の塩基類と結合して溶脱することにあるため、施肥に伴...
根の切断に対する茶樹の生育反応解明とその制御技術の開発(193)
摘要 2年生挿し木苗のアッサム雑種10系統について、木化根からの根の再生力を‘やぶきた’と比較した。その結果、培養前にIAA100ppm水溶液に浸漬処理した場合に、木化根からの根の再生が認められ、‘や...