摘要 傾斜地における牛、山羊の菜食行動と雑草抑制効果の確認及び簡易な草地造成を試みた。放牧地の最優占種はススキ。牛は草の先端をつまみ食い的に食草するが山羊は根元まで食草する。山羊放牧区では6月24日に...
摘要 条件不利地における省力的な草地造成と管理技術を検討するため家畜(牛、ヤギ)の違いによる食草行動と雑草抑制効果を確認した。牛による野草の抑制効果は、採食よる抑制とあわせて倒圧による物理的な要因...
摘要 1 目的:家畜の放牧は荒廃農林地や里山等の管理に利用でき、地域の景観保全や農地管理に有効である。また、荒廃した傾斜地の下草刈りは労力と時間がかかり、危険を伴うことが多い。そこで、性質が温順で管...
摘要 山羊放牧による遊休棚田の管理と再利用技術を開発した。i)長年休耕し強勢雑草が繁茂した遊休棚田では10アール当たり7~8頭を約1ケ月間放牧するとススキ、クズ、ノイバラ等をほぼすべて食べ尽くす。その後...
摘要 山羊の可食草の幅は広いが草種により嗜好性に差がある。放牧当初はイタドリ、クズ、灌木を優先的に採食し、その後ススキを選択する。数年経過した強勢雑草が繁茂する遊休地では体重約35Kgの山羊を10ア...
摘要 95年センサス分析より四国地域における今後の農業生産動向を予測した結果、継続性が高い販売額500万円以上の農家が施設園芸や畜産で多く、生産量の過半を占める一方、主穀作や果樹では零細な農家が多く...
摘要 傾斜ハウス周辺に西洋ミヤコグサを栽植すると、イネ科、キク科の雑草を顕著に抑制し、9月では放任区の10%以下になった。4~6月の流失土壌量は裸地の5%以下になり、7~9月ではほぼ完全に抑制した。ま...
摘要 山羊が食草する草種はクズ、ススキ、ギシギシを含む多種類の雑草であったが、ワラビ、イタドリ、洋種ヤマゴボウは好まなかった。体重約40kgの山羊が1日に食べる草の乾物重は2kg程度で、さらにそのほぼ等量...
摘要 遊休地等の被覆植物として、ヘアリーベッチは夏以降の雑草管理に問題が残るが、環境適応力の強さによる栽培しやすさや種子コスト等の面で優れている。ヘアリーベッチをライブマルチして、雑草の抑制、地温の...
山羊-牛の組み合わせ放牧による山地傾斜草地の高度利用方式の開発(190)
摘要 山地傾斜草地において、行動特性や採食特性の異なる山羊と牛を組み合わせた放牧をすることにより、草地の利用効率を高め、その結果、高品質の草を供給することにより家畜生産性を高めることを目標に試験を行...
摘要 マップデータベース化された地域農林業資源情報による気象、地形、農地、営農等の解析結果を援用して、傾斜農地の低コスト整備・保全技術および周辺部の遊休・放棄化されつつある農地の植物・動物等利用によ...
摘要 遊休地管理に効果的な山羊放牧のための牧柵の種類と特徴について明らかにした。太陽電池を使用した電気牧柵5段ワイヤー張りは設置は容易であるが脱柵しやすい。亀甲網、有刺鉄線、竹を併用した牧柵は多様な...
摘要 有望被覆植物として選定したバーベナ、ビンカ、ヘデラ、オカメザサの4種を供試して,雑草との競合状況下で周年における被覆率、草丈、増殖性の変化ならびに根系・根量の特性を調査した。被覆率は4種とも9...
摘要 四国中山間傾斜地域では、栽培不利地から農地の遊休・放棄化が進んでいる。機械による雑草管理が困難な狭小な圃場や急傾斜法面において、中型動物による粗放管理技術の開発を行う。9年度供試したヤギはスス...
砂漠化防止対策効果の環境立地的評価手法の開発に関する研究(148)
摘要 中国内モンゴル自治区奈曼旗を対象として放牧に対する環境容量の推定と砂漠化防止対策の適用効果の評価手法を開発することを目的とした。現地放牧試験から平坦な砂丘地ではめん羊4頭/ha、小起伏地では2...
山羊-牛の組み合わせ放牧による山地傾斜草地の高度利用方式の開発(194)
摘要 9年度は、造成後5年目の試験区の牧草の植生と生産量を調査した。夏と秋の植生調査の結果では、品種適性を調べようとしたペレニアルライグラスはほとんどの区において消滅しており、逆にケンタッキーブルー...
山羊-牛の組み合わせ放牧による山地傾斜草地の高度利用方式の開発(185)
摘要 ペレニアルライグラスの3品種を供試して、短草放牧適性を評価した。利用3年目のジャイアントの年間生産量は、対前年比15~30%へと著しく低下した。利用4年目になるヤツガネ、ヤツボクも年間生産量は...
山羊-牛の組み合わせ放牧による山地傾斜草地の高度利用方式の開発(186)
摘要 "ペレニアルライグラスの生産量は、経年的に減少したがジャイアントの低下が少なかった。ヤツボク、ヤツガネ区では混播牧草が増加し、牧草収量は増加した。収量成長速度は、ジャアントの夏以降の低下が大き...
山羊-牛の組み合わせ放牧による山地傾斜草地の高度利用方式の開発(195)
摘要 採食特性の異なる山羊と牛を組み合わせ放牧することによって草地の利用率を高めるとともに、短草状態を維持し高品質飼料草を供給することによって家畜生産性を高めることを目的に、ペレニアルライグラスの品...
山羊の採食特性の解明とその活用による雑潅木林の草地造成(59)
摘要 潅木林を省力的に草地化することを目的として、ヤギを落葉潅木林に放牧し、蹄耕法による草地造成の有効性を検証する。5年度はヤギがほとんどの潅木樹種に対して非常に高い嗜好性を示すことを明らかにしたが...