グルカナーゼ遺伝子導入によるリンゴの菌類病抵抗性育種素材の開発(107)
摘要 キチナーゼやグルカナーゼ等の溶菌酵素遺伝子を植物に導入することで、菌類病抵抗性が増強されることが知られているため、リンゴについてもこれらの遺伝子を導入し、新しい病害抵抗性素材の獲得を図る。8年...
摘要 低温下におけるカボチャの着果不安定要因を解明するため、内生ホルモンの動態と関連づけて解析を進めて開花期以降に茎部の低温処理を行い、落下に及ぼす限界温を明らかにした。今後更に研究を深化されること...
チャの呈味成分の代謝に及ぼす植物生理活性物質の作用性(147)
摘要 遊離アミノ酸は、茶の重要な呈味成分である。本課題では、遊離アミノ酸の茶樹における代謝の状態を、樹液でモニタリングする方法について検討し、あわせて人為的処理による変化について検討する。7年度は樹...
摘要 "生態秩序プロジェクトの第■期にあたり、これまでの成果を継承して、アレロパシー活性の高い植物・同定されたアレロパシー候補物質を材料に、その作用機構を、生化学的な面と植物生理学的な面から解明する。...
摘要 青果物の収穫後における品質劣化の際には、青果物中の蛋白質含量の低下が観察される。これは蛋白質をアミノ酸へと分解して転流させ窒素成分を有効利用しようとする生理的な老化現象が収穫という人工的な刺激...
グルカナーゼ遺伝子導入によるリンゴの菌類病抵抗性育種素材の開発(107)
摘要 リンゴの育種においては、これまで主として交雑育種法によって果実形質の改善と病害抵抗性を含む樹体形質の改善を図ってきた。病害抵抗性の強化に関しては、野性種からの抵抗性遺伝子の導入等によって数種の...
森林生態系における環境酸性化物質の物質収支とその影響に関する研究
摘要 日本・中国・韓国において大気汚染や酸性雨など環境酸性化物質の森林生態系に対する影響に関する国際共同研究を行う。中国(成都・重慶)・韓国(ソウル、京畿道、慶尚道)において、大気汚染物質酸性雨など...
チャの呈味成分の代謝に及ぼす植物生理活性物質の作用性(161)
摘要 茶の味や品質に影響する呈味成分について、代謝に及ぼす各種植物生理活性物質の作用特性を検討し、人為的調節の可能性を探る目的で、茶の味に重要な遊離アミノ酸について樹液の簡易採取法と変動特性について...
熱帯山岳地における森林の植物種多様性、構造及び機能に関する調査研究
摘要 地球温暖化の影響は先ず葉の光合成能力の変化として現れる。そこで、同種植物の光合成特性、個葉形態、葉の養分組成と炭素・窒素同位体比を異なる標高間(異なる気温条件下)で比較し、温度が植物生理に及ぼ...
摘要 森林が気候に及ぼす影響というものは、森林樹木の植物生理的な調節機構に支配されていると考えられる。そこで、森林が気候形成に及ぼしている影響を定量的に把握するために、植物生理の効果を正しく取り入れ...
チャの呈味成分の代謝に及ぼす植物生理活性物質の作用性(161)
摘要 樹体内アミノ酸代謝をモニターする手法を開発する目的で、チャの切り枝から水置換樹液を採取して、含まれるアミノ酸組成を調査する方法について検討した。水置換樹液の主要アミノ酸はグルタミン、アルギニン...
高加工適性有用遺伝資源の育種素材化並びに良質新品種の育成(45)
摘要 人工環境制御室で温度を変えて栽培した大豆の解析により、豆乳等の収斂性の不快味に強く関与する種子のイソフラボン含量を支配する主要因の一つが登熟期の温度であり、高温により著しく低下することを示した...
土壌環境による小麦の蛋白組成変動の解明と対策技術の開発(151)
摘要 北海道産小麦の品質向上を目的とし、窒素供給を中心とする蛋白含量制御技術の開発方向性を明らかにするため、チホクコムギの蛋白組成の変動特性を解析した。地力窒素の異なる黒色火山灰土、乾性火山灰土、重...
摘要 植物細胞のホルモン感受性がどのような機構によって制御されているかについて検討を行った。感受性がホルモン受容体の質と量に依存する可能性が考えられることから、後者の可能性について検討した。方法とし...
摘要 植物の屈性や頂芽優勢などの現象が植物ホルモンであるオーキシンの濃度勾配の結果生じると考えられており、オーキシン作用を解析するためにはオーキシン輸送系を明らかにする必要がある。そこで、屈性異常を...
摘要 フラボノイド化合物は植物生理学的あるいは病理学的に重要な機能を有しているが、特に紫外線(UV)を吸収する性質があり、UV防御物質として注目されている。本研究ではフラボノイド生合成系遺伝子の光(...
摘要 茶の呈味成分としてはアミノ酸とカテキンが主要なものであり、これら成分の代謝経路については、すでにその概略が明らかにされている。この代謝過程を遺伝的あるいは化学的に制御できれば、茶葉の品質向上に...
摘要 植物ホルモン・オーキシンは植物の成長・分化の多くのステージで重要かつ必須な成長調節物質として作用する。植物が正常に生育するためには細胞のオーキシン感受性やオーキシン濃度が分化の各ステージや環境...
摘要 植物ホルモンであるオーキシンは細胞間輸送によって移動することが知られている。また、この輸送の結果生じる組織内におけるオーキシン濃度勾配がオーキシン作用の特徴である屈性や頂芽優先などの原因である...
摘要 植物ホルモン・オーキシンの作用機構を解析するために原形質膜オーキシン受容体と考えられている膜局在型オーキシン結合タンパク質の構造解析を行った。トウモロコシより精製したオーキシン結合タンパク質の...