転作田、耕作放棄地等を活用した放牧における牧養力の解明及び、施設、作業システムの改良
摘要 i)耕作放棄地を寒地型牧草地に造成し、適切な放牧と施肥を行えば、5年以上利用しても10アールあたり700-800kgの牧草乾物生産量を確保できること、肉用繁殖牛1頭当たり26アール程度の面積で放牧を行えば...
摘要 i)17ヶ月齢まで放牧した牛は、同月齢まで舎飼いした牛に比べて胸最長筋や半膜様筋のI型筋線維の割合が多いが、12ヶ月間の肥育後にはこのような特徴は消失することを見出した。また、17ヶ月齢まで放牧した...
摘要 傾斜地での放牧が肉用牛の筋肉組織と生産性に及ぼす効果を調べた。i)筋肉組織におけるI型筋線維(持続的な運動に関わる線維)の割合と放牧の関係について解析した結果、生時から5ヶ月齢までの間親牛ととも...
摘要 山羊放牧による遊休棚田の管理と再利用技術を開発した。i)長年休耕し強勢雑草が繁茂した遊休棚田では10アール当たり7~8頭を約1ケ月間放牧するとススキ、クズ、ノイバラ等をほぼすべて食べ尽くす。その後...
肉質形質に関与する候補遺伝子の染色体マッピングと多型解析(253)
摘要 と殺後の肉の軟化への関与が示唆されるウシカテプシンLおよびウシカテプシンDの各々の遺伝子について解析を行った。カテプシンL遺伝子について、ウシ品種による出現頻度の違いを検討した。第2イントロン...
東北地方の水田を活用した肉牛生産におけるメタン産生の把握と抑制(266)
摘要 自給飼料源として期待されている飼料イネホールクロップサイレージを黒毛和種繁殖雌牛に維持水準で給与し、メタンの産生量をイタリアンライグラス乾草と比較した。その結果、イネサイレージおよび乾草をそれ...
摘要 抗病性を始めとする経済形質との関連が示唆されているサイトカインについて、日本国内で飼養されている牛品種内あるいは牛品種間における遺伝子多型の出現頻度の違いを検討した。TNF-α遺伝子のPCR-RFLP解析...
摘要 良質牛肉の低コスト生産のために、乳牛や日本短角種を用いた安定的な双子生産技術や胚移植による黒毛和種子牛生産システムを確立する。FSHならびにPGF2αを用いた過剰排卵処置を日本短角種雌牛6頭に実施し...
関東地方における森林性移入鳥類の在来生態系への影響(677)
摘要 ミゾゴイは準絶滅危惧種に指定されているがその生態についてはほとんど研究されてこなかった。この種は都市近郊林の鳥類の中で最も絶滅が危ぶまれている種の一つであり、保全の必要性が高い種である。ミゾゴ...
摘要 1997年に侵入が確認されたインゲンテントウについて、成虫の産卵と幼虫の発育に対する温度反応を指標として、日本全国における生息可能地域を推定した。成虫の繁殖異常は27.5度C以上が5日間連続すると生じ...
摘要 生物多様性に関する指標は林縁と林内の繁殖期の鳥類群集、河川底性動物群集と森林植生の関係に、ブナ倒木上に発生する木材腐朽菌、分断化されたブナ林、ヒノキ人工林の埋土種子集団、二次林(平地林)におけ...
摘要 継代飼育中のLepidocyrtus cyaneus, Sinella curvisetaは麹を餌とし,園芸培土中で人工飼育可能であったが,あまり増殖せず,この手法による大量飼育には適さなかった。トビムシ・Folsomia hidakanaの人工...
体外成熟家畜卵子の単為発生による胚生産に関する研究(254)
摘要 食肉処理場で採取した豚卵巣から未成熟卵子を回収し、成熟培地(mTCM199)に100μMのBL1(細胞周期に関与するカイネースの抑制剤)を添加し、その後の卵核胞崩壊(GVBD)を調べた。その結果、BL1は豚卵子のCdc...
牛体外成熟卵子の安定的かつ効率的な単為発生方法の確立(255)
摘要 食肉処理場で採取した牛卵巣から卵子を吸引し、100μMのBL-1を添加したTCM199に入れ、20または24時間培養保存した。保存後に卵子を洗浄してBL-1を取り除き、5%子牛血清(CS)を添加したTCM199に移し、20また...
摘要 豚の人工授精は受胎率が低く、その結果、普及率も極めて低いままである。豚精液の保存には原精液を保存液で希釈して用いているが、保存液中の精漿の影響については不明であり、その影響の解明と作用機序の明...
クローン動物のテロメア長ならびにテロメラーゼ活性の推定(257)
摘要 体細胞クローン牛とそのドナー牛、一般牛を用いてテロメアの長さを比較した。筋肉細胞に由来するクローン牛2頭の白血球のテロメアは、同世代の子牛に比べ短かったが、ドナー牛よりは長く、白血球に関しては...
摘要 早期胚の体内培養後がその後の発生能に及ぼす影響を調べた。黒毛和種経産牛2頭を用い、発情後2日目に体外成熟、体外受精由来2細胞期胚を卵管内に外科的に移植した。移植後5~6日目に胚採取を行い、その...
黒毛和種繁殖雌牛の泌乳機能に及ぼす成長ホルモンの影響(263)
摘要 11年度は泌乳期の黒毛和種雌牛に牛成長ホルモン放出因子(GRF)を3週間連続皮下投与して、泌乳に大きな役割を果たす糖代謝に及ぼす成長ホルモン(GH)の影響を比較、検討した。GRF投与区における血...
中国中山間地域における遊休農林地及び肉用牛生産の実態解明と動向解析(28)
摘要 1995農業センサスを用いて中国地域の肉用牛飼養農家と非飼養農家の耕作放棄地率を比較すると、肉用牛飼養農家の方が低いことが明らかとなった。また、肉用牛飼養農家の中では、繁殖牛飼養農家、飼料作作付農...
摘要 経済形質に影響を持つ遺伝子座を効率的に探索する方法を開発し、地域肉用牛改良のための利用法を検討する。12,13年度はインターバルマッピングを用いた遺伝子座の探査法を開発し、14年度はその利用法...