摘要 雲形病抵抗性系統北陸皮33、34号の栽培特性を解明するため、越冬前の適正な追肥時期を検討した。穂数、子実重、千粒重で有意な差が認められたが、整粒収量、白度、蛋白含量等には差は認められず、越冬前の追...
米の食味・加工適性を制御する遺伝子の単離とその機能解明(93)
摘要 米でんぷんの構造や水溶性多糖の含量と食味・加工適性との関係を明らかにする目的で、それらを制御する遺伝子の解明を行った。アルカリ崩壊性候補遺伝子の単離を行い、塩基配列を解析した。Kasalath型のアミ...
摘要 11年度は、一代雑種採種系統の採種において、種子親と花粉親の栽植比率が採種性と種子品質に及ぼす影響並びに花粉親から種子親への距離が採種性と種子品質に及ぼす影響について調査を行った。栽植比率との...
摘要 11年6月に96組合せの交配を行った。また個体選抜(F2~3)に4、集団養成(F2~4)に116の組合せを供試し、主要農業形質について選抜を行った。奨決予備試験(中央、上川、十勝、北見、遺資セ...
摘要 オランダ(VDH社)及びドイツ(KWS社)との共同育成32のF1系統(VDH-CMS×JPPの20F1系統、KWS-CMS×JPPの12F1系統)について健全ほ場において生産力、特性検定を行った結果、標準品種「モノ...
摘要 有望系統である芽系14号の生産力・食味の検定を中心に行った。各系統とも、結実初期に高温にあい、収量水準が低くなった。風雨による著しい倒伏はなかった。生産力検定試験に供した芽系14号は、10年度...
摘要 標準品種ノースクィーンを対象にした品種育成を進めてきた。最終的に標準品種より子実収量及び収油量で優れる育成系統北交4号及び導入品種AP2098を選抜し、当初の目的は達成した。しかし、これらの系...
厳寒環境における作物の生育反応と良質安定多収技術の確立(98)
摘要 純系選抜などにより選抜してきた北系1号から10号までの10系統のダッタンソバについて、生産力、栽培特性および種苗登録のため特性調査を行った。好天が続いたため、平年より茎の長さが30■程度長くな...
摘要 4倍体紫肉色の「島系578号」の生産力検定試験および色素含量分析を行った結果、栽培しやすく収量性に優れ、シスト線虫抵抗性を有し、既存品種よりアントシアニン含量が高いことが明らかとなり、地方番号...
摘要 ELISA法による主要アレルゲンタンパク質(BW24KD)の欠損変異体の探索を、国内外の40系統について個体レベルで、さらに新たな100系統について集団レベルで行い、主要アレルゲンは系統内変異...
摘要 新たに導入した103品種・系統のライコムギに、従来より保有したものを加え、154品種・系統について、栽培試験を行った。このうち、107品種・系統が収穫でき、ポーランドで育成された品種が優れてい...
寒地向け穂発芽耐性・赤かび病抵抗性良質小麦品種の育成(102)
摘要 3種類の赤かび病抵抗性検定法を行った結果、切り穂検定法と灌水ビニールハウス法が赤かび病抵抗性検定に有効であることが示唆された。切り穂検定法は省力的に多数の品種を検定する目的に向いており、灌水ビ...
てんさい一代雑種育成における選抜及び検定方法の開発(103)
摘要 根腐病では、検定ほ場において根腐病を従来よりも効率的に発病・検定可能な機械接種に結びつく粉末・地上部接種方法を開発した。育種試験の高精度・効率化に関しては、精密真空播種機の利用による播種作業の...
摘要 花粉親系統では、そう根病抵抗性、根腐病抵抗性、黒根病抵抗性及び褐斑病抵抗性系統を選抜した。種子親系統では、新たなO型系統の選抜・育成と同時に育成系統の生産力、組合せ能力検定、優良系統については...
摘要 ソバタンパク質中の主要アレルゲン(BW24KD)量を便宜的に測るELISA法を開発し、国内外の遺伝資源98系統の主要アレルゲン量を推定したところ、標準のキタワセソバに比べて約0.6~2.2倍量...
摘要 9年度に先行して交配種子を播種してポットで実生を育成し、肉色の選抜をした個体を、10年度は圃場でより実用的な形質について調査し、第2次の個体選抜を行った。選抜数は少ないが、これまでの育成系統に...
厳寒環境における作物の生育反応と良質安定多収技術の確立(95)
摘要 未改良作物であるだったんそばは、機能性食品として有望であるが、品種の個体変異が大きく、各種形質の均等性が劣る。そこで、品種の特性向上をはかるため、MT-1及びMT-3系統から分離育種法によって...
摘要 9年度に引き続き10年度も「キタワセソバ」および「キタユキ」の有限花序性系統について、圃場試験を行った。各有限花序系統は、開花期、成熟期等、早晩性とも、ほとんど親系統と相違なかった。登熟の斉一...
摘要 「ノースクイーン」を標準品種とし、育成F1系統10系統および導入系統6系統について生産力検定試験を行った。収穫期の暴風雨によって、育成F1系統10系統の試験区内個体がすべて倒伏したため、試験個...