1998年8月にキャベツのセル成型苗に発生した苗立枯病の新病原
摘要 10年8月に三重県内の育苗施設において、キャベツのセル成型苗の胚軸が褐変腐敗して立ち枯れる病害が発生した。苗立枯れ株から、これまでキャベツの病原菌として報告のない糸状菌が分離された。本分離菌の形...
有機質資材利用によるアブラナ科野菜萎黄病防除技術の確立(43)
摘要 アブラナ科野菜萎黄病のうちキャベツ萎黄病を対象に、土壌への有機質資材施用による防除効果をみるために、慣行の施肥の他に有機質資材(カニ殻)を2種類の畑土壌(淡色黒ぼく土と腐植質黒ぼく土)に施用し...
摘要 環境保全型畑作農業技術の開発をめざして、病原性を喪失したキャベツ萎黄病菌の生態を解明し、土壌病害の生物的防除への利用の可能性、並びに病原性関連遺伝子について検討した。キャベツ苗への接種試験によ...
摘要 近年、環境保全型畑作農業技術の確立が要望されている。当研究室では、8~11年度にキャベツ萎黄病菌の病原性喪失菌が本病に対して発病抑制効果を示すことを明らかにしてきた。そこで、本研究では、土壌病...
摘要 近年、病原菌の病原性関連遺伝子等の情報をもとに環境保護を考慮した病害防除技術の開発に役立てようとする研究が行われている。そこで、本研究では、キャベツ萎黄病菌における病原性関連遺伝子を単離・同定...
てんさい直播栽培における中苗期土壌病害総合防除技術の開発(124)
摘要 苗立枯病の発生に及ぼす前作の影響として、テンサイ以外の畑作物の跡地における発生の増加が少ないこと、野生エンバクは夏以降に播種し、気温が低下してからすき込む必要があることを明らかにした。資材の影...
耐病性関連defensin・RIP・レセプターカイネース遺伝子の単離とイネ組換え体作出(73)
摘要 耐病性イネ品種の開発に有効な新規性と実用性の高い耐病性関与遺伝子をイネに導入することを目的とする。キャベツとコマツナからディフェンシン遺伝子を単離し、それらと改変遺伝子を導入した、約1,000の組...
耐病性遺伝子Defensinおよびタウマチンを導入したイネ組換え系統の環境に対する安全性評価(84)
摘要 実用的な組換えイネ系統の作出を目指し、キャベツ及びナシから単離したディフェンシン遺伝子とタウマチン遺伝子をイネ品種「どんとこい」に導入することによっていもち病抵抗性が確認されたイネ系統について...
有機質資材利用によるアブラナ科野菜萎黄病防除技術の確立(43)
摘要 有機質資材を土壌に施用することによるキャベツ萎黄病の発病抑止効果を調べるため、カニ殻を淡色黒ボク土、腐植質黒ボク土に施用してキャベツ萎黄病菌の発病抑止試験と拮抗微生物の変動解析を行った。その結...
エンドファイト利用によるアブラナ科野菜萎黄病防除技術の確立(44)
摘要 環境保全を考慮した病害防除技術の開発を行うため、キャベツへの前接種により、キャベツ萎黄病に対して発病抑制効果のある糸状菌を選抜して、生物防除資材としての有効性を検討した。その結果、現在までにス...
病原性喪失菌を利用したキャベツ萎黄病防除技術の開発(187)
摘要 病原性を喪失したキャベツ萎黄病を利用したキャベツ萎黄病防除技術を開発するため、病原性喪失菌の処理方法の検討を行った。セル成型育苗培土に育苗培土A(スーパーミックスA)、育苗培土B(スーパーセルト...
摘要 キャベツ萎黄病菌における病原性関連遺伝子を単離・同定し、病原性メカニズムを遺伝子レベルで解明するため、REMI法によって得られた病原性欠損変異株REMI10を解析した。その結果、形質転換に用いたベクター...
原生動物による土壌糸状菌病害制御のための基盤的研究手法の開発(195)
摘要 原生動物の捕食作用を利用した土壌糸状菌病害の抑制手法開発のため,キャベツ萎黄病菌・Fusarium oxysporum f. sp. conglutinans摂食性の数種の繊毛虫を見いだした。これらのうち容易に飼育でき増殖も早い2...
摘要 9年8月 ~11年 3月に三重県下の育苗施設でキャベツのセル成型苗に立ち枯れを起こした各病原菌の発病適温を明らかにしようとした。Rhizoctonia solani(苗立枯病菌)では、培養型■Bと■Bの両菌が分離された。■...
REMI法によるキャベツ萎黄病菌の変異株のスクリーニングと形質転換ベクター挿入部位の解析(189)
摘要 有効な生物的防除資材を開発するために、REMI法で得られた植物病原菌の病原性変異株を解析して病原性等を解明した。その結果、キャベツ萎黄病菌のプロトプラストからREMI法により約500菌株のハイ...
摘要 病原性を喪失したキャベツ萎黄病菌のキャベツ萎黄病に対する発病抑制効果およびそれに及ぼす諸条件を解析した。その結果、病原性喪失菌の胞子懸濁液をキャベツ苗の移植時に浸根接種し、病原菌汚染土壌に移植...
エンドファイト利用によるアブラナ科野菜萎黄病防除技術の確立(63)
摘要 アブラナ科野菜の萎黄病のうちキャベツ萎黄病を対象に、有効なエンドファイト(植物体内共生菌)を探索・収集・選抜した。キャベツ苗や土壌から糸状菌を430菌株分離し、しょ糖加用ジャガイモ煎汁液体培地...
有機質資材利用によるアブラナ科野菜萎黄病防除技術の確立(62)
摘要 アブラナ科野菜萎黄病のうちキャベツ萎黄病を対象に、土壌への有機質資材施用による防除効果をみるために、慣行の施肥の他に有機質資材(カニ殻)を2種類の畑土壌(淡色黒ボク土と腐植質黒ボク土)に施用し...
摘要 現地の野菜育苗施設でキャベツのセル成型苗に発生する病害を2ケ年にわたり調査した。高温期には黒すす病、低温期にはPythium megalacanthumによる苗立枯病の被害が大きかった。黒すす...
摘要 キャベツ萎黄病菌の病原性喪失菌の振とう培養菌液にキャベツ苗を長時間根部浸漬接種して土壌に移植すると、本病とは異なる葉の萎ちょう、葉肉部の脱水、葉脈の褐色~白色え死などの症状が早期に出現した。培...