寒地畑作地帯におけるリゾクトニア病菌個体群の多様性発現機構の解明(290)
摘要 ばれいしょ葉に胞子感染するR.solani AG3のサブグループは、rDNAのITS1およびITS2領域の塩基相同性結果から、ジャガイモ系(黒あざ病菌)に相当することを明らかにした。また、 R...
摘要 農水省ジーンバンク事業の一部を担当・実施し、我が国の植物遺伝資源の維持保存に協力するとともに、遺伝資源の生理的・生態的特性及び遺伝的特性を調査し、てんさいの優良品種の育成に役立つ情報並びに育種...
テンサイ根腐病に対する抵抗性の機作の解明及び検定法の開発(123)
摘要 抵抗性程度の異なるてんさい品種・系統を粒状培土をつめた試験管に播種し、グロースチャンバー内で8~9週間育生した後、フスマ培地で培養した根腐病菌を地際部に接種する試験管育苗・接種法により、圃場試...
ハマムギおよびヒメカモジグサのうどんこ病抵抗性のコムギへの導入(81)
摘要 ハマムギとコムギの交配では着粒率は14.8%(37粒)、ヒメカモジグサとコムギでは相互交雑の結果0.9%(2粒)および4.5%(6粒)の着粒を得えた。着粒種子はいずれも胚乳が液状であり未熟胚は...
てんさい一代雑種育成における選抜及び検定方法の開発(103)
摘要 根腐病では、検定ほ場において根腐病を従来よりも効率的に発病・検定可能な機械接種に結びつく粉末・地上部接種方法を開発した。育種試験の高精度・効率化に関しては、精密真空播種機の利用による播種作業の...
摘要 花粉親系統では、そう根病抵抗性、根腐病抵抗性、黒根病抵抗性及び褐斑病抵抗性系統を選抜した。種子親系統では、新たなO型系統の選抜・育成と同時に育成系統の生産力、組合せ能力検定、優良系統については...
摘要 直播適性に関与する要因で重要な低温発芽性及び苗立枯病抵抗性の検定法を検討した。低温発芽性に関しては、簡易発芽試験の結果、低温条件下の発芽日数や発芽率は明らかな遺伝形質であることが確認され、有望...
テンサイ根腐病に対する抵抗性の機作の解明及び検定法の開発(139)
摘要 テンサイ根腐病菌の接種源、供試植物体の生育量等の接種条件をかえた人工接種法により、圃場試験で抵抗性程度の異なる3品種・系統の抵抗性発現程度の差異を調べた。品種・系統の根腐病抵抗性の検定は、菜根...
てんさい直播栽培における中苗期土壌病害総合防除技術の開発(140)
摘要 薬剤粉衣ペレット種子を直播した場合の苗立枯病の発生実態、即効性窒素肥料、拮抗微生物、殺菌剤による防除効果、前作の影響について調査した。5月上旬以降に播種するとAphanomyces菌による苗立枯病の発生...
摘要 組合せ能力の高く、耐倒伏性、病害抵抗性等に優れた寒地向きF1品種の親自殖系統を育成するため、北方型フリント種、ヨーロッパ型フリント種およびデント種のそれぞれについて、集団改良と系統間交雑による...
摘要 北海道に適応する優良品種の選定に資するため、諸外国および国内の民間会社により育成された品種・系統の主要特性を明らかにする。11年度は、23品種・系統の生産力検定試験を行うとともに、病害抵抗性に...
摘要 本研究課題においては、インド型イネに由来するイネ縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-iのポジショナルクローニングを目的とする。11年度は、近交系(黄金晴×月の光に由来するF7種子)を利用して、抵抗性遺...
キュウリモザイクウイルス弱毒株によるトマトモザイク病の病徴軽減(299)
摘要 キュウリモザイクウイルス(CMV)に感染したトマトにCMVのサテライトRNAを接種するとモザイク症状が軽減する現象の解析のため,当場で保存しているサテライトRNAの分離株の中から有効な株の探索...
寒冷泥炭地における水稲施肥管理のための窒素診断システムの開発
摘要 泥炭地水田では水稲生育の後半に泥炭からの窒素供給があり、いもち病を誘因して登熟不良を招くなどの問題が生じていたが、客土や資材投入が行われた結果、これらの問題はかなり解消された。しかし、現在にお...
DNAマーカーを用いた大豆のストレス耐性関連遺伝子のマッピング
摘要 大豆は、寒地では畑作農業の基幹作物として、水田地帯では主要な転作作物として、営農上重要な位置を占めている。ところが、大豆はストレス耐性が不十分で、低温等の環境ストレスによって収量や種子の外観品...
ハマムギおよびヒメカモジグサのうどんこ病抵抗性のコムギへの導入(67)
摘要 コムギの近縁野生種のもつ有用形質をコムギに導入する育種素材を開発することを目的とする。ヒメカモジグサおよびハマムギとコムギのF1雑種の成熟分裂第一分裂中期像の観察から、各ゲノム間の親和性は低いこ...
キュウリモザイクウイルス弱毒株によるトマトモザイク病の病徴軽減
摘要 トマト栽培においてキュウリモザイクウイルス(CMV)の感染によるモザイク病は大きな問題となっており、低コストで環境保全型の防除法が求められている。当研究室では、CMVの感染によって激しいモザイ...
植物由来抗菌性物質を利用したストレプトマイセス属菌土壌病害の制御(280)
摘要 21科40種の植物根の水抽出液のうち、フウロソウ科のノハラフウロはジャガイモそうか病菌の2種、サツマイモ立枯病菌、サトイモ芽つぶれ症菌及び亀の甲症菌の計5種に、ユリ科のニラ、バラ科のワレモコウ...
寒地畑作地帯におけるリゾクトニア病菌個体群の多様性発現機構の解明(282)
摘要 これまで、ばれいしょの黒あざ病菌 Rhizoctonia solani AG3 の完全世代の担子胞子による発病は全く不明であったが、本菌胞子によるばれいしょ葉の感染を世界ではじめて明らかにした...
摘要 イネ縞葉枯病抵抗性遺伝子Stv-biは日本型イネに導入されて以来、単独で、安定した抵抗性を示している。本研究課題では、イネの第11染色体に座乗している抵抗性遺伝子と密接に連鎖する分子マーカーを...