摘要 ジェミニウイルスであるタバコ巻葉ウイルス(TbLCV)のウイルスDNAを、感染していたヒヨドリバナの全DNAから、ジェミニウイルス共通プライマーを用いたPCRによって増幅してクローニングした。...
摘要 日本産タバコガ類の若・中齢幼虫は、形態的に識別が不可能であった。野外で採集したタバコガ類幼虫の実際の同定は、従来幼虫を1個体ずつ飼育して成虫を羽化させてから行われてきた。しかし、その方法では多...
摘要 タバコリングスポットウイルス等の感染やサッカリン処理によりタバコに誘導されるようにみえるタンパク質を、硫安塩析やイオン交換並びに疎水クロマトグラフィーを組み合わせて精製した。精製タンパク質のN...
摘要 プロベナゾールやその植物体内での代謝産物であるサッカリンにより、タバコにタバコモザイクウイルスに対する獲得抵抗性が誘導されることを明らかにした。このサッカリンやサルチル酸等の化合物並びにタバコ...
ネグサレセンチュウ類の分類形質の探索および種内変異の解明(291)
摘要 本研究では、ネグサレセンチュウ個体群間の病原性の相違を解明し、それらの判別手法を開発する。ミナミネグサレセンチュウは、沖縄個体群や熊本個体群はコガネセンガン(感受性品種)での増殖や加害力が大き...
摘要 東北タイプロジェクトのセミナー出席にあわせて、タイの中央部から東北部のナス科植物に発生するウイルス病の調査を行った。その結果、80%以上のタバコからタバコモザイクウイルス、50%からキュウリモ...
熱帯・亜熱帯植物に発生するウイルス病の農作物への影響(49)
摘要 沖縄県石垣市のナス科植物に発生するジャガイモYウイルス(PVY)の調査を行った。その結果、PVY抗血清と反応するウイルスを庭木のフサナリツルナスビから1株、タバコから3株、トマトから1株、ジャ...
摘要 香川県善通寺市、香川郡香南町、三豊郡財田町および徳島県小松島市においてオオタバコガもしくはタバコガの幼虫を合計 2,077頭採集し、寄生性天敵を調査した結果、寄生蜂3種(Campoletis ...
ネグサレセンチュウ類の分類形質の探索および種内変異の解明(256)
摘要 1)国内および国外のミナミネグサレセンチュウにPCR-RFLP法を適用し、供試した個体群が4つの類型に分かれることを見いだした。即ち、a)サトイモに由来し、カンショで増殖しない3個体群、b)概...
トマト黄化えそウイルス(TSWV)遺伝子のナス科野菜への導入と抵抗性検定(144)
摘要 TSWVのヌクレオプロテイン(N蛋白質)遺伝子を植物に導入するためのベクターとして、mRNA及びN蛋白質の発現量がそれぞれ異なることが期待される4種のプラスミドを構築した。これらのプラスミドを...
摘要 TMV-OM、PVY-T感染タバコ葉を電気泳動で分析したところ、既知の酸性PRタンパク質の9個のバンド(PR1a,1b,1c,PR2a,2b,2c,PR-3a,3b,PR-5)が検出された。T...
摘要 タバコモザイクウイルス(TMV)による抵抗性反応であるタバコの局部病斑の形成に及ぼす抵抗性誘導剤プロベナゾールとサッカリン、サルチル酸の影響を調べた。3薬剤をそれぞれ処理したタバコでは病斑の増...
摘要 タバコモザイクウイルス(TMV)、ジャガイモYウイルスえそ系(PVY-T)感染葉からは既知の酸性PR蛋白質の9個のバンド(PR1a、1b、1c、PR2a、2b、2c、PR-3a、3b、PR-5...
摘要 新しく見つかったルドベキアモザイクウイルス(RudMV)を純化し、抗血清を作製した。この抗血清を用い、ルドベキアと同じキク科の植物に感染し、かつ同じ粒子形態をしているカブモザイクウイルスおよび...
摘要 3~6年度の研究成果として、トマト(タイムリー)にキュウリモザイクウイルス(CMV)-Y系統の外被タンパク質遺伝子を導入することによって、CMV-Yの感染に対して抵抗性のかなり強いトマトが得ら...
組換えトマトで発現するCP遺伝子とチャレンジウイルス間の遺伝子組換え
摘要 最近、ウイルスの外被蛋白質(CP)遺伝子を発現する形質転換タバコにおいて、チャレンジウイルスとの間に遺伝子組換えが起こることが報告された。当場で作出されたキュウリモザイクウイルスのY系統のCP...
有用植物の病害診断・防除総合システムの開発-宿主植物・病名・病原のデータ整理
摘要 有用植物の病害は約8,000件記載されており、本データベースでは、そのうちの主要な23作物約800件の病害をリストすることになった。病原体の識別性状として、真菌については造胞子の特徴、胞子の形...
亜熱帯地域に発生するサツマイモウイルス病の発生生態の解明(67)
摘要 サツマイモ斑紋モザイクウイルス強毒系統(SPFMV-S)と普通系統(SPFMV-O)は従来の手法によっては容易には判別が困難であったが、SPFMV-Oで吸収したSPFMV-S抗血清を使用した免...
摘要 1988~1991年に各地のカキ産地に見られるモザイク、奇形葉、クリンクル、枝の凹陥、異常落果、発芽遅延、萎縮などの各種のウイルス病様症状を示す樹から穂木を採集し、西条実生苗または富有に接ぎ木...
ブドウウイルス病様症状の病原の同定及び診断法の確立(230)
摘要 ブドウ属検定植物カベルネ・フラン及びセント・ジョージに同様な症状を発現し、接ぎ木伝染性が推察された台木品種5BBのベインモザイク症状について汁液接種及び電子顕微鏡観察によりウイルスの検出を試み...